Alipay(アリペイ)の登録方法!設定方法も詳しく解説!
中国最大の決済アプリである、Alipay(アリペイ)の特徴や初期登録方法をダウンロードから紹介します。他に銀行口座や、クレジットカードの登録や紐づけ、Alipay(アリペイ)のQRコードで、支払う方法なども幅広くご紹介します。
目次
- 1Alipayとは?
- ・多くの中国人が利用している決済アプリ
- 2Alipayの登録/設定方法
- ・アプリをダウンロード
- ・中国国内銀行での登録作業
- ・銀行口座がない場合の登録方法
- 3Alipayの使い方
- ・インターネット環境は必須
- ・QRコードでの決済
- ・AlipayでQRコードをスキャンして支払う
- ・AlipayでQRコードをスキャンされて支払う
- ・個人間送金機能
- 4Alipayへのチャージ方法
- ・紐づけした銀行口座への送金
- ・現金の手渡し
- ・VPAYFASTでチャージ
- 5Alipayを利用できる店舗
- ・百貨店や家電量販店
- ・Alipayについての問い合わせ先
- 6Alipayはどんな人におすすめ?
- ・中国へ旅行/就業/留学する人向け
- ・合わせて読みたい!決済アプリに関する記事一覧
Alipayとは?
世界最大のIT企業であるアリババグループが提供するモバイル決済サービスが、この「Alipay」です。
2017年に日本銀行が発表したAlipayに関する調査レポートによると、中国都市部のモバイル決済利用率は、98.3パーセントでした。この高い数値からもAlipayなどのアプリ決済サービスが、いかに中国の人々に浸透しているかがわかります。
多くの中国人が利用している決済アプリ
なぜ、中国人が現金よりもアプリ決済サービスを利用しているかと言うと、中国人の特徴からも言えますが、もともと中国人は現金を持ち歩くより、デビットカードでのサービスを好んでいました。
その理由としては、中国は偽札が出回ることが多いこと、中国の最大紙幣が100元(1600円)ほどで高い買い物に不向きな点が特徴として挙げられます。この結果、中国人では電子マネーの「Alipay」などが浸透していきます。
Alipayで決済しても、銀行口座と紐づけられ自動で引き落としがかかるので、使いすぎる心配がないところも安心できます。
世界最大のユーザー数が特徴
Alipayは、2004年にサービスを開始し、2019年1月には全世界のユーザー数が10億人をこえたと発表しました。
Alipayは2018年時点で、「ユーザー数9億人を突破」と宣言していましたので、この一年でユーザー数を1億人増やしたことになります。
生活全般のあらゆるサービスと連携
Alipayのサービスは登録さえしておけば、中国国内ほとんど全ての商店で利用することができます。例えば、スーパー、八百屋、レストラン、ホームセンターから露天、屋台まで幅広くAlipayが網羅しているのも特徴的な一つです。
またAlipayに中国国内の銀行口座(デビットカード)を紐づけて登録しておくと、いつでもどこでも支払いが可能です。またAlipayの機能も充実しているので多くのユーザーをかかえる所以となったのでしょう。
Alipayの特徴
Alipayを登録したらこんな特徴があります。
- Alipayアプリをダウンロード・登録していればスマホ決済でカバーでき、現金を持ち歩く必要がない
- レジでのやり取りが簡略化される
- プリチャージ式のため、使いすぎる心配がない
- アプリと銀行口座を紐づけ、登録しておくと、銀行口座から自動で引き落としがかかる
- チャージ方法も簡単
- Alipayのサービスや機能が充実している
Alipayの登録/設定方法
ここからはAlipayのダウンロード、アカウント登録、クレジットカードの登録、チャージ方法、その他Alipayの特徴や機能について紹介します。
アプリをダウンロード
まずは、お使いの端末でAlipayのアプリをダウンロードし設定してみましょう。
iPhoneなどのApple製品は、「App Store」からダウンロードをしましょう。Android端末の方は「Google Play」からダウンロードをして設定しましょう。
iPhone
Alipayのアプリをダウンロードしたら、「Sign up」を選択します。
言語の中に日本語の機能はなかったので、今回は英語で設定していきます。
「Area Code」は「Japan」を選択します。その下はあなたの携帯電話を入力、設定します。
「Japan」を選択すると、日本の国番号である国際電話番号が「+81」に変わります。
Alipayの「利用規約とプライバシーポリシー」の画面が表示されますので、「Agree/同意する」を選択します。
Alipayからスマートフォンに送られてきた4桁のSMS認証コードを入力し、紐づけし、登録します。
