メールを受信した際、受信者の部分が「undisclosed-recipients」となっていることがあります。この記事ではメールを「undisclosed-recipients」で受信する場合の意味や原因などについての解説をしていきます。
メールでのやり取りが多い昨今、メールアドレスはそのやり取りに重要なものになっています。その受信メールの中で「undisclosed-recipients」と表示されることがあります。この意味が分からず、首を傾げたという人も少なくないでしょう。
この「undisclosed-recipients」がどんな時に、どんな風に表示されるのか分からない、ということから確認していきましょう。
この「undisclosed-recipients」は、メール受信時に、受信者のところに表示されるものです。通常、〇〇@✕✕といった形でアットマークを挟んだアドレスが宛先として表示されるため、こういった形で表示されることはめったにありません。
見かける可能性が低い、メールアドレスではないもののため、初めて見たという人はかなり驚いたのではないでしょうか。
なお、受信者の部分が「undisclosed-recipients」となっている場合、迷惑なスパムメールの可能性はあります。むしろ「undisclosed-recipients」が宛先として送られてきたメールはスパムメールであることがほとんどです。
そのため、「undisclosed-recipients」が宛先として送信されてきたメールに身構えるのは正しい判断であるとも言えます。
気になるのは英語で表記されている「undisclosed-recipients」の意味です。
これは「受信者未公開」という内容を意味します。「undisclosed-recipients」の「undisclosed」は非公開/未公開を意味し、「recipients」「受信者」を意味している単語です。
心配なのはそのメールを開いてしまって問題ないかということです。送信者が信頼できる相手なのであればメールを開いても問題はありません。
よく知らない信頼性の低い送信者から送られてきたメールであれば開かずに削除したほうが無難です。
メールを開いた時点でPCやスマホがウイルスに感染する可能性がないわけではないからです。そういった場合はすぐに削除してしまって下さい。可能であればスパムメールであることを報告/通報しておきましょう。
しかし宛先が未公開状態でメールを送信することができるのかという疑問を持っている人も少なくないでしょうから、最後に「undisclosed-recipients」が受信者になる原因を説明しておきます。
「undisclosed-recipients」が受信者になるのは、送信者がメールの宛先をすべてBCCにした場合です。
Toは普通に「~宛」で送るものです。明確に貴方あてに送っていますよと示しているものです。CCは情報共有のため、Toの人宛にメールを送ったということを示しているものにあたります。
BCCは他の受信者にアドレスを見えないようにしつつ、Toの人宛にメールを送ったこと知らせたい場合に用いられます。このBCCに送信先をすべて入れて送信したメールの場合、To欄がないため「undisclosed-recipients」と表示されるのです。
実際に自分宛てのメールをBCCで送ってみると宛先が「undisclosed-recipients」と表示されることがあります。
こうした形で送ることはよほどのことがないため、「undisclosed-recipients」が受信者として送信されてきたものをスパムと判断することも少なくないわけです。
「undisclosed-recipients」と受信メールで表示されるというのは、すべての送信先がBCCになっている場合に表示される「受信者未公開」であることを意味しています。
スパムである可能性が高いですが、送信者側が間違えてBCCで送った可能性もあるため、信頼性のある相手であればメールを開いて、相手にBCCで送られてきたと言うことを教えてあげてもいいかもしれませんね。