2020年05月15日更新
【2020年5月】Microsoftの月例更新! 脆弱性の対処!
Microsoftは、2020年5月13日にセキュリティ更新プログラムを公開しました。2020年5月に公開したMicrosoftの月例更新では、数々の脆弱性の対処を行っています。月例更新の修正パッチにの対象製品やセキュリティの内容について見ていきます。
目次
- 1Microsoftから2020年5月のセキュリティ更新プログラムが公開
- ・ソフトウェアのセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の対象製品
- 2Microsoftは新たに確認した脆弱性を公開
- 3Windows 10のセキュリティ更新プログラム
- ・Windows 10の最大深刻度
- 4Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Coreインストールのセキュリティ更新プログラム
- ・Windows Serverの最大深刻度
- ・Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012のセキュリティ更新プログラム
- 5Internet Explorerのセキュリティ更新プログラム
- ・Internet Explorerの最大深刻度
- ・Microsoft Office関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
- ・Microsoft SharePoint関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
- ・Microsoft Dynamics関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
- ・.NET Framework関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
- ・合わせて読みたい!Microsoftに関する記事一覧
Microsoftから2020年5月のセキュリティ更新プログラムが公開
Microsoft/マイクロソフトは、2020年5月13日に、2020年5月のセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)を公開しました。
2020年5月の月例パッチでは、さまざまな対象製品の脆弱性を修正することができます。
ソフトウェアのセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の対象製品
2020年5月のセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の対象製品は以下となっています。
セキュリティ更新プログラムの対象製品 |
|
脆弱性情報の更新が2件行われた
2020年5月のMicrosoftのセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の対象製品については、既存の脆弱性情報の更新が2件行われました。
「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、今月5月に新たに追加された要素はないと報告されています。
Microsoftは新たに確認した脆弱性を公開
Microsoftは新たに確認した脆弱性について、下の表の新しいセキュリティ更新プログラムを公開しています。
製品ファミリ | 最大深刻度 | 最も大きな影響 | 関連するサポート技術情報 |
Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v1909、v1903、v1803) | 緊急 | リモートでコードが実行される | Windows Server 2019: 4551853、Windows Server 2016: 4556813、 Windows Server v1903 および Windows Server v1909: 4556799、 Windows Server v1803: 4556807 |
Windows 10 v1909、v1903、v1809、v1803、v1709 | 緊急 | リモートでコードが実行される | Windows 10 v1903 および Windows 10 v1909: 4556799、Windows 10 v1809: 4551853、 Windows 10 v1803: 4556807、 Windows 10 v1709: 4556812 |
Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012 | 緊急 | リモートでコードが実行される |
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4556846、Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4556853、 Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4556840、 Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4556852 |
Internet Explorer | 緊急 | リモートでコードが実行される | Internet Explorer の累積的な更新プログラム: 4556798 |
Microsoft Office 関連のソフトウェア | 重要 | リモートでコードが実行される | Microsoft Office に関連するサポート技術情報: 4484384、4484365、4484338 |
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア | 緊急 | リモートでコードが実行される | Microsoft SharePoint に関連するサポート技術情報: 4484364、4484332、4484336、4484352、4484383 |
Microsoft Dynamics 関連のソフトウェア | 重要 | 特権の昇格 | Microsoft .NET Framework 関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報: 4552926、4552928、4552929、4552931、4556399、4556400、4556401、4556402、4556403、4556404、4556405、4556406、4556441、4556807、4556812、4556813、4556826 |
Visual Studio 関連のソフトウェア | 重要 | リモートでコードが実行される | Visual Studio のセキュリティ更新プログラム |
ChakraCore | 緊急 | リモートでコードが実行される | ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジン |
Power BI Report Server | 重要 | なりすまし | Power BI Report Server のセキュリティ更新プログラム |
Windows 10のセキュリティ更新プログラム
ここからは、対象製品のWindows 10のセキュリティ更新プログラムの内容について見ていきます。
Windows 10の最大深刻度
Windows 10の最大深刻度です。最大深刻度は緊急(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Windows 10 v1903およびWindows 10 v1909:KB4556799 Windows 10 v1809:KB4551853 Windows 10 v1803:KB4556807 Windows 10 v1709:KB4556812 |
Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Coreインストールのセキュリティ更新プログラム
つづいて、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Coreインストールのセキュリティ更新プログラムの内容詳細を見ていきたいと思います。
Windows Serverの最大深刻度
Windows Serverの最大深刻度です。最大深刻度は緊急(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Windows Server 2019:KB4551853 Windows Server 2016:KB4556813 Windows Server v1903およびWindows Server v1909:KB4556799 Windows Server v1803:KB4556807 |
Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012のセキュリティ更新プログラム
つぎにWindows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012のセキュリティ更新プログラムに注目をしていきたいと思います
Windows 8.1などの最大深刻度
Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012の最大深刻度は緊急(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2マンスリー ロールアップ:KB4556846 Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2セキュリティのみ:KB4556853 Windows Server 2012マンスリー ロールアップ:KB4556840 Windows Server 2012セキュリティのみ:KB4556852 |
Internet Explorerのセキュリティ更新プログラム
つぎに、Internet Explorerのセキュリティ更新プログラムについてもフォーカスして説明をしていきたいと思います。
Internet Explorerの最大深刻度
Internet Explorerの最大深刻度は緊急(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Internet Explorerの累積的な更新プログラム:KB4556798 |
Microsoft Office関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
づづいて、Microsoft Office関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを見ていきたいと思います。
Microsoft Officeの最大深刻度
Microsoft Officeの最大深刻度は重要(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Microsoft Officeに関連するサポート技術情報 KB4484384、KB4484365、KB4484338 |
Microsoft SharePoint関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
つづいては、Microsoft SharePoint関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムについて注目をしていきたいと思います。
Microsoft SharePointの最大深刻度
Microsoft SharePointの最大深刻度は緊急(リモートでコードが実行される)です。
最大深刻度 |
Microsoft SharePoint に関連するサポート技術情報 KB4484364、KB4484332、KB4484336、KB4484352、KB4484383 |
Microsoft Dynamics関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
つづきましては、Microsoft Dynamics関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを確認していきます。
Microsoft Dynamicsの最大深刻度
Microsoft Dynamicsの最大深刻度は重要(なりすまし)です。
最大深刻度 |
Microsoft Dynamics関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報 KB4552002、KB4551998 |
.NET Framework関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラム
最後に、.NET Framework関連のソフトウェアのセキュリティ更新プログラムを見ていきたいと思います。
.NET Frameworkの最大深刻度
.NET Frameworkの最大深刻度は重要(特権の昇格)です。
最大深刻度 |
Microsoft .NET Framework関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報:KB4552926、KB4552928、KB4552929、KB4552931、KB4556399、KB4556400、KB4556401、KB4556402、KB4556403、KB4556404、KB4556405、KB4556406、KB4556441、KB4556807、KB4556812、KB4556813、KB4556826 |