2018年11月12日更新
LINEを新しいiPhoneに引き継ぎする方法【機種変更】
新しいiPhoneを購入・契約した際、アプリの引き継ぎは必須です。 みなさんはLINEのデータ引き継ぎ方法はご存知でしょうか。 当記事ではどのようにLINEデータをiPhoneに引継いでいけばよいのか紹介していきたいと思います。
目次
- 1LINEの情報をiPhoneに引き継ぐ方法
- 2LINEで新しいiPhoneに引き継ぎできるデータ
- ・引き継ぎできるデータ
- ・引き継ぎできないデータ
- 3LINEを新しいiPhoneへ引継ぎする前の準備
- ・メールアドレスを登録しておく
- ・パスワードの設定手順
- ・新しく導入された引継ぎ許可
- 4トーク履歴をiPhoneでバックアップ
- ・iPhoneでiCloudを使う方法
- ・iPhone内でiCloudを用いるバックアップ方法
- ・iTunesを使ってiPhoneへアプリを引き継ぐ方法
- ・iTunesとは?
- ・iPhoneをiTunesでバックアップ
- 5LINEを新しいiPhoneへ引き継ぎする手順
- 6LINEを新しいiPhoneへ引き継ぎできない時の対処法
- ・購入したLINEのアイテムが引き継げない場合
- 7LINEのバックアップを定期的に取る方法
- ・保存したいトーク画面を開く
- ・保存した内容を閲覧したいとき
LINEの情報をiPhoneに引き継ぐ方法
新しいiPhoneに機種変更した際、皆さんはまず何をしていますか?
iPhoneへのアプリの移行、iPhoneへのSIMカードの挿入、iPhoneの動作確認など、色々とやることがありますよね。今回は、iPhoneへのアプリの移行について紹介していきたいと思います。
新しいスマホを購入・契約した際や、機種変更した際、Android等からiPhoneへ移行した際にアプリデータの引継ぎは必須事項です。
アプリデータの中でも、LINEは人間関係、仕事関係の情報が詰まった大切な情報ですよね?やはり、LINEのデータ引継ぎはどのアプリよりも優先されるべき事項となります。
もしもLINEのデータを引き継ぐことができなかったら、古いスマホのにデータが残ったままになってしまうことになりかねません。
「新しく新しいiPhoneを購入したのに、データの引き継ぎ方法が分からない」という方も多いかともいます。
せっかく新しいiPhoneを購入した、あるいはせっかくiPhoneへ機種変更したのに引き継ぎができないせいでアプリがうまく使えなかったら残念ですよね。
アプリがうまく作動しなかったらご自身のスマホ端末もただの計算機と化してしまいます。
当記事では、「どうすれば新しいiPhoneにLINEのデータの引き継ぎができるの?」とお悩みの方のために、たくさんのアプリの中でも最も重要なデータの一つであるLINEのデータをiPhoneへ引き継ぎする方法を紹介していきたいと思います。
LINEで新しいiPhoneに引き継ぎできるデータ
古いスマホ端末から新しいスマホ端末へLINEのデータを移行する際に、すべてのデータを引き継ぎできるわけではありません。
どうしても引き継ぎできるデータと引き継ぎできないデータが存在します。
以下、iPhoneとAndroid両方含む場合について列挙したのでご覧ください。
引き継ぎできるデータ
スマホからのLINEデータ移行の際、引き継ぎできる情報としては、
- LINEの友達
- LINEグループ
- LINEプロフィール情報
- LINEステータスメッセージ
- LINEトーク履歴
- アルバムやノートに投稿したLINEの情報
- LINE上のタイムライン/ホームの内容
- LINEスタンプ、絵文字、着せ替え(LINEアカウント引継ぎ後、再ダウンロードが必要)
- 購入済みのLINEコイン残高(同じOS間のみ)
- Keepに保存済みのLINE上のデータ
- LINE Out(旧ライン電話)のチャージ済みコールクレジット(同じOS間のみ)
- LINE連動アプリ・サービス
等となっています。
実際、引き継ぎできるデータはこんなにも多いです。というか、ほとんどのデータを引き継ぐことができます。同じOS間であれば、ほとんどの情報を引き継ぎできます。同じ種類のスマホで機種変更したという方は、ご安心ください。
引き継ぎできないデータ
スマホからのLINEデータ移行の際、引き継ぎできないデータとしては、
