AppleのOS「Mac OS 8」をエミュレートできるエミュレータ「macintosh.js」が公開されました。開発者によると「Mac OS 8」をエミュレートできるエミュレータとは教育目的のみでの提供されているとしています。
Appleが1997年にリリースしたAppleのOS「Mac OS 8」をエミュレートできるエミュレータ「macintosh.js」が公開されました。
エミュレータ「macintosh.js」の開発者は「Slack」でアプリ開発者として働くFelix Rieseberg(フェリックス・リースバーグ)氏で、彼はかつてWindows 95を現代のマシン上に丸ごと再現したことのある人です。
エミュレータ「macintosh.js」とはElectron版デスクトップアプリで、1991年に発売された「Macintosh Quadra 900」をエミュレートしています。
開発者のリースバーグ氏は「Github」でWindows/macOS/Linux版の「macintosh.js」を公開していてダウンロードすることができます。
リースバーグ氏によると、このエミュレータにはPhotoshop 3、Premiere 4、Illustrator 5.5、StuffIt Expander、Apple Web Pageなど、様々なソフトウェアや試用版がプレインストールされています。
また「オレゴン・トレイル」や「シヴィライゼーション2」といったゲームもおさめられています。
AppleのOS「Mac OS 8」のエミュレータということは問題となる点はライセンス関係ですが、ライセンスは「教育目的でのみ」提供とされているとしていて、Appleのの承認は受けていないとしています。
リースバーグ氏は「macintosh.js」の開発プロジェクトとは教育目的としてのみ提供されていると注意書きに記載していますのでエミュレータを試す場合は公開ページの注意書きや手順をきちんと確認しておきましょう。
エミュレータ「macintosh.js」は以下のリンクにアクセスして「Github」からダウンロードすることができます。Windows/macOS/Linux版の「macintosh.js」が公開されているので、自分のPCにあったものをダウンロードしましょう。
インストールが完了すると自動で「macintosh.js」が起動します。「macintosh.js」上では「Games」というフォルダの中にはゲームがおさめられていて、いくつかのゲーム、アプリ、ムービーを使うことが可能です。
また「Internet Explorer」や「Netscape Navigator」などのWebブラウザも搭載されていますが、これらのブラウザでサイトを開こうとするとエラーが出てしまい、30年前との仕様が異なるため開くことはできません。
ただ「Mac OS 8」をエミュレートすると、OSやソフトウェアの進化を実感することができるので、気になる人はぜひインストールして試してみると良いでしょう。