「Apple ID サインインが要求されました」は乗っ取り？通知が来た時の対処法！

「Apple ID サインインが要求されました」というポップアップ通知が来た際、ほとんどの人がアカウントの乗っ取りがあったのでは、と不安になるかと思います。

そもそもこの「Apple ID サインインが要求されました」がどういう意味なのか、よく分からないという人もいるのではないでしょうか。

Apple IDは、セキュリティ上の観点からそのアカウントに2ファクタ認証（いわゆる2段階認証）をすることができます。「Apple ID サインインが要求されました」と表示されるのは、この2ファクタ認証を設定しているときに表示されるポップアップです。

この「Apple ID サインインが要求されました」という表示は、自分がログインを行うときにも行われます。現時点で自分がサインインしようとしている場合に表示されるのであれば、時に何の問題はありません。

問題となるのは「Apple ID サインインが要求されました」の表示がされた際、操作していたのが自分とは違う誰かな場合です。

身に覚えのないログインの場合、それは不正ログイン/アクセスや乗っ取り未遂という可能性が高いため、この場合は対処を行う必要があります。

もし自身の身に覚えがないにもかかわらず「Apple ID サインインが要求されました」と表示され、不正ログイン/アクセスや乗っ取り未遂の可能性が高い場合は注意すべきことがあります。

まず1つ目はパスワードがバレていないかです。と言っても、この「Apple ID サインインが要求されました」の表示はApple IDとパスワードの組み合わせが合っていたため表示されるものですので、パスワードは確実にバレています。

「Apple ID サインインが要求されました」と表示される場合、同時に場所の通知もされます。使用場所が異なることはありますが、自分がログインを行った場合でも場所のズレは生じます。

場所が違う＝不正ログインというわけではありません。IPアドレスをもとに場所が割り出されているということらしいので、場所が違うからと言って不正ログイン/アクセスとは限らないようです。

ただ、「Apple ID サインインが要求されました」と表示される覚えがなく、明らかに違う場所（県外など）からの場合は不正ログイン/アクセスだと思いましょう。

「Apple ID サインインが要求されました」の表示で間違えて「許可」を押してしまった、という人もいるのではないでしょうか。

しかし、この「許可」を押したとしても「Apple ID サインインが要求されました」の後に表示される確認コードを入力する必要があります。

「Apple ID サインインが要求されました」の表示がされた端末にしか確認コードは表示されませんので、「許可」を押したところで不正アクセスしようとした人にはわからないため、不正ログイン/アクセスにつながるという可能性は低いです。

もし「Apple ID サインインが要求されました」の表示がされた場合は、iCloudからパスワードの変更を行っておいたほうが良いです。

パスワードの変更方法ですが、まずはiPhoneの設定アプリを開いてください。

iCloudのメールアドレスでもある「Apple ID」をタップします。

「パスワードとセキュリティ」をタップしてください。

「パスワードの変更」をタップしてください。