- LINEのトーク履歴(異なるOS間の場合)
- LINE通知音の設定
- 購入済みのLINEコイン残高(異なるOS間の場合)
- チャージ済みのLINE Outのコールクレジット(異なるOS間の場合)
となります。
異なるOS間では、かなり制限があるようなので、気を付けましょう。例えば、AndroidからiPhone、iPhoneからAndroidに機種変更する際、バックアップなどでLINEのデータを引き継ぎすることは困難です。
是非ともご自分の古いスマホ端末と新しいスマホ端末がどのOSなのかを確認しましょう。また、重要なトーク履歴がバックアップを用いて移行することができないのが注意点です。(「keep」を使う方法により、異なるOS間でもトーク履歴が引き継ぎできます。後述します。)
iPhoneからiPhone、AndroidからAndroidなど、同じOSであるスマホ間に関しては気にしなくてもよいでしょう。
以下のリンクを参考にさせていただきました。
LINEを新しいiPhoneへ引継ぎする前の準備
ご自身の新しいスマホ端末に色々な情報を移行する前に、LINEのアカウントを新しいiPhoneへ引き継ぎする必要があります。この作業をしていただかないと、もしご自身の機種変更前のiPhone等端末でLINEの新規登録などを行ってしまったとしたら今まであったLINEのデータがなくなってしまう可能性がございますので、ご注意ください。
そして、アカウントを引き継ぎする前に機種変更前のスマホ端末で行っていただく作業があります。また、注意点として、アカウントを引き継いだだけではまだLINEのトーク履歴を引き継ぎしたことにはなりません。
どのようにしていけばよいのか、一つずつ見ていきましょう。
メールアドレスを登録しておく
まずは、LINEアカウントの引継ぎをするために、LINEのメールアドレスをiPhone上で登録しましょう。
これがアカウント引き継ぎからのLINEデータ引き継ぎへの第一歩となります。
実際、この作業を行っていただかないと、アカウント引き継ぎどころか、LINEのデータ引き継ぎさえできなくなってしまうので、重要な作業となります。
LINEホームを開き、左上の設定ボタンをタッチする
まずは、LINEホームを開いて左上の歯車のマークをした設定ボタンをタッチしましょう。
このLINE設定画面は今後の新しいiPhoneへのLINEアカウント引き継ぎ、LINEのデータ引き継ぎのために重要な画面ですので、どうすれば行けるのか覚えておきましょう。
LINE設定画面から、LINEアカウントのボタンをタッチする
次に、LINE設定画面の上から2番目、プロフィールのボタンの下の「アカウント」ボタンをタッチしましょう。
LINEの電話番号、メールアドレスの設定などのボタンが表示されているはずです。
LINEアカウント画面でメールアドレス登録をする
LINE設定画面からアカウントボタンをタッチするとこのような画面が開くと思います。
まずはLINE上でメールアドレスの登録をしていきたいので、上から2番目の、電話番号ボタンの下のメールアドレスボタンをタッチしましょう。
メールアドレス登録画面から登録する
LINEアカウント画面から、メールアドレス設定のボタンをタッチすると、このような画面が開きます。
この画面ではメールアドレスがあらかじめ登録されてあり、ボタンが「メールアドレスの登録を解除」となっておりますが、まだ登録をしていない皆さんの画面では新しく登録できるようになっておりますので、ご安心ください。
新しくLINE上でメールアドレスを登録することができたら、無事完了です。
これで新しいiPhoneへのアカウント引き継ぎ、LINEデータ引き継ぎをするための第一歩は終了です。
パスワードの設定手順
LINE上で登録したメールアドレスと同様に重要になってくるのがLINE上パスワードです。これも古い端末で行っていただくこととなります。
このパスワードを設定しない限り新しいiPhoneへのLINEアカウントの引き継ぎ、LINEのデータ引き継ぎはまだできないのでご注意ください。
さて、LINE上のパスワードの設定手順ですが、LINE上で登録したメールアドレスと実質的には変わりません。
これも一緒に見ていきましょう。
ホームから設定ボタンをタッチする
これもLINE上で登録したメールアドレスの時と同様です。
