【WeChat】LINEとの共通点と違いをくわしく解説!
WeChatとは「中国版LINE」とも言われており、コミュニケーションツールとして使われております。では、WeChatとLINEには、どんな共通点があり違いがあるのでしょうか。メッセージや機能、無料かどうか?などすべてのことを比較していきたいと思います。
目次
WeChatとLINEの概要
WeChatとは、中国で生まれた中国最大のコミュニケーションツールです。「微信=WeChat」「支付=支払い」という中国語を日本の町でも見かけるようになりましたが、実はこれWeChatで支払うことができるという単語なのです。
このように、中国からの観光客が日本の町でWeChatを使っている姿を多く見かけるようになりました。WeChatは、中国を中心とした中華圏で使われていますが、最近では世界で使われるようになっており、人気のコミュニケーションアプリなのです。
そんなWeChatですが、あの「LINE」と似ていると一部で話題なのです。WeChatは「中国版LINE」とも呼ばれており、無料で使うことができます。そんな中国版LINEと言われている、WeChatを詳しく紹介していきたいと思います。
運営会社
WeChatの運営会社は「大手IT企業テンセント(中国語:騰訊)」が製作した無料インスタントメッセンジャーアプリです。
中国版WeChatは「Tencent Holdings Limited」が提供会社となっています。
利用しているユーザー数
WeChatの利用者数(ユーザー数)は、全世界10.825億人(MAU)となっています。WeChatのユーザー数は世界でもトップクラスのユーザー数です。多言語に対応をしていますので、WeChatのユーザー数は多いのは当然です。
あのLINEのユーザー数は、1億6,800万人となっております。LINEのユーザー数と比較すると、いかにWeChatのユーザー数が凄いということがよく分かります。
WeChatとLINEの共通点
WeChatとLINEの共通点の表
機能 |
WeChatとLINEの共通点 |
メッセージ | チャットでメッセージのやり取りができる グループチャットの設定もあり、写真やスタンプの送信・受信可能 相手をブロックする機能がある |
通話 |
インターネットの回線を使って音声、ビデオ通話が可能 |
モーメンツ |
LINEでいうタイムラインと同様の機能で、近況や告知などアップすることができる |
友達検索 |
QRコードやIDで検索ができる |
シェイク |
LINEの「ふるふる」機能と同様のもので、近くにいる人と同時にスマホを振ると連絡先の交換などが可能 |
メッセージのやりとり
WeChatとLINEは、どちらもメッセージのやり取りでコミュニケーションをとることができます。グループチャットやスタンプなどもWeChatとLINEは利用可能ですので、違いはありません。
メッセージ機能の共通点は、ほぼ同じだと思ってもいいでしょう。
通話
WeChatとLINEの続いての共通点は、通話です。WiFiやモバイルデータ通信を使って音声、ビデオ通話に対応しております。電話でのコミュニケーションの違いはなく、音声電話とビデオ通話を楽しむことができます。
近況の投稿
近況の投稿という機能もWeChatとLINEどちらも共通点の機能です。WeChatではモーメンツと言う機能で、近況や告知などを公開することができます。
友達検索
つづいてのWeChatとLINEの共通点は、どちらも友達検索に対応しています。QRコードやIDで友達を検索することができます。
スマホを振って連絡先交換
また、連絡先交換手段もWeChatとLINEに共通点があるのです。それは、LINEの「ふるふる」機能と似たような機能がWeChatにもあるのです。お互いにスマートフォンを振るだけで、連絡先を交換できるという優れた機能が搭載しています。
多言語に対応
WeChatとLINEが世界中で使われている理由である「多言語」に対応しているという共通点があります。
WeChatの多言語の内容は、中国語はもちろん、英語、日本語、スペイン語、韓国語、イタリア語などの約20言語に対応しています。
LINEも、多言語に対応しており日本語、英語、中国語、アラビア語、イタリア語などの全17言語に対応しており、どちらも多言語対応しております。
企業のPRに活用できる
そして、WeChatとLINEは「企業のPRに活用できる」という共通点があります。
WeChatのビジネスアカウントでは、ユーザーにメッセージを送信したり、企業がオリジナルのメニューを作成・設置し、自社のコンテンツに効果的に誘導することが可能です。さらに、自社アプリとの連結もできるアカウントもあります。
LINEでは、「LINE@」と「LINE公式アカウント」という企業のPRに活用できるアカウントがあります。
WeChatとLINEの違い〜機能〜
WeChatとLINEの機能の違いの比較表
機能 |
WeChatとLINEの違い |
既読機能 |
WeChatには既読機能は搭載していない |
スタンプ |
LINEに比べて無料のスタンプが豊富 |
近くにいる人 |
位置情報をONにすることで近くにいる人(他人)をリアルタイム検索できる |
メッセージボトル |
「海にメッセージを入れた瓶を流す」という仕組みで知らない人のメッセージを拾ったり、送ることができる出会いの機能 |
既読機能
LINEには、既読機能がありますが、WeChatには既読機能はありません。
無料のスタンプ
LINEは、有料のスタンプが多い傾向がありますが、WeChatは無料で使えるスタンプが豊富で楽しいです。
近くにいる人を検索
位置情報をONにすることで近くにいる人を検索できるという機能がWeChatにはあります。
メッセージボトル
海にメッセージを入れた瓶を流すというコンセプトをとっているメッセージボトルと言う機能がWeChatにはあります。知らない人のメッセージを拾ったり、送ることができる出会いの機能です。
コミュニケーション機能
WeChatには、まだまだ機能が存在します。WeChatにだけしかない機能を2つ紹介していきます。
お年玉を贈る
WeChatには「お年玉を贈る」という機能があります。中国ではWeChatを使ったてお年玉を贈るという文化があります。個人でもグループチャットでもお年玉を贈ることができます
シェイク機能
シェイク機能とは、スマートフォンをシェイクするのです。丁度同じタイミングでシェイクした人とユーザー情報がお互いに送信されるという面白い機能です。興味を持った相手であれば連絡を取り合うことが可能となります。
WeChatとLINEの違い〜決済サービス〜
最後に、WeChatとLINEの違いについて比較するのは「決済サービス」です。WeChatとLINEは、決済サービスにも対応しています。
お互い「WeChat Pay」と「LINE Pay」という決済サービスがありますので、説明をしていきたいと思います。
WeChat Payの利用状況
中国国内では、WeChat Payを利用できる店舗が最近急激に増えており、都市であればほとんどの店舗で支払いを済ますことが可能です。
そして、一部の大型スーパーなどでは、WeChat Pay対応モバイル決済専用のレジが大半を占めています。また、日本国内でも使えるお店が増えてきました。
LINE Payの利用状況
LINE Payは、WeChat Payと比べると使用できるお店が少ない傾向があります。日本国内でも使えるお店がまだ少ないのが現状です。
まとめ
以上が、【WeChat】LINEとの共通点と違いをくわしく解説!の記事でした。WeChatとLINEは多言語、無料、機能などさまざまな共通点がありましたが、WeChatにしかない機能もありますので、要チェックです。
それでは、この記事を参考にしてWeChatを日本でも使ってみてはいかがでしょうか。