【Windows7】リモートデスクトップ接続で別のPCに接続する方法
リモートデスクトップという機能を利用したことはありますか。Windows7のPCから他のパソコンへリモートデスクトップという機能で接続すると遠隔で操作することができます。ここではWindows7でリモートデスクトップ接続する方法や必要な設定について紹介します。
目次
【Windows7】リモートデスクトップとは?
Windows7端末をまだ利用している人はいますでしょうか。そろそろWindows7端末のサポートが切れるので少なくなってきているかと思いますが、リモートデスクトップ接続ができない対応法についてここでは紹介します。
Windows7端末でリモートデスクトップ接続ができない原因は、たくさんあるので一つ一つ確認していく必要があります。しかしリモートデスクトップ接続は、遠隔で操作をする仕組みや機能です。
自分の家から実家のパソコンを遠隔操作したい時や仕事でお客様先からデータセンターにアクセスるときなどに一般的に利用されている機能が、リモートデスクトップ接続です。
自分のPC上で他のPCに接続して操作する機能
そもそもWindows7端末のリモートデスクトップ接続とはどのような機能であるかは知っていますか。
リモートデスクトップ接続とは、元のコンピュータからネットワークで接続された他のPCのGUIやデスクトップ環境を操作する技術の総称です。
またWindows7PCでリモートデスクトップ接続をするには、リモート コンピューターに接続するには、そのコンピューターの電源が入っている必要があり、さらにネットワーク接続があったりと色々設定が必要です。
ここではWindows7PCがリモートデスクトップ接続する方法や設定について紹介します。
【Windows7】リモートデスクトップの事前確認
それではまずWindows7のPCで他のPCへとリモートデスクトップ接続するために事前に確認する必要がある項目について紹介します。
Windows7のPCなら誰でもすべてのPCにリモートデスクトップ接続できるというわけではありません。
Windows 7でリモートデスクトップを使用する場合、クライアント(接続する側)としてはすべてのエディションで使用可能ですが、ホスト(接続される側)として使用できるエディションは限られています。
使用できるエディション | |
ホスト(接続される側)として使用可能 | Windows 7 Professional Windows 7 Ultimate Windows Vista Business Windows Vista Ultimate Windows XP Professional |
クライアント(接続する側)として使用可能 | Windows 7 Home Premium Windows 7 Professional Windows 7 Ultimate Windows Vista Home Basic Windows Vista Home Premium Windows Vista Business Windows Vista Ultimate Windows XP Home Edition Windows XP Professional |
Windows7のバージョン
Windows7のPCでリモートデスクトップ接続するには、Windows7PCのライセンスとプロダクトキーを確認する必要があります。
Windows7のPCでリモートデスクトップ接続をするための条件がありました。 Homeエディションに対して接続することはできません。 しかしながら、パッチをあてればできるということもわかりました。
Windows 7 Home Premiumには、リモートデスクトップ接続のクライアント機能のみが用意されており、ホスト機能はありません。そのため、外部からログオンしてWindows 7 Home Premiumの操作を行うことはできません。
管理者権限
またWindows7のパソコンから他のパソコンへリモートデスクトップ接続するには、管理者権限をもったユーザーで設定をしたり、リモートデスクトップ接続の許可をしないといけません。
なぜ管理者ユーザーが必要なのかというとリモートデスクトップ接続は、とても悪用される可能性がある機能です。なので簡単にリモートデスクトップ接続の設定をしたり、許可にしないために管理者ユーザーが必要になっています。
家のパソコンでもリモートデスクトップ接続を許可したり、設定するときはリモートデスクトップ接続による悪用は自己責任になることもあるので、ご注意ください。
【Windows7】リモートデスクトップの操作方法
それではここからはWindows7のパソコンからリモートデスクトップ接続するために必要な追加設定の内容とリモートデスクトップ接続を許可する設定方法について紹介します。