ホーム画面を開いていただけましたら、左上の歯車の設定ボタンを押してください。
LINE設定画面からアカウント画面に入る
ここまではメールアドレスの時と同じです。
設定画面を開いていただけましたら、上から2番目、プロフィールボタンの下のアカウントボタンをタッチしてください。
先ほどと同様のアカウント画面が開きます。
LINEアカウント画面からパスワードの設定に入る
ここからはメールアドレスの登録の時とは少し異なってきます。
アカウント画面、開けたでしょうか。
開けましたら、上から3番目、先ほど登録したメールアドレスの下のボタンである、パスワード設定のボタンをタッチしてください。
なお、この画像ではすでに「登録完了」となっていますが、私の端末でのことですので、気にしないでください。皆さんはまだ「登録完了」とはなっていないはずです。
パスワードの設定をする
パスワードの設定画面をうまく開けたでしょうか?
この後は、設定したいパスワードを打ち込んでいただければ大丈夫です。
新しく導入された引継ぎ許可
2016年2月に新しく導入された引き継ぎ許可という機能があります。
これはどういうものかというと、この引き継ぎ許可を機種変更当日に行うことで、新しいスマホへのアカウントの引き継ぎを可能にする機能です。
しかし、「さっきメールアドレスとパスワードを登録したのに、新しくこんな機能が必要になるのはなんで?」と疑問に思う方も多くいると思います。
結論から言うと、必要になる方と必要にならない方がいます。
どういうことかというと、facebookログインを利用している、あるいは電話番号を変更したという方につきましては、この引き継ぎ許可が必要になります。
なお、重要な注意点ですが、アカウント引き継ぎ許可は機種変更時以外基本的にオンにしないでください。
アカウント引き継ぎ許可はその名の通り他のスマホにアカウント引き継ぎを許可するものなので、ご購入の端末やご使用の端末以外のスマホから侵入され、アカウントを乗っ取られてしまう危険性がございます。
この引き継ぎ許可設定はやはり機種変更当日以外使用しないでください。
つまり、facebookログインを利用していないし、電話番号も変更しないという方は必要ありませんのでご安心ください。また、必要ない方に関しましては、メールアドレスの登録、パスワードの設定のみで大丈夫です。
以下、一応やり方を説明しておきます。
設定画面からアカウント引き継ぎ画面に入る
メールアドレス、パスワードの設定の時にも出てきました設定画面を開いてください。
次に、上から4番目、プライバシー管理ボタンの下のアカウント引き継ぎボタンをタッチしてください。
アカウント引き継ぎ許可画面でアカウント引き継ぎを許可する
アカウント引き継ぎ画面を開けたでしょうか。一番上の右のボタンをタッチして、アカウント引き継ぎを許可していただければ大丈夫です。
重要なので再三述べますが、facebookログインを利用していない方、電話番号を変更していない方につきましては、この引き継ぎ許可が必要ありませんのでご自分の状況はどうなのかをご確認ください。
また、iPhoneなどに機種変更してLINEのアプリを引き継ぐ時だけに利用する機能になりますので、当日以外はご利用なさらないでください。
トーク履歴をiPhoneでバックアップ
先ほど、アカウントをどのようにすれば引き継ぎできるのかについてご説明いたしました。しかし、アカウントを引き継ぎしただけでは、肝心のトーク履歴までは引き継ぎできません。トーク履歴を引き継ぐには、トーク内容を暗号化した状態でバックアップする必要があります。
バックアップするには、主にiCloudを利用する方法と、iTunesを利用する方法があります。他のやり方については後述いたしますが、主にこの二つのやり方が主流です。
それぞれ、説明していきたいと思います。
iPhoneでiCloudを使う方法
さて、これからiPhone上にあるトーク履歴を実際にバックアップして引き継ぎをする工程に入っていただきます。
新しいiPhoneへのLINEのデータ全体の引き継ぎをするための重要な作業ですので、しっかりと行ってください。
アカウント引き継ぎができるようになっていないと、新しいiPhoneへのトーク履歴の引き継ぎもできませんので、アカウント引き継ぎがまだできないという方は上述の作業を行ってからトーク履歴引き継ぎの工程に入るようにしましょう。
iCloudとは?
