貯金アプリ「finbee」の使い方!安全性は?
finbee(フィンビー)とは銀行口座と連携することによって貯金することができるアプリです。finbee(フィンビー)は簡単で安全性も高く、アプリ内で貯金ルールを設定するとそのルールに従って自動的にクレジットカードの残高の一部が貯金として引き落とされます。
目次
- 1finbeeとは?
- ・銀行口座と連動した自動貯金サービスアプリ
- ・finbeeの仕組み
- 2finbeeの安全性
- ・セキュリティもしっかりしていて比較的に安全
- 3finbeeの使い方~会員登録~
- ・会員登録方法
- 4finbeeの使い方~貯金目的を設定~
- ・目的はリストから選択
- 5finbeeの使い方~貯金ルールを設定~
- ・貯金機能のルール一覧
- 6finbeeの使い方~銀行口座と連携~
- ・連携している銀行一覧
- 7finbeeの使い方~自動貯金スタート~
- ・finbeeはどこに貯金している?
- ・finbeeの利用料は?
- ・利息はどうなる?
- 8finbeeの使い方~貯まった貯金を使う~
- ・貯金の引き出し方
- ・合わせて読みたい!マネーに関する記事一覧
finbeeとは?
finbee(フィンビー)とは、株式会社ネストエッグが提供する日本初の銀行口座と連動した自動貯金サービスです。
finbee(フィンビー)とは今流行りの金融とテクノロジーを掛け合わせたFintecという分野で、アプリ内で貯金ルールを設定するとそのルールに従って自動的にクレジットカードの残高の一部が貯金として引き落とされます。
ネストエッグとはベンチャー企業ですが、すでにSBIグループや三菱グループ、SMBCグループなど大手から出資を受けていてこれからが期待されている企業の一つです。
銀行口座と連動した自動貯金サービスアプリ
無料アプリ「finbee」とは、銀行口座と連携することによって貯金を実現することができるアプリです。finbee(フィンビー)には貯金方法も以下のように色々あります。
- つみたて貯金
- おつり貯金
- 空き枠貯金
- 歩数貯金
- チェックイン貯金
- マイルール貯金
- ワンタップ貯金
finbeeの仕組み
finbee(フィンビー)は銀行口座と連携することで、その金融機関内に貯金専用の「finbee先号口座」が作られます。
finbee(フィンビー)の貯金の仕組みとは、finbee(フィンビー)にクレジットカードを通してお金を支払いそのお金が登録した自分の口座に移動される形になっています。
例えば毎週日曜日に1,000円貯金というルールを作ったら、日曜日になったら専用口座に自動的に1,000円貯金されたり決めた歩数を達成した時に貯金がされたりと自分で決めたミッションを達成するたびに貯金が自動的に実行される仕組みです。
一般的に個人ではクレジットカードの残高を貯金として口座に移動させることはできませんので、アプリならではの貯金方法といえます。普通に生活しているだけでお金がコツコツと貯まっていくので貯金が苦手な人にもおすすめです。
finbee(フィンビー)の利用料は無料でランニングコストもかかりませんので、スマホを持っていればすぐに始めることができます。今回はfinbee(フィンビー)の使い方や設定方法、その安全性についても詳しく解説します。
finbeeの安全性
finbee(フィンビー)とはお金を自動的に貯金していくアプリですが、利用するにあたってその安全性を気にする人も多いでしょう。これからfinbeeの安全性について見ていきましょう。
セキュリティもしっかりしていて比較的に安全
finbee(フィンビー)とはセキュリティもしっかりと管理されていて比較的安全性が高いとされています。finbee(フィンビー)はお金そのものを預かるわけではなく、口座番号のみで、認証情報も預かりませんので安全性に関して心配なさそうです。
finbee(フィンビー)公式サイトに記載されているセキュリティへの取り組みを引用しますと以下のようになっています。
金融機関との通信はすべて暗号化しており、第三者が盗み見ることはできません。また、システムはFISC安全対策基準に適合したAmazon Web Servicesを利用しております。
データには厳格なアクセス制御が施され、インターネットから隔離されたセグメントにて全て暗号化して保存しています。
データや情報資産へのアクセスについては制限を設け、大手金融機関のシステム構築経験のあるメンバーらによって構築された情報セキュリティマネジメントシステムのもと管理、運用を行っております。
弊社の情報セキュリティマネジメントシステムはISO27001(ISO/IEC 27001:2013)の認証を取得しており、国際標準規格に則った管理体制であることが第三者機関によっても認証されております。
お金そのものは口座契約されている金融機関が管理しますので安全性に関して問題ないでしょう。またシステムの安全性や情報管理の体制がきちんとしているので安心して良いでしょう。
finbeeの使い方~会員登録~
finbee(フィンビー)とは全ての機能を無料で利用することができます。iPhone版とAndroid版がありますので、以下のリンクから「finbee」をインストールし会員登録をしましょう。
会員登録方法
