2019年03月22日更新
Macのメーラーアプリ/メールソフトのおすすめは?機能も比較して紹介
Macのメーラーアプリ/メールソフトについて、有料/無料の両方からおすすめの物をご紹介します。Macのメーラーアプリ/メールソフトは純正アプリ以外使ったことが無い方もいるかと思いますが、機能が異なるメーラーの使用も是非検討してみてください。
目次
- 1【Mac】メーラーアプリ/メールソフトとは?
- ・メーラーとは
- ・メールソフトとは
- 2【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのメリット/デメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- 3【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Airmail3~
- ・無料版と有料版がある
- ・無料版の場合更新を手動ですることが必要
- ・設定は簡単でナビにしたがって操作すれば自動で設定可能
- 4【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Thunderbird~
- ・無料で使用可能
- ・メールアカウントの設定
- ・振り分け設定や迷惑メールの設定など豊富な機能
- 5【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Mac純正メール~
- ・標準のメールアプリ
- ・バランスよく使いやすくまとめられてるアプリ
- 6【Mac】メーラーアプリ/メールソフトはどれがベスト?機能を比較
- ・インターフェース
- ・機能
- ・動作の軽さ
- ・純正アプリが最も軽く受信速度が速く使いやすい
- ・合わせて読みたい!アプリに関する記事一覧
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトとは?
メーラーアプリ/メールソフトとは、メールを送信や受信して、メールを見たり書いたりするためのソフトウェアやアプリケーションのことです。普段何気なく使っているメールですが、どういった形で使っているでしょうか。
引越しのためにプロバイダを変えたり、スマホのキャリアも度々変更する人はGmailなどのフリーメールをメインに使う人も多いと思います。特にGoogleが出しているGmailはWebブラウザからもメールが確認できるためとても便利です。
しかし、メーラを使ったほうが便利な面もあります。例えば、オフラインでもメールを確認できる。複数のアカウントを合わせて管理できるなどの利点があります。
そこで、本記事では、Macで使える便利なメーラアプリ/メールソフトについて3つご紹介します。各メーラーアプリの特徴や良さをご紹介しますので是非Macでの導入を検討してみてください。
メーラーとは
メーラー(mailer)とは、英語で「郵送者、郵便物を送る人」という意味があります。私たちの代わりに電子メールをやりとりしてくれるという配達人がメーラーです。メールソフトやメーラーアプリとも呼ばれます。
ユーザである私たちの代わりにメールを送信や受信して、メールを見たり書いたりするためのソフトウェアやアプリケーションのことです。
対応メールクライアントを登録して使用できる
Macでメーラーを使用する際は、初期設定が必要です。初期設定で最も必要なことは、クライアント設定です。プロバイダの提供しているメールアドレスを使う場合、メーラーとプロバイダのメールサーバーが決まった方式でやり取りする必要があります。
そのメールサーバーとやり取りのために必要な設定が、クライアント設定です。次に設定の例を示します。メールアドレス、送信メールサーバー名、送信メールサーバーポート番号、受信メールサーバー名、アカウント、パスワード、などがクライアント設定です。
また、GmailなどのWebメールと呼ばれる「Webブラウザから参照できるメール」もクライアント設定することによりメーラーで参照することができます。そして、クライアント設定は複数行うことができます。
プロバイダのメールとGmailなどのWebメール、その他のメールアドレスといった具合に、複数のメールアドレスを使用する場合でも、1つのメーラー上で管理することが可能です。
メールソフトとは
メールソフトとは、メールを送信や受信して、メールを見たり書いたりするためのソフトウェアのことです。メーラーと呼ばれることもあります。メールソフトの機能はメールソフトごとに異なりますが、主な機能は次の通りです。
メール/HTMLメールの送受信、画像や動画といった添付ファイルの送受信、受信メールの自動転送機能、メールを指定フォルダに自動振り分けする機能がメールソフトの基本機能です。また、メールソフトはGmailの様なWebメールも扱うことができます。
デバイス自体にメールソフトをインストールして使用
メールソフトを使用する場合、デバイスにメールソフトをインストールする必要があります。Macを使うユーザであれば、Macにメールソフトをインストールしなければ使えません。
これは、裏を返せば使用するデバイスによってメールの閲覧が制限されるということでもあります。外出先でメールを閲覧したいという場合は、メールソフトがインストールされたMacを持っていかなければなりません。
メールソフトがインストール済みのMacを常に持ち歩くのは大変です。
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのメリット/デメリット
メーラーアプリ/メールソフトにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ここでは、メーラーアプリ/メールソフトのメリット/デメリットについてご紹介します。
