2019年09月08日更新
【Android】キャッシュデータ削除をアプリ不要でする方法!
Android 8.0とAndroid7以前それぞれのAndroidでアプリのキャッシュデータをアプリ不要で削除する方法をご紹介します。キャッシュ削除によりアプリがどうなるのかという疑問からキャッシュ削除のデメリットやメリット、各注意点まで説明します。
目次
【Android】キャッシュデータとは
皆さんはAndroidのキャッシュデータを削除したことがありますか?今回この記事ではキャッシュデータ削除アプリを使用せずに、純正のAndroid設定アプリでキャッシュデータを削除する方法について説明します。
またキャッシュデータとは何か、キャッシュデータを削除することにより発生するメリットやデメリット、その他注意点についてまとめてみました。
キャッシュデータの役割
アプリのキャッシュデータとは、アプリ内で一時的に保存されたデータのことをさします。キャッシュデータとして一時的に情報をダウンロードすることで、その情報を何度もダウンロードせずとも簡単に再使用できるといった役割を担っています。
【Android】キャッシュ削除のメリット/デメリット
ここではAndroidでのアプリのキャッシュ削除のメリットとデメリットについて説明していきます。基本的にキャッシュを削除することでメリットを得られますが、一概にそうとは言えません。
メリット
まず始めにAndroidでアプリのデータを削除することで恩恵を受けることができるメリットについて説明していきます。
処理速度の向上が期待できる
アプリのキャッシュデータといったものは基本的にアプリを使えば使う程どんどん増えていきます。するとお使いのAndroidのキャッシュデータの容量が全容量に対して大きくなっていきます。
当然のようにAndroidのように空き容量も少なくなり、キャッシュデータ含めたデータへのアクセス量も増えてしまい、Android全体で動作が遅くなってしまいます。
そのため不要なキャッシュデータを削除することにより、キャッシュ容量が減り、全体のデータ処理速度の向上を望むことができます。これがキャッシュデータを削除するメリットといえるでしょう。
デメリット
次にAndroidのキャッシュデータを削除することで、悪影響を及ぼすデメリットについて説明していきます。
アプリ単位の表示速度は低下する
キャッシュデータはネットからの画像や動画情報などを一時的に保存したものとなっています。つまり、キャッシュデータのおかげで画像や動画の再表示が素早くなります。
逆を言えばキャッシュデータ削除することにより、データの再ダウンロードが発生して、アプリ内の画像や動画情報といったデータの表示速度が低下してしまいます。
【Android】キャッシュデータ削除をアプリ不要でする方法
ここではAndroidのキャッシュデータ削除を"キャッシュ削除の専用アプリ"不要でする方法について説明していきます。Android 8.0とAndroid7以前ではアプリ不要のキャッシュ削除方法が異なるので注意してください。
Android 8.0以降の削除方法
まず初めにAndroid7以前ではなくAndroid 8.0以降のアプリのキャッシュ削除方法について説明していきます。
Android 8.0以降のAndroidでは、アプリ単位でのみキャッシュを削除することができます。後述しますがAndroid7以前で可能であったキャッシュの一括削除方法ができなくなり、アプリごとにキャッシュ削除操作をする必要があります。
アプリ単位でキャッシュを削除する
早速Android 8.0でのアプリ単位ごとにキャッシュを削除する方法について説明していきます。まず初めにAndroidの設定アプリを開いて、"アプリと通知"の項目をタップしてください。
"アプリと通知"の設定画面が表示されたら、"最近開いたアプリ"の項目下に"◯◯個のアプリをすべて表示"とあるのでそこをタップしてください。
すると上の画像のようにAndroidにインストールされている全てのアプリが一覧として表示されます。キャッシュを削除したいアプリを一覧から選んで、アプリの項目をタップしてください。
選択したアプリのアプリ情報が表示されます。アプリのキャッシュを削除するには、まず"ストレージ"をタップしてください。
上の画像のように"キャッシュを削除"という項目があるので、そこをタップしてください。すると"使用済み容量"にある"キャッシュ"項目のデータ量が0になります。これでAndroid 8.0のアプリのキャッシュを削除することができました。
キャッシュを削除するべきアプリとは
Android 8.0ではアプリごとにキャッシュを削除するため、キャッシュを削除すべきアプリを見極める必要があります。困った場合はキャッシュが大容量もたまってしまっているアプリを優先的に削除してみてください。
優先的にキャッシュを削除すべきアプリの例として、まずChromeアプリといったブラウザアプリが挙げられます。他にTwitter、Instagram、Facebook、LineやTiktok等といったSNSアプリもキャッシュ削除すべきアプリといえます。
画像や動画といった容量の大きいものを大量にネットから読み込むようなアプリは定期的にキャッシュ削除することをおすすめします。
Android 7.0以前の削除方法
続いてAndroid7以前のAndroidでアプリのキャッシュを削除する方法について説明していきます。Android7以前の端末ではキャッシュを一括削除することができます。またAndroid7以前ではAndroid 8.0のようにアプリ単位でもキャッシュ削除できます。
一括削除手順
Android7以前のアプリのキャッシュ一括削除手順について説明していきます。まずはAndroidの設定アプリを開いてください。上の画像のように設定アプリが開いたら、中から"ストレージ"の項目をタップしてください。
Androidのストレージの設定画面が表示されたら、キャッシュが保存されている"内部共有ストレージ"をタップします。
すると上の画像のようにいくつかの項目が表示されます。下の方にある"その他のユーザー"の項目の"キャッシュデータ"をタップしてください。
そのまま"OK"をタップしてください。これでAndroid7以前のアプリのキャッシュを一括削除することができます。
【Android】キャッシュデータ削除の注意点
最後にAndroidでキャッシュデータを削除する際の注意点について説明していきます。キャッシュデータ削除専用のアプリを使うとどうなるのか?キャッシュ削除するとアプリデータはどうなるのか?といった疑問を解決します。
キャッシュデータ削除アプリを使うメリット/デメリット
Androidアプリにはキャッシュデータを削除してくれるアプリが存在しています。これらのキャッシュデータ削除アプリはGooglePlayストアから"キャッシュ削除"と検索すれば簡単にインストールすることができます。
これらのアプリを使用する上での注意点(デメリット)としては、インストール操作が必要でアプリによってはデータ削除以外の余計な機能がついてきてしまう可能性があります。また広告表示もあったりと余計に重くなる可能性があります。
ただ一括でキャッシュ削除することができるといったメリットもあるので一概に悪いとは言えません。できるだけシンプルなのを選びましょう。
キャッシュを削除するとアプリデータはどうなるのか
またキャッシュを削除するとアプリのデータが消えるといった注意点はないので気軽にアプリのキャッシュを削除することをおすすめします。
例えばブラウザアプリの場合、キャッシュデータのみを削除してもブラウザアプリにあるパスワードなどのログインデータは削除されることはないので安心してください。
またゲームアプリの場合個人アカウントのゲームデータは消えることはありませんが、ゲーム内で使われる画像データや音楽データ等は消えるのでゲームアプリにもよりますがデータの再ダウンロードが必要になります。