2019年01月25日更新
Googleフォトのバックアップと同期する方法!写真を自動でバックアップしよう
iPhoneやスマホので撮った写真やPC内の写真のバックアップとってますか?Googleフォトの「バックアップと同期」を使えば,自動で同期してくれます。もちろんGoogleフォトでiPhoneやスマホでとった写真も一括管理。面倒くさい作業を簡単にしましょう。
目次
- 1Googleフォトの「バックアップと同期」とは
- ・「Googleフォト バックアップ」が終了し、バックアップと同期」アプリに
- 2Googleフォト「バックアップと同期」の設定方法
- ・Google「バックアップと同期」のセットアップ
- ・Googleフォトで使用するGoogleアカウントでログイン
- ・バックアップ対象を設定
- ・バックアップするフォルダーを設定
- ・フォルダーを選択
- ・設定内容を確認してバックアップを開始
- 3Googleフォトの自動保存写真をバックアップから削除する方法
- ・「バックアップと同期」の削除設定の確認
- 4Googleフォト(グーグルフォト)以外のオンラインストレージアプリ
- ・Dropbox
- ・Amazonプライムフォト
- ・OneDrive
Googleフォトの「バックアップと同期」とは
みなさん,データのバックアップはきちんととってありますか?パソコン内には,たくさんのデータが保存されており,その中でも特に貴重なのが写真や動画。始めて歩いたわが子の写真や,iPhoneやスマホで撮った友人との旅行の動画なんかが保存されている人も多いでしょう。
明日パソコンが壊れたらどうしますか?
iPhoneをトイレに落としたら?
スマホをなくしたら?
でもバックアップって時間がかかるし,面倒。やらなきゃいけないと分かっていてもほったらかしの人や,せっかくバックアップをとったDVDもどこかへ行ってしまったという人も少なくないはず。
そんな時に使えるのが,Googleフォトの「バックアップと同期」機能。一度設定したら,あとは自動でパソコン内の写真のバックアップをとってくれます。もちろんiPhoneやスマホで撮影した写真もGoogleフォトで一括管理。
その上,無料!さらにさらに,容量制限なしの保存し放題とこれば使わない手はない!!
今回は,このGoogleフォトの「バックアップと同期」機能について説明していきます。
「Googleフォト バックアップ」が終了し、バックアップと同期」アプリに
以前から,写真や画像データを自動でバックアップするための「Googleフォトバックアップ」というサービスがありました。しかし,2018年5月12日で終了し,現在は「バックアップと同期」というアプリケーションに変わっています。
今までは,「Goolgeドライブ」データと,「Googleフォト」データが別々に管理されていたのですが,これらが一つになり,さらに強化されたのが,この「バックアップと同期」アプリになります。
では,実際の使い方を見ていきましょう。
Googleフォト「バックアップと同期」の設定方法
まずは,パソコンの中に「バックアップと同期」のアプリを設定していきます。Googleフォトのホームページから「バックアップと同期」のアプリをダウンロードし,”installbackupandsync.exe”のダウンロードが完了したら,実行してインストールを行います。
ダウンロードが完了したら,次のような画面が表示されます。ボタンを押して,セットアップに入りましょう。
Google「バックアップと同期」のセットアップ
「バックアップと同期」アプリのセットアップは非常に簡単です。基本的にはGoogleアカウントでログインを行い,Googleフォトにバックアップを行うフォルダを指定するだけです。では,実際の手順にそって解説していきます。
Googleフォトで使用するGoogleアカウントでログイン
まずは,使用するGooleカウントでログインを行います。当たり前ですが,Googleフォトで使用するアカウントと異なるアカウントでログインすることがないように注意してください。
メールアドレス,パスワードを入力していきます。Googleサービスではおなじみの画面ですね。
バックアップ対象を設定
次に,Googleフォトにバックアップしたいものを指定します。ここでは,PC端末内に保存された写真や画像データをGoogleフォトにバックアップすることを目的としているので,「写真と動画をバックアップ」を選択します。
