ドコモの「iモード」と「FOMA」が2026年3月末にサービスを終了することを発表しました。サービスの終了が発表されたドコモの「iモード」と「FOMA」とはどのようなサービスなのか、NTTドコモ社長のコメントと合わせて詳細をご紹介します。
スマホが日本はもちろん世界中で普及している昨今、2000年代初頭から携帯電話のサービスを引っ張ってきたドコモの「iモード」と「FOMA」がサービスを終了することを発表しました。
スマホの普及により、「iモード」や「FOMA」を利用した携帯電話の需要が急激に減ったことが主な原因のようです。今回はサービスを終了するドコモの「iモード」と「FOMA」について、どんなサービスだったのか改めて振り返っていきます。
ドコモが「iモード」と「FOMA」のサービス終了時期を発表したのは2019年10月29日になります。実際のサービス終了日は2026年3月末なので、あと7年ほどの猶予があるんです。
しかし、ドコモの「iモード」と「FOMA」はすでに新規の契約の方は終了しているので既存のユーザーはあと2016年3月末までの7年に間にSPモードなど別のサービスへの切り替えを検討しなくてはいけません。
ドコモの「iモード」と「FOMA」が2026年3月末でサービス終了することを受け、発表会見でドコモの吉澤社長は以下のようにコメントしています。
「iモードはモバイルインターネットのはしりで、かつモバイルインターネットの拡大に貢献した。一方で、iモードのコンテンツやアプリは実際にはほとんどがスマートフォンに引き継がれている。
サービス終了は時代の流れの趨勢として受け止められるのかなと思っている。」コメントを読む限りドコモとしても長年提供してきたサービスを終了させるのは時代の流れに乗った決断だったようです。
今回話題となっている「iモード」ですが、どのようなサービスなのでしょうか?スマートフォンが普及してから携帯電話を持った若い世代には馴染みのないサービスのようですが、昭和生まれの世代からすると利用した人も多いことでしょう。
ドコモの「iモード」は2026年3月末に終了してしまうサービスですが、ここで改めて「iモード」についてご紹介します。
ドコモの「iモード」は1999年から始まったドコモのメール・インターネット接続サービスです。
今やインターネットを携帯電話で行えるのが当たり前の時代になっていますが、まだ携帯電話でそれほどインターネットが見られない時代に登場したドコモの「iモード」は話題を集めました。
しかし、「iモード」で見られるのは「iモード」専用のインターネットページなので、現代のスマホのようにパソコンと同じ使い方ができるものではありませんでした。
近年のメール送信において、絵文字は楽しくメール交換をするのに無くてはならないものとなっています。この絵文字を始めたのは「iモード」なんです。
ドコモの「iモード」で絵文字が登場したことで、現在当たり前となっている絵文字がこれほど進化するようになったと言えます。
「iモード」登場の2年後の2001年からドコモでサービスを開始したのが今回一緒にサービス終了が発表された「FOMA」です。
ドコモの「FOMA」は3G携帯という高速モバイル通信サービスとして登場し、現在も利用者の多いモバイルサービスと親しまれています。
2001年の「FOMA」登場により、ドコモのモバイル通信サービスはより高速で利用できるものとなりました。
2019年10月現在は4Gから5Gという新たな通信サービスが注目されていますが、これも全てドコモの「iモード」や「FOMA」の存在があったからこそ普及して多くの人が便利に利用できるサービスとなったんです。
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