先ほどAlipayから届いたメッセージの中にある4桁の数字を入力します。
Alipayで任意ログインパスワードを登録します。8〜20字まで設定可能です。
あと少しで登録完了です。「下一歩」を選択します。
Alipayのトップ画面が表示されました。Alipay登録完了まであと少しです。
「Alipay」カメラのアクセスを求めています。と表示されますので、「OK」を選択します。
これでAlipayの初期設定は登録完了です。
実名認証
Alipayのダウンロードからの初期設定は完了しましたが、ここからは実名認証の登録手続に進んでいきます。「実名認証」とは、本人確認証明を行う作業です。この実名認証を登録することにより、Alipay内でアカウントの安全性が保たれます。
今回はパスポートのパスポート番号で実名認証の登録を行ってきますが、銀行で銀行口座を開設・紐づけし登録したい場合も有効な手段です。ここではクレジットカードをAlipayに紐づけていきます。
Alipay画面右下の「Me」を選択し、オレンジ色の英語で書かれている部分を選択します。
上から、「Last name」に「名字」、「 First name」に「名前」を入力し、 「Passport number」の所に、あなたのパスポートに記載されているアルファベットと数字を設定し、登録します。
次に「バンクカード」の情報を入力します。
クレジットカードの番号を設定しても、上記のような表示になる場合は、一旦スキップします。「Quit」を選択します。
もう一度、「Me」から「Bank Cards」を選択します。
「Bank Cards」から「Add cards」を選択します。
「Card No.」の所にクレジットカードの番号を入力します。入力後、「Next」を選択してください。
Alipayでクレジットカードを登録するために必要な情報はこちらです。
- 「Name」名前
- 「Expiry Date 」クレジットカードの有効期限
- 「CVV2 」クレジットカード裏面のセキュリティコード
- 「Email」 メールアドレス
- 「Billing Address」住所
上記の項目を登録後、「Next」をクリックします。
ここで注意したいのが、クレジットカード会社によっては登録できない会社もあります。複数カードを所有している人はあらかじめ別会社のクレジットカードも準備しておきましょう(VISAカードは登録可能で、JCBカードは登録できなかったと情報があります)
「Set Paymant Password」が表示されたらAlipay「支払いパスワード」の設定です。任意の数字6桁を入力します。
同じ画面がもう一度表示されますので、先ほど入力したパスワードをもう一度入力します。
「添加成功」と表示が出ると、クレジットカードの登録完了です。これでAlipayのアプリとクレジットカードが紐づけされました。
「Me」から「 Bank Cards」を選択し、クレジットカードが登録されているか確認しましょう。
「My Bank Cards」の所に登録したクレジットカードが表示されていれば登録完了です。
Android
AndroidもiPhone同様の登録手順でAlipayのアプリ設定が完了します。お使いの端末でダウンロードから手順に沿って登録してみましょう。
中国国内銀行での登録作業
中国で銀行口座を開設する際に必要な物は、以下の通りです。この銀行口座とAlipayのアプリを紐づけることによって利用できるようになります。
- 中国での住所
- 中国の携帯電話
- パスポート
特徴として、中国の銀行窓口では日本語や英語が通じないところが多いため、中国語で話す必要があります。よって銀行口座を開設するのは大変な作業になるでしょう。
銀行口座がない場合の登録方法
結論から言うと、中国の銀行口座がない場合でも、Alipayの登録は可能です。中国人向けのAlipayで登録する方法では、最終的に中国の銀行口座の入力が必要でしたが、外国人が利用する場合はクレジットカードの登録機能で利用できるようです。
Alipayの使い方
せっかくAlipayを登録したのに、使い方が分からないともったいないです。ここからはAlipayの利用条件や使い方について紹介します。
インターネット環境は必須
まず中国でAlipayで支払いを済ませる際は、インターネット接続が必須条件となります。日本のパケ放題プランの機能とは違い、海外プランは高額な場合がほとんどです。
ですので、空港などで契約できるWi-Fiをレンタルすることをおすすめします。中国は、政府がインターネットの接続規制をしているので、レンタルする時のプランも「中国特別回線」を選ぶようにしましょう。
中国特別回線とは
「中国特別回線」とは、一部の機能やインターネットサービス、SNSなどを、中国国内からアクセスできないように政府が規制しているのを、利用可能にするプランです。利用できない機能や、SNSやアプリに関しては以下から確認してください。