Googleドライブには,他のデータのバックアップをとることも可能ですので,PC端末内の他のデータもバックアップをとりたいという方は「すべてのファイル形式をバックアップ」を選択してください。
バックアップするフォルダーを設定
次に,Googleフォトにバックアップをとりたいフォルダを設定します。次のような画面が表示されますので,バックアップの対象となるフォルダを指定してください。
デフォルトでは,端末内のデスクトップと画像フォルダに保存されている画像がGoogleフォトにバックアップされる設定になっています。
フォルダーを選択
自宅でデータを管理する場合,PC端末ではなくNASなどネットワーク上のドライブで管理している人も多いと思います。デフォルトの設定では,PC端末内のデータのみがGoogleフォトへのバックアップ対象となっていますので,必ず別でフォルダを選択するようにしましょう。
ネットワーク上のフォルダを指定すると,次のようなメッセージが表示されます。「ネットワーク上のフォルダにアクセスできない場合は,同期されませんよ。」というメッセージです。当たり前ですね。
NASの電源が入ってなくて,全然バックアップがとれてないー!!ってことがないようにしましょう。
設定内容を確認してバックアップを開始
これで,「バックアップと同期」の設定が完了しました。必ず「写真と動画のアップロードサイズ」が高画質になっていることを確認してください。これが元の画質になっていると,バックアップをとることでGoogleドライブ上の容量を消費してしまいます。
また,Googleフォトの「新たに追加された写真と動画をGoogleフォトにアップロード」にチェックがついていることを確認してください。チェックがついていないと,PC端末内の写真や動画が増えても自動で同期してくれません。
これでは「バックアップと同期」アプリを使用する意味がありませんよね。確認できたら,OKを押して次へ進みましょう。
OKを押すと,次のようなメッセージが表示されてバックアップが開始されます。PC端末内のデータ量にもよるのですが,選択したフォルダ内が完全に同期するまでには数時間かかる場合もあります。同期作業が終わるまで焦らず気長に待ちましょう。
かなり時間のかかる処理ですが,同期作業の経過をいつでも確認することができます。デスクトップ右下の通知領域にある「バックアップと同期」のアイコンにカーソルを重ねると,現在どこまで同期作業が完了しているかが表示されます。
Googleフォトの自動保存写真をバックアップから削除する方法
Googleフォトに自動で保存された写真を削除する場合,デフォルトの設定ではPC端末内に保存された写真は削除されません。また,PC端末内に保存された写真を削除しても,Googleフォト内に保存された写真は削除されません。
削除の方法については,ご自身の使い方と同期の設定内容をよく理解した上で注意して行っていただく必要があります。
「バックアップと同期」の削除設定の確認
デスクトップ右下通知領域の中の「バックアップと同期」アイコンを右クリックすると,下のようなウィンドウが表示されます。右上の3点リーダーの中から設定を選択すると,削除方法を確認することができます。
メニューの中に「削除するアイテム」という項目があるので,この項目に設定されている内容をよく確認してください。
設定内容は次の3つです。
1.すべての場所からアイテムを削除する。
指定しているフォルダとGoogleフォトの内容が同期されています。
PC内の写真を削除すると,Googleフォト内の写真も削除されます。
Googleフォト内の写真を削除すると,PC端末内の写真も削除されます。
2.他の場所からアイテムを削除しない。
指定しているフォルダとGoogleフォトの内容が完全には同期されません。
PC内の写真を削除しても,Googleフォト内の写真は削除されません。
Googleフォト内の写真を削除しても,PC端末内の写真は削除されません。
3.すべての場所からアイテムを削除する前に確認する。
PC内の写真,またはGoogleフォト内の写真を削除するときに,
削除方法を確認するメッセージが表示されます。