皆さんもiCloudをお使いかと思いますが、実際何なのかを知っているでしょうか?
簡単に説明しておきますと、iCloudというのは、自分の情報をApple社のデータベースに保管しておくことです。そのため、自分の端末上からデータがなくなってしまった、という時にiCloudのバックアップを利用していれば、すべての情報がなくなってしまう心配はありません。重要な情報はiPhoneへ引き継ぎができるようになっています。(最新のデータなどは一部なくなることもあります。)
なんだか情報が盗まれそうで怖いとお思いかもしれませんが、Apple社のセキュリティは非常に堅固なので十分安心できます。
なぜCloud?
iCloudの「クラウド、Cloud」は雲のことです。
どうして雲とデータの保管が関係あるのでしょうか。
それは、実際はデータの保管はApple社で行われているのに、そうしているように見えず、あたかも雲の上にデータを保管しているようだから「雲」の意味である「クラウド、Cloud」が使われました。
この、「雲」という言葉に引っかかってしまう方も多いかもしれません。
「雲の上に保管するって何?」とお思いの方も多いでしょう。
ですが、簡単に言えば、クラウド上に保管するとは、「データを別の場所に保管すること」と同じ意味です。いたってシンプルなことなので、ぜひ覚えておきましょう。
なお、これはあくまでもAppleのサービスなのでiPhoneでしか利用することができません。したがってAndroid製品では全く異なったやり方をする必要があります。
新しいiPhoneを購入・契約した際には、このバックアップ機能を利用しましょう。
iPhone内でiCloudを用いるバックアップ方法
新しい端末でのデータ移行で重要になるのは、バックアップです。
これをすることによって、新しいiPhoneへのLINEアカウントの引き継ぎからのLINEデータ全体の引き継ぎが可能になります。
iPhoneならばiCloudを利用できますので、有効活用しましょう。(再度述べますが、Androidでは利用できないのでご注意を。)
早速、iCloudを用いてのバックアップ方法について手順を説明していきます。
設定画面からトークボタンをタップする
設定画面をホームから開いてください。
下のほうに行くと「トーク」と書かれている欄がありますから、そこをタップしましょう。
トーク設定画面が表示されるはずです。
トーク設定画面からトークバックアップ設定画面に入る
設定画面から、トーク設定画面を開くことができたでしょうか?
