メッセージアプリであるテレグラムですが、闇バイトなどに悪用されることもあり、利用していることが警察にバレるか気にしている人もいると思います。テレグラムを利用しているかどうかが警察にバレるのか、テレグラムの仕組みとともに解説していきます。
仮想通貨の情報収集のため日本人にも利用している人がいる、世界では利用者が多いテレグラムですが、そのシステムもあって闇バイトなどの犯罪に利用されることがあります。
なお、この記事の内容はテレグラムを悪用しての犯罪行為を助長させる目的はございませんので、その点留意願います。
そもそもテレグラム(Telegram)とはどういったものなのかを簡単に説明します。
Telegramは、ダウンロードして電話番号で登録するだけで簡単に利用可能なメッセージアプリです。匿名性・セキュリティにも優れているため、世界的にはあのLINEよりも多くのアクティブユーザーを抱えています。
そんなテレグラムですが、後述する理由から詐欺の受け子などの闇バイトのやり取りのために悪用されることがあります。
テレグラムは運用の仕方次第では、テレグラムを悪用しての闇バイトをしてもバレる可能性は低くなります。そのため、テレグラムが犯罪のために悪用されるのです。
では、テレグラムで闇バイトをしても足がつかない/警察にバレることがないと言われる理由としては何が考えられるのか、その理由の説明に移ります。
テレグラムには通常のチャットの他にシークレットチャットと呼ばれるものがあります。シークレットチャットでは同じアカウントでテレグラムを利用していても、他の端末からはそのやり取りを確認することができません。
また、シークレットチャットでのやり取りはサーバー上に記録されません。Twitter等の場合はサーバーに履歴が残るため、削除したとしてもバレる可能性があり、復元もできてしまいます。
Twitterなどと異なり、テレグラムはメッセージを削除すると復元がかなり難しいので、受け子などの闇バイトのためにダウンロードさせることも多いです。
その上、シークレットチャットでのスクショには制限がかかっています。Androidスマホの場合はスクリーンショットの撮影ができないようになっていますし、iOS用のテレグラムの場合はスクショを撮影すると相手にその事実が通知されます。
また、相手がメッセージを見てから○秒後など時限式での自動消去機能もあるため、ただでさえ復元が困難なメッセージを復元して確認することができないのです。
そんなテレグラムを利用した闇バイトとしてはどういった物があるのでしょうか。
日本においては、オレオレ詐欺のような不特定多数の人からお金などをだまし取る特殊詐欺などに悪用されることが多いです。指示を出しても足がつく証拠は残したくない、となると証拠として残りにくいテレグラムが活用されてしまうのです。
そして、警察にバレる確率が少ないテレグラムで詐欺の受け子などの闇バイトのためのやり取りにも用いられます。Twitterでバイトを募集し、それ以降のやり取りはテレグラムで、ということも最近では多いようです。
今のところ日本では利用禁止になっていないものの、犯罪にも利用されるアプリということもあり、国によってはダウンロード/利用の禁止がされていることもあります。
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