Facebookは最大で50人が参加可能なビデオ会議サービス「Messenger Rooms」を正式公開しました。Facebookの「Messenger Rooms」は一部ユーザーにのみテスト運用されていましたが、今回正式公開で日本でも利用可能となります。
米現地時間2020年5月14日、Facebookは最大で50人が参加可能なビデオ会議サービス「Messenger Rooms」を正式公開しました。最新版にアップデートすることで日本のユーザーも利用可能となります。
Facebookの「Messenger Rooms」は2020年4月24日に発表され、アメリカなどの一部ユーザーのみに公開されていてテスト運用されていました。
「Messenger Rooms」とはFacebook、またはMessengerでビデオ通話用のルームを立ち上げることで簡単に利用可能で、1ルームにつき最大50人まで時間無制限で利用できる機能です。今回正式公開され日本のユーザーも利用可能となります。
Facebookは「Messenger Rooms」提供の背景として、新型コロナウイルス感染拡大に伴った外出自粛のため、直接会うことのできない人たちとの繋がりを感じられるようにするためとしています。
「Messenger Rooms」の利用方法とは、MessengerやFacebookアプリ内にある「ビデオカメラ」ボタンを押してルームを作成し、招待したい人にリンクを送信するだけで始めることができます。
そして招待用のURLを受け取った人は、そのURLにアクセスするだけで参加できるというとても手軽なものです。Facebookアカウントを持っていないユーザーに対してもルームのリンクを送って招待することができ利用時間の制限はありません。
そのルームを立ち上げる主催者はFacebookのアカウントが必要ですが、招待される側はアカウント登録する必要はなく、招待コードがあれば誰でも参加できる点が大きな特徴と言えます。
Facebookでビデオ会議を行うには、ルームを作成して、Facebookのニュースフィード、グループ、イベントで共有することができ、ルームを作成すると、ニュースフィードのトップに表示される仕組みです。
主催者はルームへの参加メンバーを選択したりルーム表示をする人を選んだりでき、許可しない人が参加できないように鍵をかけることも可能です。不適切な発言をした人をルームから退場させることも可能です。
Facebookの「Messenger Rooms」は今回の正式公開で世界全体で利用可能ですが、現時点では地域によって使える機能が限られています。
北米のユーザーはFacebookアプリからしかルームを作成することができず、日本などその他の国のユーザーはMessengerアプリからしかルームを作成できません。今後徐々に全ユーザーが全ての機能を利用できるようになると説明しています。
さらに今現在FacebookとMessengerアプリでしか「Messenger Rooms」を利用できませんが、近いうちに「Instagram Direct」「WhatsApp」「Portal」からも利用可能になる予定です。