開くことができたら、上から3番目、フォントサイズと書かれている欄の下にあるトークのバックアップと書かれている欄をタップしましょう。
トークのバックアップ設定画面に入れると思います。
バックアップ設定画面でバックアップをする
トーク設定画面からバックアップ設定画面に入ると、今すぐバックアップと書かれた欄とバックアップしたトーク履歴の削除と書かれた欄があると思います。そのふたつの欄のうち、上の欄である今すぐバックアップと書かれた欄をタップしましょう。
すると、
このようにバックアップ中のポップアップが表示されます。
この際、電源を切ったり、他の操作をしないようにしましょう。データが破損する恐れがあります。
しばらくすると、
このように、バックアップ完了のポップアップが出てくると思います。
これが出てきたら完了です。
あなたのトーク履歴データは無事Apple社のデータベースに移行・保管されました。
iCloudにサインインする
これまでの過程が適切に行われた方は、データがしっかりとiCloud上に移行され、保管された状態になりますので、新しいスマホにSIMカードを入れてください。
そうすると、iCloudにサインインできるようになりますので、サインインをして、LINEのアプリをダウンロードできていない方はしていただくと、LINEのトーク履歴はそのまま残っている状態になります。
iTunesを使ってiPhoneへアプリを引き継ぐ方法
iTunesとは?
iTunes。
これも見慣れた言葉かもしれませんが、iCloud同様、その概要、それがどういう機能を担っているのかきちんと説明できる人は少ないと思います。
あるいは、携帯電話から機種変更した方、Androidから機種変更された方だと、知らない方も多いかもしれません。
iTunesには様々な役割がありますが、一言でまとめると、「iPhoneの整備」を担当するアプリとでもいいましょうか。「tune」は整備するという意味の英語なので、まさに「iPhoneをtuneする」で「iTunes」となったのでしょう。
iTunesの起源
iTunes(アイチューンまたはアイチューンズ)は、もともとipodというポータブルミュージックプレーヤーのためのミュージック管理、購入アプリでした。
そのあと、iPhoneやiPadなど、ipodの機能をすべて含んでかつ携帯、パソコンの機能までカバーするものが生み出されたので、それがipodにとって代わりました。
そこでiTuneは通常通り音楽を管理・購入するためのアプリとして機能するだけでなく、iPhone、iPadのデータ管理まで行うようになりました。現在ではicloudとも連携して音楽を管理するようなシステムになっています。
一時期iTunesはiPhoneのアプリの管理・購入ができていたのですが、最新版ではできなくなってしまいました。
iTunes12.7以上になると、iPhoneアプリに関する管理はすべてiOS上で行うようになったようです。
iPhoneのバックアップ
前述のように、iTunesではiPhoneのアプリのバックアップを行っています。このバックアップ機能を利用することで、暗号化されたバックアップ情報を適切に新しいiPhoneへと復元することができます。
バックアップでは、iCloud上に保存するかコンピューター上に保存するかの二択がありますが、最新版のiTunesではiPhoneをコンピューターに接続した直後に基本的には自動的にバックアップが行われるようになっているので、皆さんに行ってもらう処理は手動でのバックアップとなります。
これを行うことによって、新しいiPhoneへのLINEアカウントの引き継ぎからのLINE全体のデータ引き継ぎが可能になる他、他のアプリの重要なデータ引き継ぎ、全体のデータの引き継ぎが可能になりますので、新しいiPhoneへのLINEの引き継ぎ以外に応用できます。
iPhone上の音楽データ・動画データの管理
iTunes上では、CDのデータや皆さんがiTunesストアで購入したiPhone上の音楽データを保存しているほか、映画や皆さんがとった動画などの動画データを管理することができます。
映画などのコンテンツもiTunes上で購入することができ、iPhone上にダウンロードすることもできます。
また、iPhone上の音楽データ・動画データの他に、オーディオブックや電子書籍などのデータもiTunes上で管理することができます。
もちろん、iPhoneへ機種変更した際、引き継ぎもできます。
iPhone上の連絡先・電話帳などの同期