デフォルトでは,「2.他の場所からアイテムを削除しない」が選択されています。完全には同期されない設定です。Googleフォトは,容量無制限で利用することができますし,アーカイブという機能も備わっています。ですので,データを削除して容量を節約する必要はありません。
どんなにデータ量が増えたとしても,新しく追加された写真データについてはその都度同期されますので問題ありません。ですので,特にこだわりがないという人は「2.他の場所からアイテムを削除しない」を選ぶようにしましょう。
Googleフォト(グーグルフォト)以外のオンラインストレージアプリ
今回は,Googleフォトを使用したスマホ内の写真や画像データの自動バックアップの方法ですが,Googleフォト以外にも,オンラインストレージサービスは数多く存在しており,それらを使って端末内の写真や画像を自動でバックアップを取ることも可能です。
その中でも代表的なサービスを3つご紹介します。
Dropbox
1つ目はDropboxです。オンラインストレージサービスとしてはかなり有名ですので,使ったことがある人もかなり多いのではないでしょうか。このサービスもアプリを使用することでスマホで撮影した写真や画像データを自動でバックアップすることができます。
Dropboxの最大の特徴はその安心感です。オンラインストレージサービスの中では老舗的な存在ですので,安心して使用することができます。
料金プランは次のようになります。
- 2GB:無料
- 1TB:1000円/月
- 2TB:2000円/月
無料で使用できる容量は2GBとなっており,Googleフォトと比較すると,容量の少なさは目立ちます。しかし,友人を紹介することでボーナス容量を獲得したり,ユーザーを指定してフォルダを共有することができます。
Amazonプライムフォト
2つ目は,Amazonから提供されているAmazonプライムフォトというオンラインストレージサービスです。
Amazonプライムの最大の特徴は,なんといっても容量無制限という点です。しかも,画質や画像サイズに制限がありません。
Googleフォトでは画質や画像サイズに制限があり,画質を落としたりサイズを縮小したりしてアップロードされる場合もありますので,このメリットは非常に大きいですね。
このサービスはAmazonプライム会員を対象に展開されていますので,利用するには料金が必要になります。料金は次の通りです。
- 無制限:3900円/年
この金額で,スマホで撮った写真や画像データを保存し放題とは・・・。
しかも,音楽も動画も雑誌も楽しめるなんて,Amazonおそるべしです。ただし,写真や画像以外のデータも扱いたい場合は,別のAmazondriveというサービスを利用することになり,無料で使用できる容量は5GBになります。
有料でもいいからとにかく大量の写真や画像データをバックアップしたい!という方にとっては,Amazonプライムフォトが第一候補になるでしょう。
OneDrive
3つ目は,Microsoftから提供されているOneDriveというオンラインストレージサービスになります。これもアプリを使用することで,自動で端末内に保存された写真や画像データをバックアップすることができます。
このサービスの最大の特徴は,Microsoftという大企業が提供しているという安心感です。大切なデータを預けるわけですから,安心して使用できるということが大きなポイントになります。
無料で使用できる容量は5GBで,Googleフォトと比較するとだいぶん少なくなっています。料金は次の通りです。
- 5GB:無料
- 50GB:249円/月
- 1TB:12,744円/年 (officeのソフトウェアも使用可)
1TB使いたい場合は,年間で12,744円必要になります。これは,ひと月あたり1,062円支払う計算です。しかも,officeのソフトウェアを使用することもできます。Windowsを仕事やプライベートで使用する人にとっては,選択肢の一つになりそうですね。
いかがでしたでしょうか。ついつい後回しにしてしまいがちなバックアップも,Googleフォトの「バックアップと同期」機能を活用することで,簡単に行うことができます。もちろんアプリを使用することでiPhoneやスマホからもバックアップがとれます。
これでいつパソコンやiPhoneが壊れても大丈夫ですね!!とはなりませんが・・・。来週あたり,新しいiPhoneに変えようと思います。それでは。