2020年07月10日更新
Facebookのいいねとシェアの違いは?
Facebookを利用していると「いいね」や「シェア」といった言葉をよく見かけます。 この2つの使い方や違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。 ここではFacebookの基本的な画面とともに、「いいね」と「シェア」の違いについてご説明します。
目次
Facebookのいいねとシェアの違いの前に知っておくべきこと
Facebookで「いいね」や「シェア」をすると、投稿内容の一覧にも表示されるようになりますが、その一覧にも「ニュースフィード」と「タイムライン」の2種類があることをご存知でしょうか。
Facebookにおけるそれぞれの役割と違いについて確認しておきましょう。
ニュースフィード
ニュースフィードは自分の投稿だけでなく友人の投稿や企業の投稿なども表示され、全てを一括で確認できるページです。
そしてニュースフィードの中は更に「ハイライト」と「最新情報」に分かれています。2つの違いと、切り替えるとどうなるのかについても簡単にご説明しておきます。
ハイライト
「ハイライト」は「人気投稿」のようなもので、どの投稿が表示されるのかはFacebookが自動で選定しています。基本的には反応の大きい投稿がハイライトとして表示されるため、友人の多い人や頻繫に更新をしている人の投稿が優先されることが多いです。
いつも同じ人の投稿が最初に出てくるな、と思うことがあるかもしれません。これはFacebookがハイライトに選出する投稿が偏るためですので、順を追って読み進めたい場合は下の「最新情報」に切り替えると良いでしょう。
企業のキャンペーンや注目されている投稿を先にチェックしたいという場合は「ハイライト」の方が効率よく読むことができます。
最新情報
「最新情報」はその名の通り、新しく投稿されたものから順に表示される形式です。反応の大きさや友人の数などは影響されず、純粋に投稿日時順で流れるため読みやすさはこちらの方が上でしょう。
まんべんなく投稿をチェックしたいという場合はこちらを利用すると便利です。ただしFacebookでは最初に「ハイライト」が表示されるように設定されているので、Facebookを開く度に「最新情報」に切り替える必要があります。
タイムライン
タイムラインはFacebook上の自分の投稿が表示される場所です。こちらは投稿日時の順になっており、過去の投稿を簡単に確認することもできるので、自分の日記帳のような感覚で振り返りが行えるページです。
また、タイムラインに表示されているものは自分だけではなく友人のニュースフィードにも表示されます。つまりタイムラインは自分の情報だけが流れる場所、ニュースフィードは自分と友人の情報がまとめて流れる場所というのが大きな違いです。
この機能は以前、Facebook上で「ウォール」と呼ばれていたものですが、現在は「タイムライン」で統一されています。
Facebookのいいねとシェアの違い
Facebookにおける「ニュースフィード」と「タイムライン」の違いが分かったところで、いよいよ本題の「いいね」と「シェア」の違いについてご説明いたします。「いいね」と「シェア」の大きな違いは「どこまで拡散されるのか」という部分です。
今回は以下の4人の登場人物をもとに「いいね」と「シェア」をするとそれぞれどうなるのかを図解しながら進めていきます。
- AはB・Cと友人
- BはA・Dと友人
- CはAと友人
- DはBと友人
- CとDは面識がない赤の他人
上記の設定を頭に入れつつ読み進めてくださいね。
まずは、通常の投稿をした場合にどのように表示されるのかについてです。例えば、AがFacebook上に「ランチに行ったよ」と投稿したとします。そうすると当然、Aのタイムラインには自分の投稿が表示されますし、ニュースフィードにも同様に表示されます。
このAの投稿は、友人であるBとCのニュースフィードにも表示されます。ただしこれはあくまでもAの投稿ですので、BとCのタイムラインには表示されません。そしてAと友人ではないDに関しては、タイムラインはもちろんニュースフィードにも表示されません。
いいねするとどうなるか
では先ほどのAの投稿に対して、Bが「いいね」をした場合はどうなるのでしょうか。結果は下図のような感じでして、BがAの投稿に「いいね」をしたことが伝わるのはAとAの友人までです。
今回「いいね」というアクションを起こしたのはBですが、「いいね」をした元の投稿はAによるものなので、今回もDのページには一切表示されません。
シェアするとどうなるか
続いて、Bが「いいね」ではなく「シェア」をした場合はどうなるのでしょうか。「シェア」をすると、友人の投稿を自分のタイムラインに表示させることができます。
「この人のこの投稿が素敵だからみんなも見てください」というような意味合いです。Facebookの「シェア」はtwitterでいう「リツイート」と同じようなものと思っていただければ良いでしょう。
そして元の投稿はAによるものであっても、「シェア」をすることでBのタイムラインに表示されるので、本来Aとは面識のないDのニュースフィードにも表示されます。
いいねとシェアはどちらが拡散されるか
上の図で分かるように、拡散範囲は「いいね」よりも「シェア」の方が大きいです。「いいね」は投稿者の友人まで、「シェア」は投稿者の友人の更に友人まで拡散されます。
「シェア」が連鎖すればどんどん拡散されるため、拡散されると困るような個人情報は載せないようにするなど取り扱いには注意しましょう。
通常の日記のような投稿であれば「いいね」、イベントの告知やお知らせなどは「シェア」をして拡散してあげると感謝されるかもしれませんね。
ちなみに、細かく設定をしておけば「シェア」をした場合でも共通の友人にしか表示されないようにすることも可能です。
Facebookページにいいねするとどうなるか