finbee(フィンビー)を利用するためには会員登録が必要になります。メールアドレスとパスワードを設定して登録しましょう。登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、URLをクリックして登録を完了します。
簡単な使い方の説明の後finbee(フィンビー)のホーム画面が表示されます。
finbeeの使い方~貯金目的を設定~
finbee(フィンビー)では貯金の目的を複数設定できます。旅行貯金や趣味のための貯金、留学やレッスンの為の学び貯金など目的を分けて設定すると良いでしょう。目標を分けて貯金することにより自分の頭の中も整理することができます。
finbee(フィンビー)では複数の銀行口座を作成することなく、アプリ1つで管理することが可能です。
目的はリストから選択
まず何のために貯金をするのか、カテゴリから自分の目標に合った目的を選びましょう。目的を設定したら10,000円以上で、あなたが必要だと思う目標金額を入力します。さらに貯金を達成したい期日をカレンダーから選択してください。
もし期日が無い、もしくはまだ期日を決めていない場合は「期日を設定しない」を選んで進めましょう。この期日は後からも設定が可能です。
finbee(フィンビー)では「ひとりで貯金する」「一緒に貯金する」を選択することができます。
自分一人でなく家族やカップルで一緒に貯金することもできるので家族旅行へ行く資金を貯める時、結婚資金を貯める時など協力して貯めることも可能です。恋人や友達など複数人で貯めれば貯金の楽しさを共有でき目標金額を早く貯めることができるでしょう。
finbeeの使い方~貯金ルールを設定~
finbee(フィンビー)で貯金の目標金額や期日を設定すると、次に貯金ルールを設定する画面へ移動します。この貯金ルールは後で変更することもできるので気軽に設定しておきましょう。
貯金機能のルール一覧
finbee(フィンビー)では色々な貯金機能ルールがあります。これから以下の8つの貯金機能ルールを解説します。
つみたて貯金
finbee(フィンビー)の「つみたて貯金」とは好きな間隔で好きな金額を貯金できる貯金機能です。一定の間隔と金額を指定できるため、計画的に貯金を行うことができます。
つみたて間隔で「毎日」を選んだ場合は、毎日指定された金額が貯金される設定となっています。
設定方法
機能設定方法はまず「目的詳細画面」から設定中の貯金ルールを「編集する」 をタップします。「つみたて貯金」 からつみたて間隔を「毎日・毎週・毎月」から選択しましょう。「毎週」や「毎月」を選択した場合は「曜日」もしくは「日付」も設定します。
貯金額を入力し「完了」をタップしましょう。貯金ルールの編集画面に戻り「つみたて貯金」をONにします。何らかの理由で貯金が実行できなかった場合は再引き落としはできませんので注意してください。
おつり貯金
finbee(フィンビー)の「おつり貯金」とはカード明細に対して、指定のおつり計算の単位(100円玉・500円玉・1,000円札)で支払った場合のおつりを貯金していくルールです。
例えば、おつり計算の単位を1,000円札で設定した場合、デビットカードまたはクレジットカードで590円の買い物をしたとします。ここで590円のご利用明細が作成され、finbeeが支払い明細情報を取得します。
1,000円−590円=410円がおつりとして、貯金元口座の残高を原資にfinbee(フィンビー)へ貯金されるというわけです。
設定方法
まず「デビットカード」でおつり貯金を行う場合の設定方法は、「貯金ルールを設定」から「おつり貯金」タップします。一番上の項目で「デビットカード」が選択されていることを確認し、おつり計算の単位を100円玉・500円玉・1,000円札から選択します。
次に「クレジットカード」でおつり貯金を行う場合の設定方法は、まずクレジットカード設定を行い連携させます。そして貯金ルール設定画面で「おつり貯金」をタップし一番上にある登録済みのクレジットカードを選択しましょう。
おつり計算の単位を100円玉・500円玉・1,000円札から選択し、「おつり貯金」をONにすると完了です。
歩数貯金
「歩数貯金」とはfinbee(フィンビー)で設定した一日の歩数の条件をクリアした場合・しなかった場合に、指定の金額が貯金される貯金ルールです。運動習慣をつけたいと感じている方には相性ぴったりの貯金ルールでしょう。
歩数の情報はiPhone利用の場合はヘルスケア 、Android利用の場合はGoogle Fitから取得することになります。例えば「1日5000歩歩いたら、500円貯金」とか「1日5000歩歩かなかったら、500円貯金 」とかいう風に設定できます。
設定方法
機能設定方法は、まずfinbee(フィンビー)で歩数を取得できるようにします。iPhone利用の場合は、貯金ルールを設定画面で「歩数貯金」をONにしAppleのヘルスケアと連携しましょう。
歩数貯金をONにした際ヘルスケアとの連携画面が表示されない場合は、iPhoneのヘルスケアアプリを起動し「ソース」からfinbee歩数をONにします。連携後は歩数を入力し、条件を「歩いたら・歩かなかったら」から選択しましょう。