リモートデスクトップの設定方法は、リモートデスクトップで接続する先のパソコンやサーバで設定/許可しておく必要があります。またリモートコンピュータのデフォルトの設定では、リモートデスクトップ接続が許可されていません。
なのでここではWindows7からリモートデスクトップ接続するためにリモートコンピュータの設定の確認方法や設定方法について紹介します。是非再度リモートコンピュータの設定を確認してみましょう。
ホストPCの設定
それではまずWindows7のPCでリモートデスクトップ接続するための設定として、接続するホストPCのに対し手必要な許可設定について紹介します。
自分のWindows10の設定が完璧にできていても、接続先のWindows10端末が設定できていないとリモートデスクトップで接続できないこともあるので、注意してください。
可能であれば接続先のパソコンが正常に設定できているか確認しみてましょう。接続先も接続元も設定ができていないとリモートデスクトップは利用できないので注意してください。
リモートデスクトップでの接続を許可
まずはWindows7でリモートデスクトップ接続ができるようにするために、リモートコンピュータ設定の確認と対応法について紹介します。
まずコントロールパネルを起動します。
コントロールパネルを起動したら、システムをクリックします。
システム画面でリモートの設定をクリックします。
システムのプロパティ画面が表示されるので、「リモートデスクトップ」の箇所の「このコンピュータのリモート接続を許可する」を有効化にします。
ユーザーを追加して接続を許可
リモートデスクトップ接続設定の「許可されているユーザー」を利用してないとリモートデスクトップ接続を許可されていないので、ユーザーに対して接続許可設定をする必要があります。
リモートデスクトップは、許可されているユーザーを利用してログインする必要があります。もし許可されていないユーザーでログインしようとすると接続することができません。
なのでリモートデスクトップ設定で許可するユーザーは設定する必要があります。ここではリモートコンピュータの設定で許可されているユーザーの確認やユーザーの追加方法を紹介します。
クライアントPCの設定
逆にクライアントPC側でもリモートデスクトップ接続をするための設定は、特に追加の設定はありません。しかしクライアントPC側もネットワークの設定をしておかないとリモートデスクトップ接続をすることはできません。
またクライアントPCからホストPCにアクセスするときにIPアドレスで接続するか、ホスト名でリモートデスクトップ接続するかで必要な設定がことなってきます。
もしWindows7のPCのホスト名でリモートデスクトップ接続する場合は、DNSサーバの設定やhostsファイルの設定が必要になりますので、ご注意ください。
【Windows7】リモートデスクトップの切断方法
それでは次にWindows7のPCから他のPCにリモートデスクトップ接続ができた後に、遠隔での操作が完了したら、どのようにリモートデスクトップ接続を切断をすればよいか知っていますか。
リモートデスクトップ接続は、遠隔でインターネットを経由してWindows7のパソコンを操作することになります。なので正しいリモートデスクトップ接続の切断をしないとホストのWindows7に影響が発生します。
なのでここでは正常にWindows7のパソコンでリモートデスクトップ接続をした後に切断する方法について紹介します。
切断手順
クライアントPCからリモートデスクトップを切断するには、以下の2つの方法があります。
- セッションを終了しないで切断する方法
- セッションを終了して切断する方法
セッションを終了しないで切断する方法
[スタート]をクリックし、右矢印ボタンを選択して[切断]をクリックします。
※セッションを終了せずに切断すると、ホストPC(接続される側)ではプログラムが実行されたままになります。そのため、次回接続した際には切断したときの状態から続行することができます。
セッションを終了して切断する場合
[スタート]をクリックし、[ログオフ]をクリックします。
※セッションを終了せずに切断すると、ホストPC(接続される側)ではプログラムが実行が中止されます。そのため、次回接続した時はパソコン側の何も実行されていない状態でリモートデスクトップ接続することになります。
このようにWindows7のリモートデスクトップ接続後に切断する方法によって、ホストPCのWindows7側の状態が異なってくるので、注意してください。
【Windows7】リモートデスクトップが接続できない場合