これはMac以外のデバイスでも共通する内容です。まだメーラーを使ったことがない方はメリット/デメリットをよく読んで導入のヒントにしてください。
メリット
まずは、メーラーアプリ/メールソフトのメリットについて2つご紹介します。
自動受信などの設定も可能
スマホでメーラーアプリを使っていると、大抵は新しいメッセージを受信しましたという通知がくると思います。これが自動受信です。
当たり前になっている自動受信ですが、携帯電話が出始めの頃は「センター問い合わせ」という作業をユーザーが意図的に行わないとメールを受信できませんでした。つまり、昔はユーザが手で行なっていた受信作業をメーラーが行う様になったのが自動受信です。
便利な機能ですが、大量のメールを受信する人にとってはイライラの元になったりもします。それは、メールの受信間隔が短いと頻繁に受信通知を受け取ることになるからです。ですので、メーラーでは自動受信の間隔の設定が可能になっています。
受信間隔を30分ごとにすることもできますし、5分間隔にすることもできます。ユーザの好みによって変更できるので便利です。
端末にメールを保存するのでオフラインでも利用可能
メールソフトはメールデータをMacなどの端末内部に保存します。ですので、Macなどの端末がオフラインの時でも、受信済みのメールは閲覧することができます。
GmailなどのWebメールをブラウザで閲覧する場合は、あくまでメールデータはサーバー上にあります。ですので、オフライン時はメールを見ることができません。
しかし、メーラーがインストールされたMacなどの端末がある場合、オフラインでもメールを確認できます。ですので、外出をよくする人にとってメールソフトは便利なツールです。
デメリット
ここではメーラーアプリ/メールソフトのデメリットについて2つご紹介します。
設定を行った端末でのみ利用可能
メールソフトは設定を行なったMacなどの端末でのみ利用可能なため、Macなどの端末が手元にないと、メールを参照できません。メインで使っているMacがデスクトップの場合、外出先ではMacが無いという状況になります。
そんな時は、メールの確認ができません。メールソフトは使い勝手もよく便利ですが、Macなどの端末を所持する必要があるという点がデメリットになります。
端末を変更する場合はメールデータも移管する必要がある
Macで使っているメーラーはMac内部にメールデータを保存するため、Macを新しくする場合はデータ移管が必要になります。また、Macが故障した場合に備え、定期的に大切なメールデータはバックアップをしておきましょう。
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Airmail3~
Airmail3はMacユーザーにお勧めのメーラーです。直感的な操作ができ、そしてMacに馴染んだインターフェースになっています。Airmail3はiPhoneアプリ版もあるため、Apple製品をよく使うユーザ向きのメーラーといえます。
無料版と有料版がある
Airmail3は無料版と有料版があります。有料版はApp Storeからダウンロードできます。2019年3月時点では1200円で購入できます。いきなり有料版を使うのには抵抗があるという方には、無料版からの使用をお勧めします。
無料版は有料版と機能に差が無いのでお試しで使ってみたい方にお勧めです。Airmail3の無料版は開発者のサイトからダウンロードすることになります。インストールして使ってみると、「開発元を確認できないため、開ません」というエラーが出ることがあります。
この場合は、<システム環境設定>→<セキュリティとプライバシー>→<ダウンロードしたアプリケーションの実行許可>からAirmail3のアプリの実行を許可して使用可能にします。
無料版の場合更新を手動ですることが必要
Airmail3の無料版は、機能面から見れば有料版と違いはありません。有料版との違いは、アップデート方法です。有料版はアップデートが自動ですが、無料版は開発者サイトから手動でダウンロードする必要があります。
Airmail3はアップデートが割と頻繁に行われます。無料版を試しに使ってみて、気に入った人はアップデートが自動で行われる有料版の購入をお勧めします。
設定は簡単でナビにしたがって操作すれば自動で設定可能
Airmail3を初めて起動すると、クライアント設定のナビゲーションが始まります。ですので、自分のメールクライアントに合わせて設定するだけで簡単にすぐメーラーが使える様になります。
アカウントが複数ある場合は、<メニューバー>→<Airmail>→<設定>→<アカウント>からクライアントの追加をすることができます。
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Thunderbird~
皆さんの中には「Firefox」というブラウザをご存知の方もいるのではないでしょうか。「Thunderbird」は「Firefox」でおなじみのMozillaがリリースしているメーラー/メールソフトです。
機能性が高く、Mac、Windows、Linuxと多様なOSに対応していますので複数のPCやOSで作業をしている方にはおすすめのメールソフトです。また、他のメールソフトからのデータ移行もしやすい点も人気のポイントです。
無料で使用可能
Thunderbirdはメールの送受信、メールの仕分け、GmailなどのWebメールの参照といった、メーラーが備える基本機能はもちろん備えています。しかも、Thunderbirdが便利な点はタブ表示ができるところです。
メールをたくさん開いてもThunderbird内でタブ表示されるため、画面上が煩雑になりません。しかも、Thunderbirdはカレンダー機能、Todo機能もあります。もちろん、カレンダーやTodoもタブ表示されます。
これだけ機能がたくさんあるのに無料で使うことができます。
メールアカウントの設定
