PCゲームバンドルの月額サービス「Humble Monthly」は「Humble Choice」へとサービス改定を実施します。「Humble Monthly」のサービス改定については賛否がありますが、そのプラン内容について解説します。
PCゲームバンドル販売サイト「Humble Bundle」は、月額サービス「Humble Monthly」について今回「Humble Choice」と名前を変えサービス改定を実施することを発表しました。新サービス「Humble Choice」は12月6日から提供が開始されます。
「Humble Choice」は月額制のサブスクリプションサービスという点は変わりませんが、これまでと違いプランが3つに分かれ、さらにサービス改定時に「Humble Monthly」に加入していた人に対しては特別プランが用意されています。
今回は賛否あるPCゲームバンドル「Humble Monthly」のサービス改定や「Humble Choice」のプランの内容、そしてユーザーの評価などについて詳しく解説します。
「Humble Monthly」とは、いわゆる「PCゲームの定期お届け便」のようなサービスで、毎月12ドルで幅広い種類のタイトルのPCゲームを何本か提供されるサブスクリプションサービスです。
2019年11月には、「Call of Duty: WWII」や「Crash Bandicoot N. Sane Trilogy」など8タイトル(定価で229ドル相当のゲームタイトル)が、12ドルの月額料金で提供されています。
「Humble Monthly」からの大きなサービス改定内容とは、「Humble Monthly」では公開日になるまで受け取れるゲームタイトルが分かりませんでしたが、「Humble Choice」では全タイトルが事前に公開となる点です。
「Humble Monthly」では収録されるゲームのうち1~3タイトルのみが公開されている状態で購入する必要がありました。「Humble Choice」では全てのゲームを確認した上で購入するか選択可能となります。
その代わりに「Humble Choice」ではプランによって入手できるゲーム数が変わり、プランによって利用できるサービスも変わります。
サービス改定された「Humble Choice」プランは、「LITE」「BASIC」「PREMIUM」「CLASSIC」の4プランです。これまでと同じ契約内容の「CLASSIC」に加えて3プランが新たに登場します。
「Humble Monthly」を購読中の人は自動的に「CLASSIC」プランへと移行する仕組みとなっています。どのプランも年額一括払いなら年間で1ヶ月分お得になります。
「CLASSIC」プランは現在選択している1・3・6・12ヶ月プランにそのまま移行します。
大きく改定されている点は提供される全てのタイトルが提供前に発表される点と、毎月最大10タイトルの内からプランに応じた数のゲームを自由に選べるようになる点です。ではサービス改定後のそれぞれのプラン内容を見ていきましょう。
それぞれのプランの月額・年額料金、選べるゲーム数は以下の一覧のようになっています。
プラン | LITE | BASIC | PREMIUM | CLASSIC |
月額 | 4.99ドル | 14.99ドル | 19.99ドル | 12ドル |
年額 | 44.99ドル | 134.99ドル | 179.99ドル | 132ドル |
選べるゲーム数 | 0 | 3 | 9 | 10 |
まず対象ゲームのDRMフリー版をプレイし放題になる「Humble Trove」はどのプランでも利用できます。「LITE」のプラン内容とはHumbleストアでの10%割引があります。またHumbleオリジナルゲームへのアクセスに制限があります。
「BASIC」とは「LITE」の内容加えて、ゲーム3本を選択する権利とHumbleオリジナルゲームへのアクセスが無制限になるコースです。「PREMIUM」とは、9本のゲームが選択可能になり、 Humbleストア割引が20%になります。
「CLASSIC」はサービス改定時に「Humble Monthly」に加入していたユーザーだけが加入できるコースで、上記のプランの内容に加えて10本のゲームを受け取ることができます。
ただ一度「CLASSIC」コースを停止すると再度サービスを受けることはできません。「CLASSIC」コースが一番お得なので、今後もサービスを受けたい場合は12月頭までに「Humble Monthly」への加入すると良いでしょう。
「Humble Choice」は2019年内のスタートを予定していますが、このサービス改定に関しては賛否があり掲示板などで批判意見が集中しています。
また「Humble Monthly」のサービス改定を告知するYouTubeの動画では、11月22日現在245の好評価に対して低評価は1575と圧倒しています。
このサービスの賛否の内容としては、「Humble Choice」ではサービスの内容にほとんど変更がないにも関わらず、「CLASSIC」コースの下位プランでありながら価格は高い「PREMIUM」コースの存在は疑問視されています。
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