iPadはiPhoneと同様にiOS(ソフトウェア)をアップデートして更新する必要があります。更新しないと新機能が使用できず脆弱性が改善できません。この記事ではiPadのソフトウェアがアップデートできない場合に考えられる原因や対処法を紹介します。
iPadにはiOSというオペレーティングシステムが搭載されています。iOSはiPadの画面を切り替えたり、アプリを起動させたり、送られてきたデータを元にiPadを操作したりするための基本ソフトウェアです。
iPadに搭載されているiOSのおかげで、複数の作業を同時に進行できる機能であるマルチタスク管理、デバイスのメモリ管理、さらにはアプリケーションの開発をサポートするAPIの提供などが行えます。
iPadのiOSは定期的にアップデートしなければなりません。アップデートには新機能の追加や、セキュリティホールと呼ばれる脆弱性の改善など、ユーザーが快適にiPadを使用する上で欠かせないプログラムが含まれているからです。
この記事では、iPadのiOSがアップデートできない場合に考えられる原因に何があるのか、また問題を修正するためのどんな対処法があるのかを紹介します。
iOSのアップデートができないと、Appleからのサービスやサポートを受けられなくなり、さらにはフィッシング詐欺やアカウントの乗っ取りなどの深刻な問題に遭遇するリスクが高くなります。
iOSのアップデートは必須の作業ですが、iPadのiOSをアップデートしようとしてもできなかったり拒否されたりする場合があるようです。考えられる原因は4つあります。
iPadのiOSがアップデートできない場合に考えられる最初の原因は、持っているiPadが古いために提供されているバージョンアップに対応していないことです。
iPadの第1、第2、第3、第4世代、iPad Airの第1世代、iPad miniの第1、第2、第3世代は古いため、現在提供されているiOS 15の対応機種ではありません。
またiPad Air 2とiPad mini 4も古いため、2022年の秋にリリースが予定されている最新iOS 16の対応機種ではないことがAppleによって発表されています。お持ちのiPadが対応機種ではない古いものなら、バージョンアップもアップデートもできなくなります。
iPadが古いわけではなく最新iOSの対応機種であっても、持っているiPadの内部ストレージに十分な空き容量がないとアップデートが行えません。例えば現在のiOS 15のダウンロード容量は2.83GBです。
しかし最新iOS 16に必要なダウンロード容量は5.32 GB以上です。iPadのストレージを開き、空き容量が10GB以上あるかどうか確認しましょう。
iOSをダウンロードしてiPadにインストールするには、iPadがインターネットに接続されている必要があります。ユーザーの中にはショッピングモールやカフェなどで利用できるフリーWi-Fiを使って、iPadのiOSをアップデートする人がいます。
しかしフリーWi-Fiは一度にたくさんの人がアクセスするため通信速度が落ち、アップデートに必要な通信速度を確保できないため、アップデートが完了できない場合があります。
iPadのiOSがアップデートできない原因は、Apple側の不具合やエラーかもしれません。最も一般的な不具合はサーバーの障害です。
Appleに不具合やエラーが生じている場合は、自分だけではなく周囲のユーザーもiOSのアップデートができないはずなので、友達に聞いてみてください。
またAppleの不具合やエラーは、「Appleのシステム状況」(https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/)にアクセスすれば確認できます。
iOSのアップデートが何らかの不具合によって行えないようなら表示されているはずです。
現在提供されているiOS 15へのバージョンアップやアップデート、さらには最新iOSであるiOS 16へのバージョンアップやアップデートができない原因を4つ紹介しましたが、ここからは原因に対応する対処法を紹介していきます。
iPadのiOSをアップデートできない原因には、使用しているiPadが対応機種ではないことが考えられると紹介しました。iOS 15の対応機種と最新iOS 16の対応機種に自分のiPadが該当しているかどうか、それとも古い機種かを確認する方法を説明します。
iPadのホーム画面にある「設定」アプリをタップして開きましょう。表示される設定メニューの中に「一般」があるので選択しタップします。「一般」のメニューが画面の右側に表示されるので、「情報」を選択しタップしましょう。
iPadの情報画面が立ち上がります。この中に「機種名」があり自分のiPadの機種が記載されているので、iOS 15または最新iOS 16の対応機種か、それとも古い機種かを確認しましょう。
iPadのiOS 15のアップデートを始めることはできたものの、アップデートを完了できないなら、アップデートを強制終了してみましょう。強制終了とはアップデートの作業が終わらない状態を強制的に終了させることです。
アップデートの強制終了を行った後、もう一度アップデートの作業を行うことによって問題を修正できます。アップデートを強制終了する方法を説明します。
もう一度ホーム画面にある「設定」アプリを開き、メニューの中にある「一般」を選択しタップしましょう。「一般」の設定メニューの中に「iPadストレージ」があるので選択しタップしてください。
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