それでは次にWindows7でリモートデスクトップ接続で上手く接続することができない時の対処法やポイントについて紹介します。リモートデスクトップ接続するためには、色々な追加設定や許可の追加が必要になります。
しかしリモートデスクトップ接続できない時は、それぞれの追加設定を確認する必要があります。ここでは一般的によく発生するリモートデスクトップ接続ができない原因について紹介します。
またリモートコンピュータで接続できない場合は、接続するクライアントのWindows7も接続されるホストのWindows7にも追加設定を確認するようにしましょう。
対処法
Windows7でリモートデスクトップで接続できない原因として、ファイヤーウォールの設定に問題がある場合の対応法について紹介します。
ファイヤーウォールとは、企業などの内部ネットワークをインターネットを通して侵入してくる不正なアクセスから守るための“防火壁”です。ファイヤーウォールは、セキュリティ許可の為に利用します。
なのでファイヤーウォールの設定によっては、リモートデスクトップの接続ができないこともあります。Windows7端末ではデフォルトでは有効化に設定されているので、対応法としてファイヤーウォールの設定を見直しが必要です。
しかしファイアウォールの設定を無効化にするとセキュリティレベルが下がるので注意も必要です。ファイアウォールは、パソコンを守る役割もあることを理解しましょう。
Windowsファイアウォールの設定を変更する
それではWindowsファイアウォールの設定を追加設定/確認する方法を紹介します。まずはコントロールパネルを起動します。
コントロールパネルが起動したら、「システムとセキュリティ」をクリックします。
「システムとセキュリティ」画面で、「Windowsファイヤーウォール」をクリックします。
するとWindowsファイヤーウォールの有効化・無効化の状態が表示されます。なのでここでWindowsファイヤーウォールの状態を確認できます。
またWindowsファイヤーウォールの設定を変更する場合は、「Windows ファイヤーウォール」画面で、「ファイヤーウォールの有効化または無効化設定」をクリックすれば、ファイヤーウォールの設定を追加で変更できます。
またWindowsファイヤーウォールには、「グローバル」「ローカル」「ドメイン」の3つのファイヤーウォールがあります。それぞれネットワークの設定によりファイヤーウォールの設定を変更する必要があります。
ファイヤーウォールの設定を変更するときはネットワークの設定やパソコンの設定を確認してから、ファイヤーウォールの設定を変更しましょう。
操作方法
ルーター経由でWindows10端末からリモートデスクトップ接続をする場合は、ファイアウォールの設定で「パブリックネットワークの接続を許可」する必要があります。
確認方法は、コントロールパネルを起動して、「Windows ファイアウォール」をクリックします。
そして「Windows ファイアウォール」画面で、「ファイアウォールの設定」をクリックすれば、ファイアウォールの有効化/無効化が確認できます。
PCの不具合(再起動)
Windows7端末でリモートデスクトップ接続ができない場合にまずやってほしいことはWindows7端末の再起動です。えっ再起動で直るのと思った人もいるかもしれませんが、今まで利用できていた場合はこれで直ることもあります。
またWindows7端末の接続元の再起動とできれば接続先のパソコンも再起動できるとよいでしょう。両方再起動ができれば、対応法としてはよいでしょう。しかし場合によっては再起動できないこともあるかと思います。
例えばWindows7端末からリモートデスクトップで接続する先のパソコンが、サーバや停止することができない場合は、再起動するのはあきらめましょう。また間違ってシャットダウンしないように注意してください。
更新プログラムの問題
最後のWindows7のリモートデスクトップ接続ができない原因は、更新プログラムによる不具合で接続できないこともあります。
更新プログラムとは、ソフトウェアの脆弱性 (弱点) を修正するソフトウェア プログラムです。 WindowsUpdateを有効化にしていると更新プログラムは自動でできるようされます。
なので最近WindowsUpdateをした場合は、それが原因でリモートデスクトップで接続できないことになっている可能性もあります。
最後に
Windows7でのリモートデスクトップ接続するために必要な追加設定や許可設定についてはわかっていただけましたでしょうか。
リモートデスクトップ接続は、とても便利な機能です。しかしリモートデスクトップ接続を利用するためには、色々と追加でWindows7に設定する必要があるので、注意してください。