MacにThunderbirdをインストールすると、Thunderbirdの初回起動時にメールアカウント設定のウィザードが始まります。そこで、アカウント設定を行えばメーラーを使用することができます。
ここでは、さらにアカウントを追加したい場合の手順について説明します。上図はMacでThunderbirdを起動した画面です。
Thunderbirdを開いた状態で画面上部のバーに「ツール」とあるのでクリックします。すると項目が開くので、「アカウント設定」を選択します。
Thunderbirdの画面常にポップアップが出てくるので、その中のプルダウンから「アカウント操作」を選択します。するとまた詳細項目が開くので、その中から「メールアカウントを追加」を選択します。
そして、出てくるのがメールアカウントの設定画面です。あとは追加したいアカウントの情報を入力してきます。
振り分け設定や迷惑メールの設定など豊富な機能
Thunderbirdの特徴は、機能が豊富なことです。画面が繁雑にならない、タブ表示の機能の他、受信メールを自動で指定フォルダに振り分る機能や、迷惑メールを廃棄する設定などもあります。
他、メール機能以外にも、カレンダー機能、Todo機能、チャット機能などもあり、Thunderbird1つで様々な操作が可能です。アプリを複数立ち上げるのが嫌いな人は、Thunderbirdひとつで済むためすっきりと作業ができます。
また、Thunderbirdはアドオン機能や、カスタマイズができるので、自分の不要な機能を削除したり追加したりできます。自分の使いやすい環境に変更できるため、凝り性の方におすすめのメーラーです。
しかし便利な反面、他のメールソフトに比べ、起動が遅いという欠点もあります。
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトのおすすめ~Mac純正メール~
メーラーに特にこだわりが無く、メールを読んだり送ったりといった、最低限の機能があればいいと言う人はMac純正メーラーを使いましょう。Mac純正メーラーは基本的な機能はもちろん搭載されているので、とても使いやすいメーラーです。
標準のメールアプリ
Macの純正メーラーは、メールアプリとしては標準のものといえます。メールの送受信、添付ファイルの送受信、複数アカウントのメールを管理できるなど、一般的なメールアプリができる機能は全て備えています。
重要なメールにフラグをつけることや、迷惑メールの振り分けなどもできます。
バランスよく使いやすくまとめられてるアプリ
Mac純正メーラーのインターフェースはシンプルです。デザインやカッコ良さ、美しさを重視するMac信者からするとやや物足りないといってもいいくらいのシンプルなデザインになっています。
シンプルと言うことは、それだけ無駄が無いと言うことでもあります。一般的なメーラーと似通ったUIと、機能を持っている、バランスと使い勝手のいいメーラーとなっています。
【Mac】メーラーアプリ/メールソフトはどれがベスト?機能を比較
Macのメーラーアプリの中で、どのメーラーがベストなのかをここではご紹介します。ベストとはユーザーによって基準が異なる為、ユーザが使用する際に重視しそうな観点ごとのベストをご紹介します。
インターフェース
ここではインターフェースについてのベストをご紹介します。インターフェースとはもちろん見た目のカッコ良さです。かっこいいの定義はユーザによって異なるとは思いますが、ここではMacらしいカッコよさを基準にご紹介します。
『Airmail3』が断トツ
インターフェースが断トツでカッコいいのはAirmail3です。シンプルながら見やすく、そして美しいデザインが特徴です。Macユーザなら誰しも重視するのがデザインの美しさです。美しいということは、使う人の作業に対してのモチベーションをあげてくれます。
たかがデザイン、されどデザイン。Airmail3はMac製品の美しさにぴったりのメーラーです。
機能
機能がベストなメーラは何でしょうか。メールの自動振り分けや自動転送など、機能が豊富なメーラーを求める人にお勧めのメーラーをご紹介します。
『Thunderbird』 が1番
機能面で1番はやはりThunderbirdでしょう。Thunderbirdは基本的に備えている機能が豊富なのに加え、各種アドオンが豊富に用意されていて、ユーザが自由にカスタマイズできる様になっています。
インターフェースにもアドオンがあります。ユーザは気に入ったテーマをダウンロードすることで好みのインターフェースに変更することが可能です。
また、データ移行やバックアップなども行うことができる為、メールデータを保存しておきたい人にはぴったりのメーラとなっています。
動作の軽さ
ここでは動作の軽さという点からベストなメーラーを紹介します。動作の軽さとはメールの受信速度や送信速度などの速さのことです。動作が遅いよりも速いに越したことはありません。何より速さを優先したい人はぜひ参照してください。
圧倒的に『純正メール』
動作が速いのは、圧倒的にMac純正メールです。Airmailと比較するとMac純正メールのメール受信速度は、体感で10秒近く速く感じることもあるという話です。
メールの数が少ない人であれば、さほど気にならないかもしれませんが、メールの数が多い人にはかなり差が出るかもしれません。動作が軽快なMac純正メールは速さ重視のユーザにはお勧めといえます。
純正アプリが最も軽く受信速度が速く使いやすい
メールアプリも色々ありますが、何だかんだでMac純正メーラーが最も軽く、受信速度が速い様です。インターフェースにも機能にもこだわりが無いのであれば、動作が軽快なMac純正メーラーが最も使いやすいのでは無いでしょうか。
遅すぎて困ることはあっても、速すぎて困ることはまずありません。プリインストールされているメーラーですので面倒なインストールもありません。Macを購入してメールを使うという場合、まずはMac純正メーラーを使用することをお勧めします。