Googleは2020年9月から全Webサイトを「モバイルファーストインデックス(MFI)」に切り替えることを発表しました。Googleは2018年3月から移行を始め半数以上のサイトが「MFI」に移行されていますが、9月から全Webサイトが切り替えられます。
Googleは米現地時間3月5日、2020年9月から全Webサイトを「モバイルファーストインデックス(MFI)」に切り替えることを発表しました。
2018年3月から実際に移行が始まり、現時点では半数以上のサイトがすでに「モバイルファーストインデックス(MFI)」に移行しているとされていますが、2020年9月から全Webサイトが切り替えられるようです。
「モバイルファーストインデックス(MFI)」とは、Googleの検索結果において、パソコン版サイトとスマホ版サイトがある場合に優先表示させるのは、スマホ対応しているサイトである、文字通り「モバイルファースト」対応です。
Googleは2018年3月27日以降、「モバイルファーストインデックス(MFI)」への以降を進めていて今現在はGoogleの検索結果に表示されるサイトの70%が「モバイルファーストインデックス(MFI)」へ切り替え済みとなっています。
2020年9月からは、全サイトで「モバイルファーストインデックス(MFI)」に切り替えることになります。
Googleが「モバイルファーストインデックス(MFI)」に対応を進めている理由としては、昨今の検索の傾向にあります。最近ではパソコンを利用した検索よりもいつでもどこでも利用できるスマホを使った検索が増えています。
Googleは2015年にモバイル検索件数がパソコンでの検索を上回っていることを発表し、ユーザーのためにもGoogle検索の結果がパソコンサイトよりもスマホサイトを優先的に表示するべきであるとしました。
2020年9月から、全てのWebサイトが「モバイルファーストインデックス(MFI)」に切り替えられますが、この対応に関するデメリットはあるのでしょうか?
これまで70%のWebサイトがMFIへ移行済みとされていますが、これらのサイトはGoogleが移行してもランキングに影響がない確認を行ったサイトです。つまりMFIへの移行の準備が整っているサイトのみが対応されているわけです。
現時点でスマホで表示できないWebサイトはほとんどないと思われますが、スマホサイトとパソコンサイトのURLが別である場合は見直す必要があるでしょう。
9月移行はMFIへの移行の準備ができていなかったとしても強制的に移行されるとのことで、つまりモバイル対応のないサイトは、検索結果の順位が下がるなどのデメリットが生じる可能性はあります。
Googleはモバイル対応を行わない場合のデメリットを明らかにしていませんが、現実的にスマホサイトが優先的にGoogleにインデックスされるため、パソコンサイトのままの場合は対応する必要があるでしょう。
Googleは、パソコン用とモバイル用URLが別々のサイトを使用せすに、デバイスによって自動的に調整される「レスポンシブWebデザイン」を使用することを勧めています。