Andoroidを利用している場合は「Google Fit」と連携します。以下のリンクからダウンロード可能です。歩数貯金のタイミングは、条件をクリアした直後に貯金をされるのではなく毎日深夜に前日の歩数を集計し貯金します。
チェックイン貯金
「チェックイン貯金」とはfinbee(フィンビー)上にあらかじめ登録してあるチェックイン場所に近づくと、自動的に指定の金額が貯金される貯金ルールです。会社や学校、最寄り駅やジム、習い事の教室など、よく行くお気に入りの場所を登録しましょう。
この位置情報はスマホのGPS機能を利用し取得していて、チェックインと同時に貯金が実行されますが、登録場所に既にいる状態でチェックイン貯金の設定を行った場合、その場所から一度離れ再度近づいた際に貯金が実行される仕組みです。
GPS機能によって位置情報を正しく取得できないとチェックイン貯金も実行されないケースがあります。その際は、より正確に位置情報を把握できるようWiFiをONにしましょう。
設定方法
チェックイン貯金はまずfinbee(フィンビー)で位置情報を取得できるようにします。貯金ルール設定画面から「チェックイン貯金」をONにし、「位置情報の利用を設定する」から「常に許可」を選択します。
次に「チェックイン貯金」で1回当たりの貯金額を入力しましょう。そして地図上の登録したい場所を長押しして登録名を入力し登録します。
空き枠貯金
finbee(フィンビー)の「空き枠貯金」とはデビットカード明細のひと月分の利用合計金額に対して余った金額が貯金される貯金ルールです。
例えば、空き枠貯金の設定金額を100,000円とし、ひと月のカードの利用合計金額が82,000円だったとすると、18,000円が末日に自動貯金される仕組みです。この時ひと月の利用合計金額が100,000円を超えていた場合、貯金は実行されません。
設定方法
finbee(フィンビー)の「空き枠貯金」でデビットカードで空き枠貯金を行う場合、まず貯金ルール設定画面から「空き枠貯金」をタップし支出額を入力し「空き枠貯金」をONにしましょう。
空き枠貯金のタイミングは、デビットカードの場合は毎月1日に前月分のデビットカード利用金額を集計し貯金します。
ワンタップ貯金
finbee(フィンビー)の「ワンタップ貯金」とは自分の好きなタイミングに任意の金額を貯金できる機能です。ワンタップ貯金の利用方法は「個別の貯金目的」から画面右下のコインマークをタップし任意の貯金金額を入力し貯金することができます。
Zaim貯金
「Zaim貯金」とはオンライン家計簿の「Zaim」とfinbee(フィンビー)を連携し、Zaimの情報を利用した2つの自動貯金をfinbee上で設定できる貯金ルールです。「Zaimおつり貯金」「Zaim空き枠貯金」があります。
「Zaimおつり貯金」とはZaimに入力した支出に対して、指定の金額で支払った場合のおつりが貯金されます。おつり計算の単位は100円玉、500円玉、1,000円札から選ぶことができ、レシート入力と手入力の双方に対応しています。
「Zaim空き枠貯金」とはZaimに設定した月の予算とZaimに記録された1ヶ月分の支出金額の差分が貯金されます。Zaim空き枠貯金の場合はZaimで設定している家計簿の「月の開始日」に前月分の集計を行い貯金を実施します。
マイルール貯金
finbee(フィンビー)の「マイルール貯金」とは自由に貯金条件を設定できる貯金ルールです。例えば貯金ルール名を「禁煙貯金」とし、条件を「1日禁煙できたら」貯金金額を「100円」ふりかえり「毎日」と設定します。
1日禁煙できたかどうかをfinbee(フィンビー)からの通知で振り返えり、「達成できた・できなかった」を選択します。達成できたときは設定された金額で貯金が実行される仕組みです。読書、ジムなど様々な条件で設定しましょう。
設定方法
「マイルール貯金」の設定は、まずfinbee(フィンビー)からの通知を受け取ることができるようにします。貯金ルール設定画面から「マイルール貯金」をONにし通知設定をONにしましょう。
finbee(フィンビー)のマイルール貯金をONにした際、通知設定の確認画面が表示されない場合はスマホの通知設定でfinbeeからの通知を「ON」にしてください。
次に「マイルール貯金」から以下の設定項目を編集し完了させましょう。
- 貯金ルール名:任意の貯金名を入力
- 条件:貯金する条件を入力
- 金額:条件を達成した際に貯金する金額を入力
- ふりかえり:「毎日・毎週」から選択(「毎週」を選択した場合は「曜日」も選択)
finbeeの使い方~銀行口座と連携~
次にfinbee(フィンビー)が貯金するための銀行口座を設定します。銀行内に貯金専用の「finbee専用口座」が作られます。
finbee(フィンビー)の会員登録が完了後、提携金融機関の選択画面が表示されます。自分が口座を持っている金融機関を選択し画面に従って口座連携を行ってください。口座が無い場合も希望の金融機関を選択すると開設することができます。
連携している銀行一覧
finbee(フィンビー)が連携している銀行を紹介します。2019年3月25日時点で連携銀行は10行ですが、順次追加予定とされています。
- 住信SBIネット銀行
- みずほ銀行
- 千葉銀行
- 北洋銀行
- 第四銀行
- 伊予銀行
- 百五銀行
- 中国銀行
- 東邦銀行
- 武蔵野銀行
おためし銀行ってなに?