iTunesでは、上記のようなiPhoneのバックアップ、iPhone上の音楽データ・動画データの管理・購入の他に、iPhone上の連絡先や電話帳などを同期することのできる機能があります。
ご自身のコンピューター上で保存してある電話帳の情報と、iPhone上に保存してある連絡先情報を同期することによって、別々の情報を両方のデバイスでシェアすることができます。
これももちろんiPhone上の連絡先は機種変更したiPhoneへ引き継ぐことができます。
iPhoneをiTunesでバックアップ
古いiPhoneのLINEのトーク履歴などのデータを新しいiPhoneに移行するためにはどのようにすればよいのか、その方法について紹介していきたいと思います。
この方法は、先述のiCloudのバックアップとは異なり、ご自身の端末のデータをほぼ丸ごと移行することになりますので、LINEのトーク履歴のみをバックアップするわけではありません。
ですので、すべてのiPhone上のアプリに対して応用できるようなバックアップシステムとなっております。
また、iCloudによるiPhoneへの引き継ぎができないという場合も有効です。iTunesでは、コンピューター上でのバックアップも行っておりますので、iCloudによる引き継ぎができない場合でも、コンピューター上のバックアップからiPhoneへアプリを引き継ぎすることが可能です。
まずはiPhoneとコンピューターを接続
まずは、USBケーブル(いつもiPhoneの充電で使っているやつです)を用いて機種変更前のiPhoneとコンピューターを接続してください。
iTunesをまだダウンロードしていないという方につきましては、一度ブラウザにて「itunes ダウンロード」などと検索していただいて、ご自身でダウンロードしてからバックアップに臨むようにしてください。
その後、iTunesをダウンロードしていただいている方はiTunes画面を開いてください。
ホーム画面から自分の端末の個別設定画面へ入る
iTunesを開いていただくと、このようにホーム画面が開くと思います。(私個人の音楽などが目に入ると思いますが、気にしないでください。)
先ほど、iPhoneとコンピューターをUSBケーブルで接続していただいた方は、左の欄と左上のほうにご自身のiPhoneのアイコンと「~のiPhone」というものが出てくると思います。
そのような状態になったら、そのiPhoneのアイコンと、「~のiPhone」となっているところのいずれかをクリックしてください。
個別設定画面からバックアップする
iPhoneのアイコン、あるいは「~(ご自身の名前)のiPhone」となっているところをクリックしていただくと、このような画面が開くと思います。
これは個別のiPhoneを管理する画面となります。
このような個別管理画面の左には「概要」、「ミュージック」、「ムービー」・・・となっているところがあると思います。「概要」の欄の背景が青、字が白となっていない方がいましたら、「概要」となっている欄をクリックしていただいて、このように背景が青、字が白となっている選択された状態にしてください。
つぎに、「バックアップ」となっているところをご覧ください。
その欄の右に、「手動でバックアップ/復元」と書かれている場所が見つかると思います。この欄の「今すぐバックアップ」と書かれている欄をクリックしてください。
左に自動でバックアップと書かれている欄がありますが、iCloudに最も重要な情報を保存したり、コンピューター上にバックアップを保存したりできるわけです。これは自動で行われるので、万が一「大事なiPhoneを紛失してしまった」という事態が起こった時に、この機能を利用してバックアップを復元して重要な情報だけは元通りにすることができます。
バックアップが始まると上部真ん中に「同期中」という表示がなされます。
これが終わると、iPhone内の情報はiTunes上にバックアップされましたので、完了です。
LINEを新しいiPhoneへ引き継ぎする手順
バックアップが完了したので、いよいよiPhoneへのLINEの引き継ぎをしますが、やることはとても簡単なので、簡潔に説明しておきます。
まずは、LINE上でログインしてください。LINEアプリ側が電話番号の認証を迫ってくるので、入力しましょう。そのあと、先ほど登録したメールアドレス、パスワード等を入力するとアカウントの引継ぎ完了です。
この後は、トーク履歴の復元をしますが、iPhone上のLINE内においてiCloudで保存した場合、開くだけでバックアップが復元されていると思います。
