中国最大の決済アプリである、Alipay(アリペイ)の特徴や初期登録方法をダウンロードから紹介します。他に銀行口座や、クレジットカードの登録や紐づけ、Alipay(アリペイ)のQRコードで、支払う方法なども幅広くご紹介します。
世界最大のIT企業であるアリババグループが提供するモバイル決済サービスが、この「Alipay」です。
2017年に日本銀行が発表したAlipayに関する調査レポートによると、中国都市部のモバイル決済利用率は、98.3パーセントでした。この高い数値からもAlipayなどのアプリ決済サービスが、いかに中国の人々に浸透しているかがわかります。
なぜ、中国人が現金よりもアプリ決済サービスを利用しているかと言うと、中国人の特徴からも言えますが、もともと中国人は現金を持ち歩くより、デビットカードでのサービスを好んでいました。
その理由としては、中国は偽札が出回ることが多いこと、中国の最大紙幣が100元(1600円)ほどで高い買い物に不向きな点が特徴として挙げられます。この結果、中国人では電子マネーの「Alipay」などが浸透していきます。
Alipayで決済しても、銀行口座と紐づけられ自動で引き落としがかかるので、使いすぎる心配がないところも安心できます。
Alipayは、2004年にサービスを開始し、2019年1月には全世界のユーザー数が10億人をこえたと発表しました。
Alipayは2018年時点で、「ユーザー数9億人を突破」と宣言していましたので、この一年でユーザー数を1億人増やしたことになります。
Alipayのサービスは登録さえしておけば、中国国内ほとんど全ての商店で利用することができます。例えば、スーパー、八百屋、レストラン、ホームセンターから露天、屋台まで幅広くAlipayが網羅しているのも特徴的な一つです。
またAlipayに中国国内の銀行口座(デビットカード)を紐づけて登録しておくと、いつでもどこでも支払いが可能です。またAlipayの機能も充実しているので多くのユーザーをかかえる所以となったのでしょう。
Alipayを登録したらこんな特徴があります。
ここからはAlipayのダウンロード、アカウント登録、クレジットカードの登録、チャージ方法、その他Alipayの特徴や機能について紹介します。
まずは、お使いの端末でAlipayのアプリをダウンロードし設定してみましょう。
iPhoneなどのApple製品は、「App Store」からダウンロードをしましょう。Android端末の方は「Google Play」からダウンロードをして設定しましょう。
Alipayのアプリをダウンロードしたら、「Sign up」を選択します。
言語の中に日本語の機能はなかったので、今回は英語で設定していきます。
「Area Code」は「Japan」を選択します。その下はあなたの携帯電話を入力、設定します。
「Japan」を選択すると、日本の国番号である国際電話番号が「+81」に変わります。
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