ハイスペックモデルであるApple Watch Ultraのレビュー/口コミを確認して購入したい、という人向けに、Apple Watch Ultraでできることやバッテリーの持ちの程度などといったレビュー/口コミを紹介していきます。
Apple Watchには、通常のApple Watchシリーズの他、廉価モデルであるApple Watch SEと、ハイスペックモデルであるApple Watch Ultraがあります。
それぞれできること/機能の違いがありますが、この記事ではApple Watch Ultraのレビュー/口コミを、できることなども含め紹介していきます。
まずはApple Watch Ultraとはどういったものなのか、という点から説明していきます。
Apple Watch Ultra、過去に発売されたものからほぼ同時に販売された機種も含め、Apple Watchシリーズ史上最もタフであり、機能性などもあって高価なApple Watchとして発売されたものです。
そんなApple Watch Ultraのスペックや特徴は次の表のとおりです。比較対象として、ほぼ同じタイミングで販売されたApple Watch Series8とApple Watch SE(第2世代)も合わせて記載しています。
できることとしてどの点がハイスペックなのか、後述する口コミ/評価/レビューの参考としても確認してみてください。各機能の詳細などについては後述します。
Apple Watch Ultraでできることと他の機種との比較 | |||
---|---|---|---|
Apple Watch Ultra |
Apple Watch Series8 |
Apple Watch SE(第2世代) |
|
モデル | GPS+セルラー | GPS GPS+セルラー |
GPS GPS+セルラー |
サイズ | 49×44×14.4mm | 41×35×10.7mm 45×38×10.7mm |
40×34×10.7mm 44×38×10.7mm |
重量 | 61.3g | 《GPS》 41mm:31.9g 45mm:38.8g 《セルラー/アルミ》 41mm:32.2g 45mm:39.1g 《セルラー/ステン》 41mm:42.3g 45mm:51.5g |
《GPS》 40mm:26.4g 44mm:32.9g 《セルラー》 40mm:27.8g 44mm:33g |
素材 | チタン | アルミ ステン(セルラーのみ) |
アルミ |
カラー | ナチュラル | 《アルミ》 ミッドナイト スターライト シルバー (PRODUCT)RED 《ステン》 グラファイト(PVD) シルバー ゴールド(PVD) 《Hermes》 シルバー スペースブラック(DLC) |
ミッドナイト スターライト シルバー |
画面の ピクセル値 ()は表示領域 |
410×502px (1185平方mm) |
《41mm》 352×430px (904平方mm) 《45mm》 396×484px (1143平方mm) |
《40mm》 324×394px (759平方mm) 《44mm》 368×448px (977平方mm) |
画面の素材 | サファイアクリスタル | 《GPS》 Ion-X 《セルラー》 サファイアクリスタル |
Ion-X |
最大輝度 | 2000ニト | 1000ニト | 1000ニト |
プロセッサ | S8 SiP(64bit) | S8 SiP(64bit) | S8 SiP(64bit) |
容量 | 32GB | 32GB | 32GB |
心拍数測定機能 | ○ | ○ | ○ |
心電図 | ○ | ○ | ✕ |
血中酸素濃度 測定機能 |
○ | ○ | ✕ |
転倒事故検出 | ○ | ○ | ○ |
衝突事故検出機能 (加速度センサー) |
○ (最大256G) |
○ (最大256G) |
○ (最大256G) |
緊急通報サービス | ○ | ○ | ○ |
心拍センサー | 第3世代 | 第3世代 | 第2世代 |
皮膚温センサー | ○ | ○ | ✕ |
常時表示機能 | ○ | ○ | ✕ |
防水性能 | 100m | 50m | 50m |
防塵性能 | IP6X | IP6X | - |
バッテリー | 最大36時間 | 最大18時間 | 最大18時間 |
動作温度 | -20〜55℃(装着) 0~35℃(充電) 0〜 40℃(水中) -20~45℃(保管) |
0〜35℃(装着) -20〜45℃(保管) |
0〜35℃(装着) -20〜45℃(保管) |
GPS | L1/L5 GPS | L1 GPS | L1 GPS |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 |
Apple Watch Ultraでできることの詳細の説明に移ります。前述した表に記載したものと重複している部分もありますので、Apple Watch Ultra以外の機種とどう違うのかなども簡単に説明しておきます。
まずはApple Watch Ultraのヘルスケア関連でのできることの説明をしていきます。まずは心拍数の測定に関してです。Apple Watch Ultra以外のApple Watchでも、Series8やSE(第2世代)も心拍数測定はできます。
Apple Watch Ultraには第3世代の光学式心拍センサーが搭載されており、日常生活でリアルタイムでの心拍数を計測することが可能です。
