2021年11月01日更新
「メモリがreadになることはできませんでした」エラーの原因と対処法
Windows10では「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが表示されることがあります。この記事では、「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが起きる原因と対処法について詳しく解説します。
「メモリがreadになることはできませんでした」エラーの原因と対処法
Windows10を操作していると「アプリケーションエラー 〇〇の命令が〇〇のメモリを参照しました。メモリがreadになることはできませんでした。」のエラーが起きる場合があります。「メモリがreadになることはできませんでした」の原因と対処法を解説します。
どんなときに表示されるエラー?
「メモリがreadになることはできませんでした」はどのようなばあいに表示されるエラーなのでしょうか。
PCのシャットダウンやアプリケーション終了時など
「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーは、PCをシャットダウンするときやアプリケーションを終了するときなどに起こることがあります。「read」ではなく「written」の場合もあります。
エラーの状況は?
「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーの状況とはどのようなものなのでしょうか。
「アプリケーションエラー 〇〇の命令が〇〇のメモリを参照しました。メモリがreadになることはできませんでした。」のエラー表示がでて強制終了
「アプリケーションエラー 〇〇の命令が〇〇のメモリを参照しました。メモリがreadになることはできませんでした。」のエラーの表示が出て、「OK」をクリックすると強制終了されてしまいます。
「アプリケーションエラー 〇〇の命令が〇〇のメモリを参照しました。メモリがreadになることはできませんでした。」「◯◯」の部分にはどちらもメモリアドレスコードが表示されています。
画面がブルーになってPCの再起動を求められる
上記のエラーメッセーが自表示される他に、画面がブルースクリーンになってしまい再起動を求めら得ることもあります。この場合には「エラー情報を収集しています」と表示されることがあります。
エラーの原因
「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが起きる原因は次のようなことが考えられます。
メモリの読み取りエラー
メモリの読み取りエラーが起きたことが原因でこのエラーが発生する可能性があります。
メモリの異常
メモリに何らかの異常が発生している可能性があります。メモリの不良や、PCや複数のメモリを使っている場合にはPCやメモリ同士の相性の問題などが考えられます。
アプリケーションが壊れている
特定のアプリで「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが頻発する場合には、そのアプリケーションが壊れていることが原因の可能性があります。
Windows10でアップグレード後に頻発する場合はメモリの品質不良
Windows10へのアップグレード後に「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが起きるようになったら、メモリの品質がWindows10で利用するには足りないか、品質不良の可能性があります。
RuntimeBrocker.exeが原因
RuntimeBrocker.exeとは、Windowsストアアプリのアクセス許可を管理しているプログラムです。このプログラムが「メモリがreadになることはできませんでした」の原因になることがあります。
対処法
「メモリがreadになることはできませんでした」のエラーが起きた場合の対処法を解説します。
メモリを差し直す/交換する
メモリの不良が接触不良の可能性があります。接触不良の場合にはメモリをいったんPCから抜いてから差し直すとエラーが直ります。差し直しでは改善しない場合には、メモリの交換を検討しましょう。
メモリの容量を増やす
メモリの容量が足りない可能性があります。メモリの容量が足りない場合には、メモリの容量を増やすことを検討しましょう。
RuntimeBrocker.exeが原因の場合の対処法
「メモリがreadになることはできませんでした」の原因がRuntimeBrocker.exeだった場合の対処法は次のとおりです。
Windows10のスタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
レジストリエディタが開くので、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TimeBrokerSvc」を開きます。
「TimeBrokerSvc」をクリックします。右ペインに開いたメニューから「Start」をダブルクリックします。
「DWORD(32ビット)値の編集」が開きます。「値のデータ」を「4」に書き換えて「OK」をクリックします。その後、PCを再起動すると「メモリがreadになることはできませんでした」が改善します。
アプリケーションを再インストール
特定のアプリケーションで「メモリがreadになることはできませんでした」が頻発する場合には、そのアプリケーションをいったんアンインストールして、再インストールしてみましょう。
PCを冷却する
メモリの品質不良の原因がPCの過加熱の可能性があります。CPUの温度を調べてみて上がりすぎている場合には、PCを冷却しましょう。なお、CPUの温度を調べる方法はこちらの記事を参考にしてください。