【iOS15】iCloud+の新機能「プライベートリレー」をオフにする方法

新機能が数多く搭載されているiOS15には、プライベートリレーという機能も搭載されています。プライベートリレーは場合によってはオフにしたほうがいい場合があります。この記事では、iOS15のプレイベートリレーとはどのようなもので、オフにするにはどうしたらいいのか、詳しく解説します。

iOS15の新機能のプライベートリレーとはどのようなものなのでしょうか。
 

iOS15のプライベートリレーはiCloudの有料版であるiCloud+を契約すると利用できる閲覧履歴などを保護できるプライバシー保護機能です。月額税込130円の50GBのプランでもiOS15からならプライベートリレーを利用できます。

iOS15でプライベートリレーをオンにするとどうなるのでしょうか。

iOS15でプライベートリレーをオンにすると、iPhoneからのトラフィックが暗号化されます。プライベートリレーをオンにしたことにより、WebサイトやプロバイダがIPアドレスと位置情報、閲覧履歴を見ることができなくなるので、あなたのプライバシーを守ることができます。

IPアドレスや位置情報をWebサイトやプロバイダに知られなくなるiOS15のプライベートリレーは、プライバシーを保護できます。Webサイトによっては、閲覧している人のIPアドレスや位置情報、閲覧履歴を悪用する目的で収集している場合もあります。

プライベートリレーを利用すれば悪質なサイトに誤ってアクセスしても、あなたのIPアドレスや位置情報を知られることはありません。

しかし、携帯電話会社やWebサービス企業が提供するサービスの中には、ユーザーのIPアドレスや位置情報を利用してサービスを提供している場合もあります。プライベートリレーをオンにすることで、IPアドレスや位置情報を利用したサービス提供が受けられなくなるというデメリットがあります。

iOS15のプライベートリレーのデメリットについては、楽天モバイルなどの携帯電話キャリアも注意喚起をしています。楽天モバイルでは、プライベートリレーをオンにしておくと、本来は無料になる楽天Linkアプリ同士のメッセージ送受信や電話の発着信などのデータ量が課金されてしまうようになります。

また、ドコモではdアカウントメニューが利用できなくなる、auでは世界データ定額を利用できなくなる、ソフトバンクでは一部の料金プランでデータ使い放題の動画SNS放題のデータ量が消費されてしまうといった不具合が生じています。

iOS15でプライベートリレーをオンにしている場合にはオフに設定することができます。iOS15でプライベートリレーを完全にオフにする方法は次のとおりです。

iPhoneの「設定」アプリを開きます。

一番上の名前のApple IDをタップします。

「iCloud」をタップします。

「プライベートリレー」をタップします。

「プライベートリレー」のオンオフボタンをオフにします。これでプライベートリレーを完全にオフに設定できました。

iPhoneをWi-Fiに接続しているときだけプライベートリレーをオフにすることもできます。プライベートリレーがオンになっている状態でWi-Fiのプライベートリレーのオンオフを設定するには、iPhoneの「設定」アプリから行います。

「Wi-Fi」をタップします。

プライベートリレーをオフにするWi-Fi接続の「i」をタップします。

「iCloudプライベートリレー」のオンとオフを切り替えます。

特定のモバイルデータ通信に接続しているときだけプライベートリレーをオフにする事もできます。SimカードとeSimのデュアルSimを利用している場合に、プライベートリレーをオフにしたほうがいい接続がある場合には、そのモバイル通信だけをオフに設定できます。

iPhoneの設定アプリを開きます。

「モバイル通信」をタップします。

利用しているモバイル通信が1つしかない場合には「通信のオプション」を、複数の通信を利用している場合にはプライベートリレーをオフにしたい通信をタップします。

「iCloudのプライベートリレー」のオンオフを設定します。

プライベートリレーをオンにしているときでも、位置情報を利用したい場合があります。その場合には、IPアドレスの位置情報の特定性を設定することができます。iPhoneの設定アプリからApple IDに入り、プライベートリレーを完全にオフに設定したときのiCloudの設定の場所を開きます

「IPアドレス位置情報」をタップします。

位置情報をプロバイダやWebサイトに伝えたいときには「おおよその位置情報を保持」にチェックを入れます。位置情報をぼやかしたいときには「国と時間帯を使用」にチェックを入れます。