「Spotify」の最大5人参加して音楽を楽しむことが可能な「グループセッション」機能が拡張され、リモート参加が可能となりました。今回の拡張で「Spotify」では同じ場所にいなくてもリモートで「グループセッション」の参加が可能となっています。
米現地時間2020年7月28日、音楽ストリーミングサービス「Spotify」の最大5人参加して音楽を楽しむことが可能な「グループセッション」機能を拡張したことを発表しました。拡張された機能は最新バージョンで利用できます。
「Spotify」では今回の拡張で、同じ場所にいないユーザー最大5人とリモートで音楽を一緒に聴くことが可能になったとしています。
「Spotify」によると、この機能で離れた友達同士で同じ時間にジョギングをする際に同じ音楽を聴くことでお互いに頑張れたり離れた家族と同じ音楽を共有することで、同じ時間を共に過ごしている感覚を体験できたりするとしています。
この機能について「Spotify」では開発当初、たとえばパーティなどで参加者がコードを読み取りプレイリストを再生して音楽を参加者と共有したり、聞きたい楽曲を追加したりして利用することを目的としていました。
ユーザーがパーティープレイリストに参加するために「Spotify」をダウンロードすることで、アプリを広めることに繋がることを目標としていたようです。ただ新型コロナウイルス感染拡大により、パーティなどの集まりが制限されることとなりました。
そこで「Spotify」は新型コロナウイルス感染防止のため多くの人が外出自粛を行う中で、「グループセッション機能」を家族や同居人と楽しく過ごす方法として利用することや離れた友人と同じ音楽を共有することに利用することを勧めています。
「Spotify」のグループセッション機能は2020年5月にベータ版としてリリースされました。グループセッション機能では、「Spotify」の有料ユーザー同士2人以上同じ場所にいる場合リアルタイムで音楽で繋がれる機能となっています。
グループのホストとなる人が「Spotify」のアプリ内でグループを作成して、そのグループに参加するユーザーが自分の「Spotify」アプリを設定してゲストとして参加します。曲の早送りや巻き戻し、スキップなどの機能がホストだけでなくゲストも操作可能です。
さらにプレイリストへ聴きたい音楽を追加することも可能で、同じ場所にいる全員で音楽を楽しむことができます。再生されるデバイスは、ホストデバイスおよび、ホストデバイスがつないでいる機器のみとなります。
「Spotify」のグループセッション機能が利用できる条件は「有料ユーザー」であることです。「Spotify」は基本的に無料会員も制限付きですが曲の再生などが可能ですが、グループセッションには参加できません。
ホスト側であっても、ゲスト側でも有料ユーザーでなければグループセッションに参加することはできませんので注意してください。
「Spotify」グループセッション機能とは、2人以上最大5人までのグループで、メッセージアプリやSNSで参加のためのリンクを共有することで一緒にこの機能を利用することができます。
この機能を使うには、「Spotify」プレイ画面左下の「接続」メニューをタップして「グループセッションの開始」までスクロールしましょう。そこに表示される招待リンクをゲストと共有するか、スキャンして参加できる「Spotifyコード」を表示させます。
グループセッションに参加した人は誰でも操作が可能で、1人が操作を行うと全ての参加者のデバイスに反映される仕組みとなっています。この機能はまだベータ版ですので、今後修正改善されていくでしょう。