【iPhone】「eSIM」とは?メリット/デメリットも解説!

現代では欠かすことのできないスマートフォンですが、「eSIM規格」のスマホの事はご存知ですか?今回はまだ、浸透率の低いeSIMとは何かについてを解説していきます。eSIMとは何か、eSIMのメリット・デメリットを知りたい方はぜひご覧ください。

目次

  1. 1eSIMとは?
  2. 埋め込み型のSIM
  3. 通常のSIMカードとは別に利用できる
  4. そもそもSIMって?
  5. 2eSIMのメリット
  6. 情報をユーザー自身で書き換えられる
  7. 海外で利用する時に素早く現地キャリアに切り替えられる
  8. iPhoneならデュアルSIMにも対応
  9. ギガ追加が割安
  10. 国際ローミングが割安
  11. 3eSIMのデメリット
  12. 日本の大手キャリアは及び腰
  13. 初期アクティベート機種が限られている
  14. 4eSIMの書き換え技術
  15. マルチIMSI
  16. クラウドSIM
  17. GSMA標準eSIM
  18. それぞれのメリット/デメリット(課題)表
  19. 5eSIMの対応機種
  20. iPhone XS/XS Max/XR
  21. iPad Pro 2018年モデル
  22. Apple Watch Series 3
  23. dtab Compact d-01J
  24. 6eSIMの使い方
  25. SIMロックを解除する
  26. プランを契約してQRコードを読み込む
  27. eUICCプロファイルのダウンロード
  28. 主回線と副回線の設定
  29. 7eSIMの海外事例
  30. PixelシリーズとProject Fiの組み合わせ
  31. 8eSIMの課題
  32. QRコードの入手に手間がかかる
  33. プラットフォームが不十分
  34. 合わせて読みたい!通信に関する記事一覧

eSIMとは?

現代では、スマートフォンは欠かすことのできない必需品です。日常生活ではもちろん、海外旅行などにも必ずスマホは持っていくかと思います。しかし、海外旅行に行く場合は「通信料」などを気にかけなければなりません。

そういった場面で活躍する、「eSIM」の存在を皆さんはご存知でしょうか。今回の記事では、eSIMとは何のことなのか、またeSIMのメリットやデメリットを徹底解説していきます。

iPhoneでは徐々に浸透率が上がってきているもののまだeSIMのことを詳しくしっている方は多くはありません。今回の記事で、eSIMのことを把握していきましょう!下記項目から、eSIMの説明をおこなっていきます。

埋め込み型のSIM

eSIMとは、「embedded Subscriber Identity Module」の略称です。”e”の部分である「embedded
」は、埋め込みという意味をもつ単語です。つまり、eSIMとは、「埋め込み型」のSIMのことを指します。

従来のSIMは、SDカードのような小さいSIMカードを挿入する形が通常でした。埋め込まれることによって、SIMカードの抜き差しをおこなうといった必要がなくなります。

このeSIMがはじめて登場したのは2017年の5月。ドコモの「dtab Compact d-01J」がはじまりでした。次第にiPhoneにも対応していくようになり、徐々に広まりつつあります。

通常のSIMカードとは別に利用できる

eSIMは、通常のSIMカードとは別に利用することもできます。

現在ではiPhone機種の多くにこのeSIMが対応されていますが、通常のSIMカード挿入口もあるため別々に利用することができるのです。利用の仕方は色々と考えられそうです。

そもそもSIMって?

「そもそもSIMってなに?」と疑問に思う方もいるでしょう。SIMとは、モバイル通信を利用する際は必須のものです。従来までのものであれば、「SIMカード」と呼ばれる小さいカードに通信プランや電話番号などの情報を書き込むのが普通でした。

SIMがなければ、私たちは電話番号を持つこともできなければ、モバイル通信を利用することもできません。Wi-Fiがあればネットは使えるものの、それだけでは「携帯電話」の役割を果たすことができなくなってしまいます。

eSIMという新しいSIM規格が登場したことで、新しいスマホの使い方が生まれた今、それぞれのメリットやデメリットをしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

はじめに、eSIMとは一体どういうものかという点についてを説明しました。eSIMについて、そしてSIMについて理解を深めることはできたでしょうか?

スマートフォンの利用には欠かすことができないSIM規格。このeSIMの登場により、スマホの利用幅はさらに広がっています。続いては、eSIMを利用する上での「メリット」についてを紹介していきます。

次の項目でメリットを確認し、どいった使い方ができるのかを把握していきましょう。ぜひ次の項目もご覧ください。

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eSIMのメリット

上記では、「eSIMとは何か」についてを具体的に説明いたしました。埋め込み型のSIMであること、そして従来のものはカードタイプが普通であったことが分かったかと思います。

続いては、eSIMを利用することで得られる「メリット」についてを紹介していきます。埋め込み型のSIMであるeSIMは、SIMとはどういった違いがあるのでしょう?

また、その違いによるメリットをしっかりと確認しておくことで、どちらを利用した方が自分にとって良いか判断することが出来るかと思います。下記項目で確認していきましょう。

情報をユーザー自身で書き換えられる

eSIMとは埋め込み型のSIM規格。つまり、カードの抜き差しをおこなうことがありません。ではどうやってeSIMに情報を書き込むのか?という疑問が出てきます。

eSIMは、SIMに情報を登録するための操作をおこなえば「自分でも」情報の書き込みが可能なのです。しかも、eSIMであれば通信プランなどの情報は書き換えをおこなってもOK。

以前であれば、SIMカードひとつにひとつの情報が原則でした。しかしeSIMでは情報を上書きすることができるため、後から通信プランを変更することができます。そしてこれは、海外旅行等でも非常に役立ちます。

海外で利用する時に素早く現地キャリアに切り替えられる

従来のSIMであれば、海外に行く場合そのまま行ってしまうと後から「高額の通信料金」がかかってしまいます。それを回避するために色々と手続きをおこなったりする必要がありました。

しかし、eSIMであればそんな海外旅行でも安心です。海外に行く場合は、日本の通信プランから現地の通信プランに素早く切り替えることが可能です。自分で海外の通信プランに変更するため、書き換え操作を行えば良いのです。

海外でも安心して利用することがeSIMでは可能。日本に戻る時は、日本の通信プランに書き換えればそれでOK。この点は非常にメリットが高いポイントでしょう。

iPhoneならデュアルSIMにも対応

iPhoneであれば「デュアルSIM」にも対応。SIMを2つ同時に利用することも可能です。eSIMもちろん、デュアルSIMで利用することができます。

デュアルSIMを利用することで、プライベートと仕事でスマホを2台持ちにする必要等がなくなります。一台のスマホで切り替えができるので、そういった使い方をしたい方にもおすすめ。

eSIMとデュアルSIM、自分の使い方に合わせた利用方法があるようです。iPhoneユーザーの方であれば、ぜひ詳細を把握して使いこなしてほしいところ。

ギガ追加が割安

また、eSIMなら「ギガ追加」の料金が割安になります。通常のSIMよりも、約5分の1は安くなるのです。そのため、通信プランをより安く抑えたいという方にもeSIMはおすすめなのです。

毎月のデータ容量がなくなった時も、そこまで高値ではないため手軽にギガを追加できます。この点は非常に魅力的なのではないでしょうか。ギガを使いきってしまい、通信制限をそこまで我慢する必要もありません。

5分の1までギガ追加料金が抑えられているなら、月の予算範囲内にも収まるでしょう。ギガについてお悩みの方は、eSIMの利用を考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
夏石望央
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