Googleマップに写真が勝手に投稿される？投稿されない設定法とされた時の削除・対処法

スマートフォンの普及により街中で写真を撮影することがグッと身近になりました。「おいしいものを食べたから」「家族でお出かけしたから」などちょっとした理由でスマホカメラで撮影するということが多いと思います。

きれいな風景やおいしそうな食事、家族や恋人・友達との楽しかった思い出はどれも写真に撮って残しておきたいと思うものです。

しかし、そんな日常の一コマが勝手にGoogleマップにアップロードされているとしたらちょっと怖いですよね。

確かに私も住んでいる地域の投稿を見て、撮影スポットでもないのになぜこんなにたくさんの画像が投稿されているのだろうと不思議に思ったことがあります。

出かける際にはGoogleマップで行きたい場所の情報を調べる方もたくさんいるかと思います。そんな時に自分のプライベートな写真が出てきてしまったりたくさんの人の目に触れてしまうのは好ましいことではありません。

実際には写真が勝手にアップロードされるというのは誤解なのですが、なぜそんなことが起こってしまうのでしょうか？

 

この記事では写真が投稿されてしまう原因や、誤って投稿されないための対処方法などを詳しくご紹介します。

Googleマップユ－ザーが勝手に写真を投稿されてしまうという話は最近話題になったものではなく、以前から言われていることのようです。実際には公開されていないにもかかわらず、なぜこんなに話題になってしまったのでしょうか。

togetterを見るとやはり勝手に画像が投稿されてしまったという意見が複数あります。2017年ごろの投稿が多いです。2017年中旬ごろに通知メッセージの表現方法に変更があり、現在は誤解されにくくなっています。

iOSユ－ザーの方の中には「そんな話は聞いたことがないし、通知も来たことがない」という方もいらっしゃると思います。実は画像が勝手にアップロードされていると報告があるのはAndroidスマホのみなのです。

報告内容としては、Androidスマホで位置情報をオンにした状態で写真を撮影すると、スポット画像としてGoogleマップにアップロードされてしまうというものです。

実際には「勝手に」アップロードされてしまうということはないのですが、アプリの通知メッセージの訳し方や位置情報の初期設定がオンになっていることもあり、勝手に画像がアップロードされてしまうとアプリユーザーに誤解されやすくなっているのです。

iOS版のGoogleマップアプリでは設定や和訳などの仕様が異なるため、画像が勝手にアップロードされたという報告は現在のところありません。

また、Android版の和訳の問題ですが、現在は「○○にこの写真を追加しませんか？」というメッセージに変わり、わかりやすくなりました。

では次にGoogleマップに写真が投稿・一般公開される手順をみてみましょう。初期設定ではデフォルトで投稿の確認通知がくる設定になっています。

初期設定で通知がくるようになっているということも勝手に投稿されたと誤解してしまう原因の一つになっています。

実際に公園などで写真を撮影したとします。撮影後、少しするとスマホにGoogleマップから「この場所の写真を追加しましょう」と表示が現れます。

この通知をタッチすると「魅力的な写真を追加」という選択画面がでてきます。

ここで「OFFにする」のほうを選択すれば位置情報の設定はオフになるので、その後は写真を何枚撮影してもGoogleマップからの通知は表示されることはありません。

ただし、選択画面のときに「Googleマップで他のユーザーに貢献できる写真についての情報を不定期に受け取ります」という文章がわかりにくいため、「OFFにする」ではなく「閉じる」のほうを選択してしまうと写真の投稿を許可してしまうことになります。

写真の投稿を許可してしまうと上記のようなメッセージが表示されます。

以下がGoogleマップの写真の投稿画面になります。

この設定は現在のところ、ブラウザやiOS版のGoogleマップは設定できず、Androi版の設定のようです。(恐らくですが、iOS版ではそもそも勝手に写真を投稿される機能がないようです。)

以下の画像はiOS版のGoogleマップのものです。位置情報の取得はされていますが、勝手に画像の投稿をされたりはしていないようです。また、画像の投稿を促すようなメッセージも表示されたことはありません。

Googleマップの設定や削除など、このあたりの機能は「Google Map のヘルプページ」に詳しく記載されていますので、興味のある方はご一読ください。

自分の撮影した写真が勝手に投稿されていないか確認する方法は以下の通りです。

１．Googleマップアプリの画面左上「三」のマークをタップ

２．設定→通知→自分の投稿→写真の追加をオフにする

この手順で「写真の追加」がオフになっていればＯＫです。

万が一、以前撮影した写真が勝手に投稿されていて、削除したい場合の対処法をご説明します。対処方法は以下のようになります。

１．Googleマップを開く

２．左上のメニューの｢三マーク」→「自分の投稿」をクリック

３．「写真」をクリックして投稿した画像を表示させる

４．「その他」→「この写真を削除」をクリック

投稿した画像の閲覧された回数も確認することができます。プライベートな画像を発見し、削除したい場合はここから消去することができます。

これで画像の削除が完了します。もし意図しない写真が投稿されているようであれば削除しておきましょう。

Googleマップ自体の写真の削除は簡単なのですが、画像がグルコミというサイトにアップロードされてしまうと削除は難しくなってしまい、今のところ対処のしようがありません。

なぜここでグルコミというサイトの話題が出てくるのかと思う方もいらっしゃると思います。グルコミというサイトは口コミグルメ・観光のブログサイトです。このサイトには様々なお店の口コミやメニュー画像等が掲載されているのですが、どうやらGoogleマップの写真が引用されているようなのです。

上の画像がGoogleマップの画面です。そして下の画像はグルコミの表示画面となります。

コップの位置やサイドメニューの配置までまったく同じです。少し見えにくい部分はありますが同じ写真が使われていることがわかります。

こういった事例についてGoogleマップのヘルプに「グルコミに自分の投稿した画像や口コミが使われているのですが削除したいです」というような内容の質問がありました。

質問をした方は実際にグルコミサイト運営者の方にメールで削除依頼をしたのですが、しばらく待ってもメールの返信も画像が削除されることもなかったとのことです。

削除を依頼しても対応してくださらないのであれば、こちら側も対処のしようがありません。他の方法としてはGoogle運営に働きかけて対処をお願いするしかないようです。こうなってしまうと画像を削除するのは難しくなります。

Googleマップに勝手に写真を投稿されないようにするには設定画面から確認をします。文字の説明だけでは難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、画像を用いて具体的に対処法を説明していきたいと思います。

勝手に写真がアップロードされてしまう原因となる「投稿を促す通知」をオフにする方法は以下の通りになります。

まずGoogleマップのサイドメニューを開いて「設定」→「通知」を選択します。

次に「自分の投稿」を選択すると、パターンごとの通知についてオン・オフを選ぶことができます。今回は「写真の追加」の項目をオフに設定します。

これで写真を撮影するたびに通知が来ることはなくなります。他にも必要のない通知があるよならオフに切り替えておけば余計な通知はこなくなります。

ここまで様々な対策方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？大切な情報がうっかり世界に公開されてしまう前にGoogleマップの設定を見直して、勝手にアップロードされることのないように守ることが大切です。

この機会に通知の設定をオフにして、プライバシーを守りましょう。