QRコードでの決済
何と言ってもQRコードの特徴としての強みは、簡単に支払いを完了できるアプリ決済方法だと言うことです。AlipayでQRコードを読み取り支払う機能の他に、お店の人に読み取って支払う機能や、お金を受け取る機能やチャージすることもできる便利な機能です。
AlipayでQRコードをスキャンして支払う
まずは、AlipayでQRコードをスキャンして支払う方法を説明します。この機能を利用するには、左上の「Scan」をクリックします。
支払う相手(お店)のQRコードをスキャンします。
支払う金額を自分で入力し、金額に間違いがなければ、「Confirm transfer」を選択します。
支払う内容画面が表示されます。問題なければ「Pay now」を選択します。
これで支払いが完了となります。
AlipayでQRコードをスキャンされて支払う
続いて、Alipayでお店の人にQRコードをスキャンしてもらい、支払う機能について紹介します。Alipayの「Home」画面から「Pay」に進みます。
自分のAlipayQRコードが表示されます。このQRコードをお店の人にスキャンしてもらいましょう。
お店の人がこのQRコードを読み取れば完了です。銀行口座をAlipayに紐づけしている場合は、自動で残高から引き落としがかかります。
個人間送金機能
Alipayは個人間送金も簡単にできます。Alipayのサイトにもソーシャルツールとして、「おねだり」「お年玉」「友人」という項目もあるので、中国人にとっては身近な手段と言えます。
個人間送金は、友人リストに追加登録されている相手であれば、送金・受取りがどちらも可能です。
Alipayからお金を送金したい友達を選択します。
「Transfer」を選択し、金額を入力します。これでAlipayからの送金は完了です。
このように簡単に個人間送金が可能です。
Alipayへのチャージ方法
お金のチャージ方法で銀行口座を登録していない場合に、やっかいになるのがこの問題です。登録したクレジットカードからはAlipayへお金をチャージすることはできません。今回はこのチャージ方法について説明します。
紐づけした銀行口座への送金
Alipayで紐づけし、登録した中国の銀行口座がある場合、日本の金融機関や送金サービスを利用して送金する方法があります。サービスによってレートや手数料の金額が変わってきますので、注意しましょう。
現金の手渡し
アナログな方法なのですが、中国人の友人や同僚など身近に信頼できる方がいるのであれば、日本円の現金を渡して、その金額相当の人民元をAlipayアカウントへ送金してもらいましょう。
VPAYFASTでチャージ
VPAYFASTでAlipayにチャージできるようになりました。レートが悪いと損をする可能性が高いので、チャージするときは換金レートを忘れずにチェックしてください。
Alipayを利用できる店舗
日本でAlipayを利用できる百貨店や家電量販店、身近な店舗についても紹介します。
百貨店や家電量販店
Alipayを利用できる百貨店は以下の通りです。
- 高島屋
- 近鉄
- 東急
- 小田急
- 東武
- 大丸
Alipayを利用できる家電量販店は以下の通りです。
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- エディオン
- ジョーシン
中国人旅行客向け
中国人旅行客向けの店舗が以下の通りです。
- ドンキホーテ
- LAOX
- キリン堂
- 杏林堂
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
Alipayについての問い合わせ先
「Alipayを登録して使っているけれど、分からないことがある。」と言う場合はAlipayを運営している「Alibaba」にAlipayの問い合わせ先があります。問い合わせフォームも日本語で表記されていますので、お困りごとがある場合は利用してみてください。
Alipayはどんな人におすすめ?
Alipayは中国人だけが使う決済アプリなんじゃない?と思う人も多いでしょう。ですが、日本の店舗でもAlipay登録加入数が伸びてきているので、日本人や海外の人にも受け入れられる日が近いと言えそうです。
また「paypay」の加盟店でAlipayが利用できるようになっているので、今後日本での普及率に期待できそうです。
中国へ旅行/就業/留学する人向け
中国ではどんな場所でも網羅しているAlipayは、もちろん中国人にとっても生活の一部になっています。
ですが日本人が中国へ旅行や仕事で行く場合も、アプリをダウンロード・登録し、Alipayの特徴をつかんでいれば、便利な決済アプリだということは間違いありません。