Googleが軽量版 Android OS「Android Go 」用のカメラアプリ「Camera Go」の提供を発表しました。28カ国で提供される軽量版 「Android Go 」向けのカメラアプリ「Camera Go」についてご紹介します。
現地時間の3月19日、Googleが軽量版 Android OS「Android Go 」用のカメラアプリ「Camera Go」の提供を発表しました。
軽量版 Android OS「Android Go 」用のカメラアプリ「Camera Go」は、4月発売予定のAndroid Go端末「Nokia 1.3」および「Nokia 5.3」にプリインストールされるほか、世界28カ国で提供を行うとのことです。
なお、Googleが「Camera Go」の提供を開始する28カ国に、日本が含まれるかどうかは現段階では明らかとなっていません。
Googleの軽量版 Android OS「Android Go 」とは、2019年8月にリリースされたGoogleの軽量検索アプリとなっています。
軽量版の「Android Go 」は、従来のGoogleアプリと比較すると7MBサイズに対して軽量版の「Android Go 」は5MBのサイズとなっています。
なお、速度が遅く、スペースが少ないスマホでもダウンロードすることができ、スマホのスペースを節約することができます。
また、「Android Go 」は検索機能だけではなく、音声検索や画像とGIF検索をはじめとして、翻訳、WEBの読み上げ機能など多くの機能が使用できます。
他にも、Googleでは、軽量版の「Google Map Go」や「Gmail Go」、「YouTube Go」、「Gallery Go」などをリリースしています。
次に、Googleが「Camera Go」の提供を開始した背景についてご紹介していきましょう。Googleに搭載されている従来のカメラアプリは、高性能で機能豊富であるというメリットがあります。
ですが、「Android Go」のスマホ端末で利用するには、操作が複雑で動作も重いことがデメリットとなっており、スマホのストレージをすぐに使い果たしてしまう可能性もあったとしています。
今回、発表された「Camera Go」は、スマホを初めて使うユーザー向けとなっており、クリーンでシンプルなインターフェースを搭載しているとされています。
Googleが提供を開始する「Camera Go」は、スマホの通信速度や、スマホ端末のストレージ容量を気にせずに、カメラ撮影が楽しめる「Android Go Edition」用のカメラアプリとなっています。
「Camera Go」は、軽量化されているうえに、ポートレートモードなど、「Google カメラ」で人気の機能も実装されています。
また、「Camera Go」では、アプリがスマホのストレージの空き容量を確認を行い、動画撮影に必要な容量を確保するようユーザーに事前に通知する機能も搭載しています。
なお、「Camera Go」アプリは、シンプルな UI となる点も大きな特徴となっており、軽量で、初心者でも操作しやすい仕様となる点も期待されています。
「Camera Go」の対象となるデバイスについては、HMD Globalが、現地時間の3月19日にリリースを発表した新端末「Nokia 1.3」以降のAndroid Go端末向けのアプリとなる予定です。
なお、今後、「Google Go」や「Gallery Go」など、他の軽量アプリと同じように、「Android Go」以外のデバイスでもインストールできるようになるかもしれません。