2020年10月27日更新
【Windows10】メモリを解放する方法を解説!
Windows10を利用していて動きが遅いと言うことになった時、メモリの解放を行うことで動作が軽くなることがあります。Windows10でメモリを解放する方法とはどのようにおこなうのか、純正のツールの他フリーソフトの紹介も含めて記事で解説していきます。
【Windows10】メモリを解放する方法
Windows10の動作には、メモリの容量が影響します。動作が重いと感じたときにおこなうのがメモリの解放です。
Windows10でメモリを解放するとは
Windows10でメモリを解放するとはどういうことなのか、イメージがつかないという人も多いでしょう。
PCをクリーンアップすること
メモリを解放するとはどのようなことかと言うと、PCをクリーンアップする、ということです。メモリを圧迫している不要なアプリなどを終了させ、少しでもWindows10を軽くするようにすることを指します。
メモリの容量を確認する方法
メモリ容量を確認する方法としてはシステムからとタスクマネージャーから行う方法とがあります。今回はタスクマネージャーから確認する方法を説明していきます。まずはキーボードのCtrlキー+Shifキー+Escキーを押してください。
簡易表示になっている場合は「詳細」を押して開きましょう。
「パフォーマンス」タブをクリックしてください。
「メモリ」を選択しましょう。
「メモリ」の文字の右側にあるものがメモリ容量です。上記の画像の場合は「8GB」がメモリ容量となります。
メモリを解放する方法~Microsoft純正ツール~
メモリを解放する方法ですが、以前はMicrosoftの方から純正ツール「Resource Kit Tools」が提供されていました。現在このダウンロードページは削除されており、Microsoft純正ツールをダウンロードできません。
下記サイトで配布されているものの、ライセンス上に表記されているMicrosoftの著作権などの問題も含めダウンロードはあまり推奨できませんので、この先はすでにダウンロード済みという人向けの内容となります。
すでに「Resource Kit Tools」をダウンロードしている場合、「C:\Program Files (x86)」の中の「Windows Resource Kits\Tools」から「empty.exe」を「C:\Windows\System32」へコピーしておきましょう。
Resource Kit Toolsを使用しコマンドで解放する手順
すでに「Resource Kit Tools」を所持している場合で、コマンドを利用してWindows10のクリーンアップを行う方法を説明します。
スタートボタンで「Windowsシステムツール」フォルダを展開してください。
コマンドプロンプトを開きます。管理者権限は不要ですので、普通にクリックするだけで大丈夫です。
ユーザー名の横に「empty.exe *」と入力しましょう。「empty.exe」と「*」の間にはスペースが必要ですので注意が必要です。
入力したらエンターを押してください。実行されてWindows10のメモリ解放(クリーンアップ)が行われます。
Resource Kit Toolsを使用し自動で解放する手順
コマンドをいちいち使うのは面倒だという場合、Resource Kit Toolsを使って自動で解放することも可能です。この場合は「empty.exe」を実行するためのスクリプト(バッチファイル)が必要です。
下記サイトでスクリプト(バッチファイル)を取得して、タスクスケジューラーにてタスクを作成すれば自動的にメモリ解放をおこなう設定が可能です。
メモリを解放する方法~フリーソフト~
Microsoftの純正ツールが配布されなくなってしまったため、ダウンロードしていない人には次に紹介するフリーソフトをおすすめします。
めもりーくりーなー
メモリ解放ができるフリーソフト「めもりーくりーなー」は、デスクトップ上にメモリやCPUの使用量が表示されるため、普段からメモリの管理をおこなうことが可能です。メモリの解放時間の指定や、解放する際確保したいメモリ容量も設定可能です。
Reduce Memory
圧縮ファイルを解凍して実行するだけのものなので、フリーソフトをインストールしたくない人におすすめなのが「Reduce Memor」です。実行ファイルを起動後「Clear Memory」をクリックすれば、クリーンアップを手軽におこなうことが可能です。
最後に
メモリの解放のやり方を説明してきましたが、クリーンアップは根本から解決しているわけではないため、何度もメモリ解放が必要な場合はそれはメモリ不足ということでもあります。
可能であればメモリを増設してメモリ容量に余裕をもたせるなどをおこなうことをおすすめします。