動いているときでも測定できるため、スポーツをしている際の心拍数などもリアルタイムで測定できるのです。
装着中に心拍数に異常が10分間続いた場合や心拍リズムが不規則になっていると検知したらApple Watch Ultraから通知が届きます。その通知をもとに病気が見つかるきっかけにもなることも多いのでチェックしたり病院へ行ったりしてみましょう。
また、Apple Watch Ultraは、Series8と共通して心電図の計測も可能です。Apple Watch Ultraのデジタルクラウンが心電図の測定ができる部分で、そこに指を当てれば心電図の測定が可能です。
Apple Watch Ultraで測定した心電図データや、計測時に気になっているとして登録した症状は、Apple Watch UltraとペアリングしているiPhoneから確認できますし、PDFとして書き出スこともできます。
Apple Watch Ultraで測定した心電図情報を利用して診療してくれる病院もありますので、そういったヘルスケア機能もあることは覚えておくと良いでしょう。
新型コロナウイルスの感染により注目を浴びた血中酸素濃度の測定もApple Watch Ultraで可能です。Apple Watch Ultraの裏側にある血中酸素ウェルネスセンサーを利用し、腕を動かさずにすることで血中酸素濃度を測定できます。
バックグラウンド設定をオンにしておけば、あまり動いていないタイミングを見計らい血中酸素濃度を測ってくれるので、設定しておくことで心拍数関連以外でも日常的なヘルスケア機器としてApple Watch Ultraを利用することも可能です。
皮膚温センサーはApple Watch Ultraの裏側に搭載されており、手首の皮膚温を測定することで生理周期の把握をする、いわゆる婦人体温計としての利用もできます。排卵日などの推定もできるため、女性の体調管理などにも役立つ機能です。
ハイスペックなApple Watch Ultraは、アウトドアでもできることが増えます。大きな特徴として、Apple Watch Ultraは100mという耐水性能を所持しているという点です。
水深40mまでのスキューバダイビングや、高速ウォータースポーツでも利用することができます。淡水はもちろんのこと、海水でも耐水仕様は何ら変わりありません。
Apple Watch Ultraは海水での利用も想定しているものなので、海水でApple Watch Ultraのケースなどへのダメージなども気にしなくて大丈夫なのです。
Apple Watch Ultraのチタニウムケース自体が、海水などを含めた耐久性や耐腐食性も持っているので、海水に潜っての利用、海水がかかる環境での利用を考えていたという場合にも安心して利用できます。
それでも、海水を含め水に触れることに不安を覚える人もいるでしょう。海水が直接Apple Watch Ultraにかかることに不安を覚えるのであれば、海水とケースをできるだけ隔てるサードパーティ製のケースを利用することをおすすめします。
中には海水がほぼかからない防水仕様のケースもありますので探してみてください。
また、アウトドアは、海水がかかる環境である「海」ではなく、登山なども含まれます。Apple Watch Ultraにもコンパスが搭載されていますが、通常のApple Watchよりも高精度なものが積まれているため、より正確な位置情報を確認できます。
電話番号の利用ができるよう契約・設定していれば通話も可能ですし、トランシーバー機能でApple Watch Ultraでトランシーバーのような会話もできます。
風の強い場所などでも快適な通話ができるよう、風の音を低減して音声を相手に届けることができる通話性能も持っていますので、相手に声が伝わりづらいということも回避しやすいです。
万が一道に迷ってしまった、怪我をして動けなくなったというような場合などでも、「サイレン」機能を利用すると86デシベルの大音量で音を鳴らしてくれるため、自分の居場所を誰かに知らせることもできます。
Apple Watch Ultraを海水中で利用するスキューバダイビング、登山といったアウトドア目的での利用があまり期待できない場合でも、Apple Watch Ultraでできることは日常生活でもないというわけではありません。
日常生活でも海水はともかく通常の水は掛かる可能性がありますが、そういった生活防水もApple Watch Ultraは対応しています。
通常のApple Watchに搭載されているできることも利用可能です。例としては、iPhoneやMacのロック解除などの設定、Apple Payの利用やその設定(Suicaなども含む)、音楽の再生などの操作など、iPhoneとペアリングして利用する機能は設定などがあります。
日本語キーボードにも対応しているので、Apple Watch Ultra単体でもメッセージへの返信なども簡単にできます。
設定・機能関係以外にも、Apple Watch Ultraのデザインが、3D曲面になっている通常のApple Watchと異なりフラットデザインになっていることも特徴の1つです。
タッチ操作や文字入力はしやすく、元々Apple Watch Ultra自体が丈夫ではあるもののデザインにより、より壊れづらくなっています。
Apple Watch Ultraは、通常のApple Watchよりバッテリーの持ち時間も長くなり、充電タイミングもその分減らすことができます。
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