ですので、iTunesに対して説明いたしますが、iTunesに関しては、バックアップするときと同じ手順をたどっていただくと、「今すぐバックアップ」の横に「バックアップを復元」とありますので、それを押していただいたら完了です。
以下にその画像を載せておきます。
LINEを新しいiPhoneへ引き継ぎできない時の対処法
「LINEの引き継ぎ手順をしっかり守ったのに、iPhone上でバックアップされていない!」
そういった場合でもあきらめないでください。LINEのiPhoneへの引き継ぎができない例は非常にまれなので、「結局LINEのiPhoneへの引き継ぎができなかった」ということには、ほとんどのケースでならないと思います。
以下に失敗したときの対応策を紹介させていただきます。
購入したLINEのアイテムが引き継げない場合
トーク履歴、LINE友達リストなどが正常に移行されたのに、LINEスタンプや着せ替えなどの購入したアイテムがiPhone上のどこにもない。という場合につきましては、LINE会社に問い合わせてみてください。
アイテム移行に対応してくれる場合があります。
引き継ぎ可能なアイテムとしては、LINEスタンプ、LINE着せ替え、課金アイテムの購入履歴、LINE上のコイン残高、そしてLINE上のクレジット残高となります。
問い合わせの際は、LINE上に登録した電話番号、メールアドレス、ラインID等を合わせて報告するとよりスムーズにアイテム移行に対応してもらえると思います。
LINEのトーク履歴移行に失敗したら
バックアップも手順通りやって、iCloud、iTunes、考えられるすべての手段を尽くしたのに、トーク履歴のバックアップができなかったときは、どうしましょう。主に原因として考えられるのは以下です。
- OSのバージョンが異なる
- LINEのバージョンが古い
- AppleID等を間違えている
これらが原因としてあげられるものですが、「これらもしっかりやった」という場合、専門業者に頼んでみたり、LINEに問い合わせてみたりしてください。
LINE上で電話番号を認証されなかった
電話番号を認証してくれなかった場合、考えられる対策は「時間を置くこと」です。
一日程度時間をおいてから、再度試してみましょう。
それでも何も起きなかったら、問い合わせをしてみましょう。
LINEのバックアップを定期的に取る方法
LINE上のiCloudも機能しない(使えない)、iTunesも使えない、という時の最終手段、あるいは万が一のための対策として「定期的にLINEのトーク履歴を保存しておく」という方法が考えられます。これは、「keep」というLINEの機能を利用するものとなります。
定期的に保存すると言っても、すべてを保存するわけではありません。自分が「これは大事だな」と思った情報を選択的に保存することになります。
これだけでは何を言っているのか分からないと思うので、以下で説明していきたいと思います。
保存したいトーク画面を開く
まずは、保存したい情報があるトーク画面を開いてください。
次に、右上にあるメニューボタンをタッチしてください。
メニューからトーク履歴の編集に入る
メニューのプルダウンが開けたでしょうか。
そうしましたら、右上のトーク編集というところをタッチしてください。
「トーク編集」というところをタッチしていただくとこのようなポップアップが表示されます。
一番上の「keepに保存」という欄をタッチしてください。
トークを選択
「keepに保存」をタッチしていただくと、このようにトークを選択できる画面が表示されます。
選択したいトーク情報をタッチしてください。
上の画像で言いますと、緑でチェックマークがついたところが選択されたトーク情報となります。
このように、緑のマークがしっかりつけられましたら、右下の「保存」という緑のボタンをタッチしてください。
これで保存完了です。
保存した内容を閲覧したいとき
保存した内容を閲覧したいときは、まずアカウント画面を表示します。
そのために、ホーム画面を開いてください。
ホーム画面の右上に、自分のアイコンがあると思いますが、それをタッチしてください。
このように、アカウント画面が表示されると思いますが、右下に「keep」と書かれているところがありますので、そこをタッチしてください。
このように「keep」を閲覧することができます。
これは、アカウントの引継ぎさえ成功していれば、新しいスマホ上でも閲覧できる情報となります。
いかがでしょうか?
LINEのデータ移行から失敗したときの対策まで理解していただけたでしょうか?
皆さんのお役に立てたら幸いです。