iPhoneが重くて遅いという場合はメモリ解放が必要です。ここでは有料アプリなしでiPhoneをメモリ解放する9つの方法や、ストレージ不足の対処法、有料のメモリ解放アプリもご紹介します。本記事はiOS12、iPhone6Sを元に記載しています。
iPhoneを使っていると、なんだか動作が遅い。アプリを起動しようとしてもなかなかアプリが開かないし、突然停止したり落ちたりする。iPhoneの動作が重い、遅い原因は様々あります。ここでは、そんなiPhoneの動作を遅くする原因を3つご紹介します。
iPhoneのアプリには、必要なデータをインターネットを経由して取得するものや、表示するのに必要な画像情報などを都度インターネットから取得するアプリも少なくありません。
また、ブラウザでの検索は、インターネットに接続してから使えるものです。ですので、使用しているネットワークが遅いと、当然ですが動作が重いと感じるようになります。
iPhoneの動作が遅い場合は、メモリ不足の可能性があります。ストレージ容量が1GB以上空いていてもメモリが足りないと、iPhoneの動作は重いと感じてしまいます。
メモリとかストレージとか言われてもピンとこないという人のために説明すると、メモリは作業机、ストレージは棚です。何かの作業をするには広い作業スペースが確保されていた方が作業が捗ります。
また、棚から作業に必要な物を取り出すときも棚に物が詰まり過ぎていない方が取り出しやすくなります。ですので、メモリとストレージ空き容量が不足すると、iPhoneの動作が重いと感じるようになります。
iPhoneはリチウムイオンバッテリーを使っています。このリチウムイオンバッテリーは経年劣化します。いわゆる「電池がへたる」という状態です。
iPhoneは電池がへたった時に起こるシャットダウンなどの動作の不安定を解決するため、パフォーマンス管理というシステムを持っています。このパフォーマンス管理によって、iPhoneは電池がへたっても動くことができます。
ただし、パフォーマンス管理がiPhoneの機能を制限しているため、iPhoneの動作が重いと感じるようになります。例として、アプリの起動に時間がかかる、音が小さくなる、スクロールがもたつく、バックライトがなんだか暗くなるなどがあります。
電池残量がすぐになくなるという人で、上記の症状が出ている人は、バッテリーの劣化が進んでいると思ってください。
iPhoneの動作が遅くなる原因として、メモリ不足が最も思いつくのではないでしょうか。メモリ不足を解消するにはどうすればいいのか分からないという人のために、アプリなしでメモリ解放を行う方法を9つご紹介します。
メモリ解放のアプリなしで、起動しているアプリを一挙にメモリを解放する方法が、iPhoneの再起動です。再起動すると全てのアプリが終了するためメモリなしの状態を回復することができます。次に方法を説明します。
iPhone本体の右上側面または右上上部に、スリープボタンが付いています。そのスリープボタンを長押しすると「スライドで電源オフ」の画面が表示されます。画面の表示通りに電源ボタンをスライドさせると電源オフします。
電源オフの後、再びスリープボタンを長押しし、iPhoneを起動します。これがiPhoneの再起動です。アプリが終了し、メモリが解放されるためiPhoneの動作が軽快になっていることを確認してください。
アプリなしでメモリ解放を行う方法として、バックグラウンド更新をオフにするという方法があります。バックグラウンドとは背景という意味です。アプリの中には画面上から見えなくなっていても、裏で動いているものがあります。
バックグラウンド更新とは、アプリを最新の状態に保つように、裏でアップデートがないか常に確認を行うことです。この機能が動いていることで、ユーザはアプリが常に最新のバージョンで使うことができ、iPhoneを快適に使用することができます。
しかし、当然ですが、これもメモリを使用します。ですので、使っていないアプリのバックグラウンド更新をオフにしてメモリ不足を解消しましょう。次に方法を説明します。
まず、設定アプリを起動します。画面が表示されたら「一般」という項目を選択します。画面が表示されたら「Appバックグラウンド更新」の項目を選択します。これがバックグラウンド更新の設定画面です。
あとは、全てのバックグラウンド更新を止めたい場合は、1番上の「Appバックグラウンド更新」をオフにします。使っていないアプリを個別でオフにしたい場合は、アプリごとの設定をオフにしてください。
アプリなしでメモリ解放を行う方法として、Wi-FiやBluetoothの接続をオフにするという方法があります。携帯キャリアのパケットの節約の為に、家ではWi-Fiを利用するという人もいるかと思います。
また、それとは逆に外にいるときはイヤホンを使う為にBluetoothを使うということも。家と外とでWi-FiやBluetoothを使ったり使わなかったりしてはいないでしょうか?
設定がオンになっていると使っていないときにでも、Wi-FiやBluetoothは接続先を探して動いています。これがメモリ不足の1つの原因です。メモリ不足を気にしている人は、家を出る前に設定を切り替えましょう。次に方法を説明します。
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