ヤマト運輸の追跡サービスの「作業店通過」とは?変わらない時の対処法も解説
ヤマト運輸/クロネコヤマトの追跡サービスを確認した時「作業店通過」というステータスになっていることがあります。ヤマト運輸/クロネコヤマトの「作業店通過」とはどういう意味なのか、ステータスが変わらない場合の対処法も含め解説していきます。
目次
ヤマト運輸の追跡サービスの「作業店通過」とは?
Amazonや楽天市場などネット通販を利用する人が多いこともあり、宅急便やネコポスなどでの配達だとヤマト運輸(クロネコヤマト)の問い合わせ番号から追跡サービスを荷物の発送後チェックしている人は多いです。
その際、宅急便やネコポスなどの配達状況に合わせて輸送中/配達中などいろいろなステータスが表示されますが、その中に「作業店通過」というステータスがあることも多いです。
また、ヤマト運輸(クロネコヤマト)の問い合わせ番号で追跡をすると「作業店通過」からステータスが変わらない/動かないこともあり、不安になる人も少なくありません。
クロネコヤマトの配達状況の「作業店通過」の意味
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の配達状況の確認画面で表示される「作業店通過」とはどういった意味なのか、その地点から変わらない場合は特に何をしているのか気になっている人も多いかと思います。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の荷物を追跡番号から追跡したときに表示される配達状況
「作業店通過」のステータスは、ヤマト運輸(クロネコヤマト)の宅急便/宅急便コンパクト/クール宅急便/ネコポス/クロネコDM便の荷物を、追跡番号から追跡したときに表示される配達状況の一つで、荷物の輸送/配達中の通過点の1つを示すものです。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)のステータスの種類としては主に「荷物受付」「発送済み」「輸送中」「配達店到着」「配達完了」が見かけるものとしては多いです。「作業店通過」もこの主だったもののうちに入ります。
配達中の荷物がベース店を通過したことを意味する
「作業店」とはベース店と呼ばれる、ヤマト運輸(クロネコヤマト)の配達担当の直営店(宅急便センター)などへ荷物を仕分けるために通る作業店を指します。
ベース店とはわかりやすく言うと、各地域にある配達する店舗への振り分けの他、別の地方のベース店への振り分けもおこなっている場所です。
荷物の追跡/問い合わせで配達状況「作業店通過」になるまでの経緯
「作業店」がどういった場所か分かればなんとなく流れも分かると思いますが、「作業店通過」とは発送したヤマト運輸(クロネコヤマト)の店舗から配達するための店舗に渡るまでの中継地点に到着したことを示しています。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の荷物は、発送した店舗から配達担当の店舗に直接輸送されるわけではありません。こうした作業店で荷物が振り分けられ、配達担当の店舗へ発送されることになります。
そのため、発送した地域のベース店と、配送する地域のベース店の少なくとも2箇所、「作業店通過」状態となります。ただし、理由は分かりませんが表示されず突然配達中となることも多いです。
集荷した宅急便やネコポスなどの荷物を発送地点のベース店でどの地域へ運ぶのか振り分け、配達地域のベース店で配達する詳細な地域ごとに振り分けるという作業が行われているために表示されるステータスだと思っておきましょう。
「作業店通過」から配達完了までどのくらいかかる?