Facebookには個人のアカウントだけでなく、企業や団体のアカウントが数多く存在します。企業や団体のアカウントについては「Facebookページ」と呼ばれ、個人のアカウントとは機能的に異なる部分が多いです。
Facebookページの場合は、投稿に対する「いいね」とは別に、ページに対しても「いいね」をすることができます。Facebookページに「いいね」をした場合はどうなるのか、個人のアカウントとの違いなどを確認しておきましょう。
個人ページとFacebookページの違い
個人ページとFacebookページの大きな違いは投稿内容の「公開範囲」にあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
個人ページ
個人ページの特徴は以下の通りです。
- 個人名(基本は本名)で登録すること
- Facebookに登録している人でないと閲覧できない
- Googleなどの検索に反映されない
このように、個人ページの場合はFacebookを利用している人同士のコミュニケーションや自己の記録として活用するものになります。
本名で登録するため、他人には情報を知られたくないという理由から公開範囲を「友人」までに制限して利用している方も少なくありません。
Facebookを利用していない人からは見ることができないため、検索エンジンなどにも反映されることはありません。Facebookの個人ページにどれだけ投稿しても検索には表示されないということです。
日記のような使い方以外にも、個人の活動やグループの発信を行いたいという場合は次の「Facebookページ」を開設すると良いでしょう。
Facebookページ
Facebookページの特徴は以下の通りです。
- 個人名だけでなく企業や団体名で登録できる
- Facebookに登録している人でも閲覧できる
- Googleなどの検索に反映される
Facebookページは必ずしも個人名である必要がなく、自分が活動している団体名など自由に設定することができます。芸能人やミュージシャン、会社の名前などで開設している場合がほとんどです。
また、Facebookを利用していなくても閲覧ができるので、活動やイベントの日程などを広く告知したい場合には向いています。更に、Facebookの中だけでなく各種検索エンジンにも反映されるので、履歴として残しておきたいといった場合にもオススメです。
個人情報は出さずに活動の発信を行いたいという方はぜひFacebookページを活用してみましょう。
Facebookページのいいねは拡散力がある
Facebookページには個人ページのような友人の申請を出すボタンが存在しません。逆に、Facebookページから友人の申請を出すことももちろんできません。
その代わり、Facebookページそのものに対して「いいね」をすることができるようになっており、これがフォローのような機能を果たします。
Facebookページに対して「いいね」をすると、「いいね済み」と表示が変わります。その後は「いいね」をしたFacebookページに新しい投稿があると自分のニュースフィードに表示されるのでいちいち確認しにいく必要がありません。
このように、Facebookページは完全受け身になるのでどんどん発信をして「いいね」をたくさんもらえるようにならなければいけません。
たくさん「いいね」が付けば、それだけたくさんの人のニュースフィードに表示されるわけですから、その投稿が「シェア」されていけば拡散力は抜群ですよね。
Facebookのいいねやシェアの履歴を確認する方法
自分がどのFacebookページや投稿に対して「いいね」や「シェア」をしたのか、その履歴を確認する方法をご紹介いたします。
履歴を確認したいときは、タイムラインの画面を開き「アクティビティログ」というボタンをクリックしましょう。
ここで「いいね」や「シェア」をした履歴の一覧を確認することができます。Facebookページだけではなく友人などの個人ページに対する「いいね」や「シェア」の履歴もまとめて表示されます。
Facebookのいいねやシェアを削除する方法
一度は「いいね」や「シェア」をしたものの、やはり自分には必要のない情報だったという場合など「いいね」や「シェア」を取り消したいと思ったときの方法をご紹介いたします。
「いいね」や「シェア」を取り消す場合は、2つのやり方があります。
いいねを取り消す
Facebookページに対しての「いいね」を取り消す場合は、該当のFacebookページの画面を開き、「いいね済み」のボタンから「いいねを取り消す」をクリックしましょう。
Facebookページや個人ページにかかわらず、投稿に対する「いいね」を取り消したい場合は、自分のニュースフィードから該当の投稿を探し、再度「いいね」をクリックすると取り消しになります。
自分が「いいね」をした投稿は「いいね」の部分が青くなっているので一目で分かります。
シェアした投稿を削除する
「シェア」した投稿を削除したい場合は、自分のタイムラインを表示して該当の投稿を探します。見つけたら投稿部分の右上にある「…」をクリックしましょう。
一覧から「削除」をクリックしましょう。
再度「削除」をクリックしましょう。これで「シェア」をした投稿を取り消すことができました。
また、先ほど紹介した「いいね」や「シェア」の履歴が表示される「アクティビティログ」からも「いいね」や「シェア」の取り消しが可能です。古い情報を削除したい場合はこちらの履歴から探す方が早いでしょう。
Facebookのいいねとシェアの違いまとめ
機能が多い分、細分化されすぎて使い方が分からないと感じる部分も多いFacebook。
他のSNSと比べて個人情報を扱う量が多いため、自分の投稿が「いいね」や「シェア」によってどこまで拡散されるのか、どこまでの範囲の人が閲覧できるのかといったことをしっかりと理解して利用しましょう。