Windows7にはスクリーン上で操作するキーボードが初期搭載されています。起動方法を知っていれば、キーボードの不意の故障にも対応でき、セキュリティの面でも利点があります。今回は、Windows7でのスクリーンキーボードの起動、操作方法を解説します。
パソコンに付属されているキーボード以外にも文字を入力する方法は複数あります。今回はそのうちの一つとしてスクリーンキーボード機能について紹介します。
スクリーンキーボードはデスクトップ上に表示し、マウスやタッチパッドなどで文字を入力できるキーボードのアプリケーションです。初期ツールの一つとしてWindows7に標準で搭載されています。
キーボードの入力と比べて、スクリーンキーボードでの入力は様々なメリットがあります。
マウス操作のみで動作するため、キーボードが故障してしまっても文字を入力することができます。起動方法を知っておくことで不意の事態に備えることができます。
また、キーボードが搭載されていない端末やWindows7タッチパネルでも文字の入力が可能になります。
パソコンの情報を読み取る手段として、パソコンへのキー入力を監視、記録する「キーロガー」と呼ばれるプログラムを悪用するものがあります。そのため、キーボードの使用によってパスワードなど重要な情報を抜き取られる危険性があります。
Windows7においてはスクリーンキーボードでの入力でキーを使用しないため、「キーロガー」によるデータの抜き取り対策に一定の効果が見込めます。
パスワードや個人情報などの重要な情報を入力にスクリーンキーボードを使用することはセキュリティ対策として有効です。
初めに、数種類あるスクリーンキーボードの起動方法のうちプログラムを直接起動させる方法を紹介します。
Windows7のスタートメニューを順にたどることでスクリーンキーボードを立ち上げることができます。
デスクトップ上の「Windowsマーク」をクリックしてスタートメニューを開きます。
「すべてのプログラム」をクリックしてプログラム一覧を開き、「アクセサリ」を選択します。
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