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の問い合わせ番号から宅急便やネコポスが、問い合わせ番号で確認した場合「作業店通過」となっている場合は少なくありません。
そこから配送中を経て自身の手元に宅急便やネコポスなどの荷物がたどり着くまでにどのくらいかかるのか、という点は気になるところです。
沖縄/離島の場合
沖縄や離島の場合は、早いと2~3日で届くこともあるため不安になることもありますが、それでも「作業店通過」から配達中、配達完了となるまでには時間がかかってしまう可能性は本州での配送と比べると多いです。
荷物の配達には2つより多いベース店を経由することもありますし、その他輸送中のトラブルなどの影響も大きく受けやすいのが沖縄や離島の場合です。
そのため、沖縄や離島の場合は問い合わせてみて「作業店通過」と表示されてから動きがなかった場合も、5日ほど待ってみましょう。
荷物の状況などによっては1週間近くかかることもあるようです。特に小笠原諸島など航空便などの利用が難しい場合はそれくらい掛かる可能性があることは見越しておいたほうが良いでしょう。
それ以外の本州の場合
本州間での荷物のやり取りとなる場合は発送場所近くのベース店から、配達場所近くのベース店まで1日~2日かかることが多いです。本州と言っても北から南に長いため、経由する作業店が多ければ多いほど時間はかかります。
そういった場合は2日程度かかることもありますが、逆に近隣地域への配達の場合は「作業店通過」の回数が少ない、場合によってはほとんどないようなもので発送した当日中に配達完了となることもあります。
下記の表は本州間での荷物の配送ステータスの移り変わりを示した例です。だいたいこんな感じの流れだということが分かるかと思います。
日時 | ステータス | 担当店名 |
---|---|---|
3/26 17:14 | 荷物受付 | 広島川内センター |
3/26 17:16 | 発送済み | 広島川内センター |
3/26 20:16 | 作業店通過 | 広島ベース店 |
3/27 09:21 | 作業店通過 | 横浜ベース店 |
3/27 11:05 | 配達中 | 横浜太田町センター |
3/27 14:06 | 配達完了 | 横浜太田町センター |
ヤマト運輸の追跡サービスの「作業店通過」の表示が変わらない時の対処法
宅急便やネコポスなどの問い合わせ番号をヤマト運輸(クロネコヤマト)の追跡サービスで確認した際、「作業店通過」の表示になると、荷物の動きがあることも分かって心が弾む人も多いです。
その中には「作業店通過」のステータスになったしそろそろ着くのでは、と思う人もいますが、実のところ「作業店通過」の表示からなかなかステータスが変わらないということは少なくありません。
朝方に「作業店通過」になったけれど一日待っても動きがない、ということもザラにあります。こういった場合どう対処するのかという点の説明に移ります。
表示が変わらない原因
「作業店通過」からステータスの表示が変わらない原因とは、配送に時間がかかっていることが主に考えられますが、荷物がそこから動いていない、という状態を示すことばかりではありません。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)で何らかのシステムエラーが起きていることのほか、「作業店通過」時に携わった人がコードを読み取り忘れてそのまま配送に回してしまったなどということも考えられるためです。
配達店が遠いほど「作業店通過」からのステータス変更が遅くなる
また、前述したように配送元から配送先までの距離が長ければ長いほど、「作業店通過」からのステータス変更には時間がかかります。
発送元が東京で発送先が沖縄という場合、福岡から青森までの配送など、距離が長い場合は「作業店通過」から時間がかかっているだけという可能性が高いので、その場合は基本的には待つことが寛容です。
前述した「作業店通過」から配達完了までの目安の期間を参考にしながら、「配達中」などのステータスに変わるのを待ってください。
「作業店通過」の右側にある担当店に電話で問い合わせて確認
前述した「作業店通過」からの目安日数(本州は1~2日、沖縄や離島は5~7日)を過ぎても「作業店通過」から「配達中」などに変更されずにいる場合は、一度「作業店通過」の右側にある担当店へ電話で問い合わせてみましょう。
担当店に直接電話するのは気がひけるようであればヤマト運輸(クロネコヤマト)の総合サービスセンターに確認してみても良いです。追跡番号/問い合わせ番号を伝えて動向を確認したい旨を伝えれば対応してくれます。
作業店の電話番号はヤマト運輸(クロネコヤマト)の公式ホームページで検索すれば確認可能です。
また、ヤマト運輸(クロネコヤマト)の総合サービスセンターはスマホの場合は「0570-200-000」へ、固定電話の場合は「0120-01-9625」へ電話して確認してみてください。
最後に
「作業店通過」とは、ヤマト運輸(クロネコヤマト)で配送する際に各地域や配送先に振り分けるための作業店を通過したことを示す配送ステータスのことです。
この「作業店通過」のステータスは追跡時に表示されないこともありますが、ヤマト運輸(クロネコヤマト)での配送中にはほぼ必ずあるもので、その作業店も複数通過することが普通です。
この作業店の距離がながければ長いほど配送に時間がかかるため、「作業店通過」からなかなかステータスが変わらないこともあります。
基本的には「作業店通過」からステータスが変わるまで待ち、数日待っても動く様子がなければヤマト運輸(クロネコヤマト)に電話で荷物の動向を尋ねてみるという対応をしてください。