2020年06月11日更新
【iOS 13.6ベータ】アップデートの自動ダウンロードが選択可能に!
Appleが6月9日開発者向けにアップデートの自動ダウンロード項目を含む「iOS 13.6」ベータ版アップデートをリリースしたことを発表しました。開発者向け「iOS 13.6」ベータ版ではアップデートの自動ダウンロードが選択可能になる変更が行われています。
目次
Appleが6月9日開発者向けに「iOS 13.6」ベータ版をリリース
米国時間の6月9日、Appleが開発者向けにアップデートの自動ダウンロード項目を含む「iOS 13.6」ベータ版アップデートをリリースしたことを発表しています。
開発者向けにリリースとなった「iOS 13.6」の最新ベータ版では、新機能として新たに2種類の機能が追加されたとのことです。
「iOS 13.6」の最新ベータ版に追加された機能について
Appleが開発者向けに「iOS 13.6」ベータ版アップデートにてリリースした新たな機能についてご紹介していきましょう。
「iOS 13.6」ベータ版にて追加された機能は、ヘルスケアアプリ内での「症状」カテゴリの新設とソフトウェア・アップデートの際に「自動的にインストールを実行するか自動でインストールを実行しないかを選択できる機能が追加となっています。
「iOS 13.6」ベータ版にて追加された新機能ですが、へルスケアアプリのカテゴリに「症状」項目が新設されています。
へルスケアアプリのカテゴリに新設された「症状」の項目では、自分自身の体調や筋肉の痛みをはじめとして様々な病気の症状を入力することが可能となっており、重度・中度・軽度・なしといった症状の詳細についても記録できます。
今回新設された「症状」の項目については、iPhoneやApple Watchが自動的に健康データから収集するものではないため、ユーザー自身の主観にて入力する必要がありますが病院受診の際の参考データにも有効化と思われます。
なお、へルスケアアプリのカテゴリに新設された「症状」項目に入力可能な項目については次の通りとなっています。
- 体調の変化
- 筋肉の痛み具合
- 食欲の変化
- 咳
- めまい
- 失神
- 頭痛
- 吐き気など
「iOS 13.6」ベータ版にアップデートの自動ダウンロードが選択可能になる変更
開発者向けにリリースされた「iOS 13.6」ベータ版アップデートでは、ソフトウェアのアップデート配信が行われる際に、iPhoneやiPadの端末にソフトウェアのアップデートを自動的にインストールを実行するかしないかを選択できる機能が追加されています。
現時点で最新版の「iOS13.5.1」のバージョンでは、「自動アップデート」のオン/オフのみが設定可能となっていました。
「自動アップデート」の設定はWi-Fi接続時に自動的にアップデートファイルがダウンロードされ、夜間の充電中に自動的にインストールが実行されるというものです。
「iOS 13.6」ベータ版では、「iOSアップデートをダウンロードする」もしくは「iOSアップデートをインストールする」という表示に変更されています。
設定方法について
I don’t remember seeing this before in iOS/iPadOS - a way to let your device automatically download and/or install updates, without necessarily saying yes or no to both. Nice quality of life improvement. Found in iPadOS 13.6 beta 2. pic.twitter.com/qdEE1vKneP
— Jeremy Horwitz (@horwitz) June 9, 2020
ソフトウェアのアップデートを自動的にインストールを実行するかしないかを設定する方法について確認しておきましょう。
ソフトウェアのアップデートを自動的にインストールを実行するかしないかの設定を行うには、端末の「設定」アプリを起動し「一般」メニューから「ソフトウェア・アップデート」へ進みます。
「ソフトウェア・アップデート」のメニューに表示されている「自動アップデートのカスタマイズ」項目をタップすることで、「iOSアップデートをダウンロードする」もしくは「iOSアップデートをインストールする」の設定ができるようになっています。
自動的にインストールを実行するかしないかを設定するメリットについて
自動的にインストールを実行するかしないかを設定するメリットですが、アップデート配信時にとりあえずアップデートのダウンロードを行い後からインストールを手動で行うことができるようになります。
この設定を活用することで、配信されたアップデートの内容に不具合が多く報告された場合など、「インストール」を先延ばしにすることや「アップデートしない」対応もできるようになります。