おためし貯金とは銀行口座を連携せずにfinbeeの自動貯金を体験できる機能です。以前はfinbee(フィンビー)でで貯金をする為には提携金融機関の銀行口座との連携が必須でしたが、銀行口座を持っていない人でもfinbeeの自動貯金を試すことができます。
finbee(フィンビー)のおためし貯金では、利用できない機能があります。
- デビットカードでのおつり貯金(クレジットカードでのおつり貯金は利用可能)
- 空き枠貯金
- 貯金額に応じたfinbeeポイントの付与
- finbeeポイントの交換
おためし貯金の利用後finbee(フィンビー)と銀行口座とを連携する場合は、おためし貯金時にキャンペーンなどで貯めたfinbeeポイントは、口座連携後も引き継がれます。
finbeeの使い方~自動貯金スタート~
finbee(フィンビー)で自動貯金設定が終わったらあとはfinbeeに任せておけばお金が貯まります。finbee(フィンビー)のを利用するにあたって気になるポイントを解説します。
finbeeはどこに貯金している?
finbee(フィンビー)ではお金を預かることはしていません。ユーザーの同意の元貯金処理をする口座を特定するために口座番号を預かりますが、お金そのものはユーザーが口座契約している金融機関が管理するので安全性は問題ないでしょう。
finbee(フィンビー)は金融機関ではないためお金を預かることはせず、ユーザーが利用している金融機関の認証情報も扱いません。
つまりユーザーがfinbee(フィンビー)と口座連携することで、既存の銀行口座やインターネットバンキングのセキュリティに不安が生じることはないので安全性は高いのです。
finbeeの利用料は?
finbee(フィンビー)のサービス利用料はなく無料で利用することができます。ただ、みずほ銀行と連携しているユーザーの場合、仮貯金を貯金先口座へ振り替える際に銀行側の振込手数料が発生する可能性があります。
利息はどうなる?
貯金先口座の残高に対して利息がつきますが、貯金に対して発生した利息は、finbee上の貯金金額には反映されません。
finbeeの使い方~貯まった貯金を使う~
finbee(フィンビー)を利用して貯めたお金は引き出しして使うことができます。では、finbee(フィンビー)からお金を引き出す方法を解説します。
貯金の引き出し方
finbee(フィンビー)と連携している金融機関によって貯金の引き出し方は変わります。まず「みずほ銀行」と連携している場合は、貯金元の貯金先口座から通常の出金と同じ様に貯金を下ろして引き出します。
finbee(フィンビー)で達成した目的金額を引き出す場合は、貯金先口座から通常の出金と同様に貯金を下ろして引き出すことができます。ただ貯金途中の目的金額を引き出す時、仮貯金を出金することはできません。
途中であっても貯金を既に貯金先口座に振替えている場合は通常の出金と同様に貯金を下ろして引き出すことができますが、銀行側で手数料がかかる場合もあります。
みずほ銀行以外の金融機関と連携している場合はとても簡単です。達成した目的の金額を引き出す場合は「該当の目的」画面から「貯金元口座に貯金を移す」という項目をタップしましょう。そして通常の出金と同様に貯金を下ろして引き出すことができます。
貯金途中の目的を引き出す場合は「該当の目的」画面から画面右上の「...」をタップします。「貯金を取り崩す 」をタップして取り崩したい金額を入力すれば出金可能です。
ちなみにfinbee(フィンビー)の貯金を途中でやめたくなった場合は、貯金目的を削除すればやめることができます。貯金元口座に今まで貯金した分のお金が戻ってきます。