【AmpliTube】iPhoneがアンプになるアプリを紹介!

AmpliTubeのiPhoneをアンプにすることができるアプリで楽器をやっている人やバンドをやっている人に人気があります。ただアンプアプリを使ったことがない人にとってはハードルが高いので、ここではAmpliTubeの使い方を説明します。

【AmpliTube】iPhoneがアンプになるアプリを紹介!のイメージ

目次

  1. 1AmpliTubeとは
  2. ギター/ベース用マルチエフェクター/アンプシミュレーターアプリ
  3. Mac版とiOS版がある
  4. 2AmpliTubeアプリのメリット
  5. 名器と呼ばれたアンプのモデリングを多数収録
  6. エフェクターも多数収録
  7. シンプルなユーザーインターフェイス
  8. DTMのプラグインとして使用可能
  9. 簡易ミキサーも装備
  10. レコーディングも可能
  11. 3AmpliTubeアプリの違い
  12. 無料版と有料版の機能的な違い
  13. iPhoneとiPad版の機能的な違い
  14. 4AmpliTubeアプリの使い方/エフェクター
  15. ギター/ベースとの接続方法
  16. エフェクターの呼び出し
  17. 各パラメーターの設定方法
  18. エフェクターを重ねがけする方法
  19. サウンドをプリセットする方法
  20. 5AmpliTubeアプリの使い方/アンプシミュレーター
  21. スピーカー/キャビネットの呼び出し方
  22. マイク・セクションの設定
  23. ルーム・セクションの設定
  24. 6AmpliTubeアプリの使い方/レコーディング・その他
  25. DTM機能の使い方
  26. Loop Drummer機能
  27. チューナーの呼びだし
  28. 7AmpliTubeアプリの注意点
  29. iRigなどのインターフェースが必要
  30. 本格的なDTMを行うならDAWも必要
  31. 8AmpliTubeアプリと一緒に揃えたい機器
  32. ヘッドホン
  33. オーディオインターフェース
  34. シールド
  35. 最後に
  36. 合わせて読みたい!音楽に関する記事一覧

AmpliTubeとは

楽器を始めたり、バンドを始めたりする時は楽器や周辺機材をそろえる必要があります。でもスタジオで練習をするときに毎回楽器と機材を持って行っていると、荷物が多くなってしまいます。

かといってスタジオに置いてある機材が楽器と合わないと練習にならないので、機材にこだわりのある人は重くても自分のものを持っていく人が多いです。しかし今はスマホが機材の代わりをしてくれます。

AmpliTubeというアプリをiPhoneにインストールすれば、アンプ機能、マイク機能、エフェクター機能、録音機能、プリセット機能などがあるため、楽器と接続に必要な機材だけでスタジオ練習できるのです。

ギター/ベース用マルチエフェクター/アンプシミュレーターアプリ

AmpliTubeとは楽器周辺機器の機能を搭載したアプリです。AmpliTubeの主な機能はギター/ベース用マルチエフェクターとアンプシミュレーターです。

エフェクターとはギターやベースの音質を変えるための機材です。音をひずませたり、重くしたりすることで演奏する楽曲に合った音にするのです。

アンプとはギターやベースなどの楽器の音を出すスピーカーです。AmpliTubeのアンプシミュレーターでは、実際のアンプと同じ機能があります。

エフェクターは曲によって変えていると、一人で何個も持って行かないといけなくなりますが、マルチエフェクターの機能があります。さらに重いアンプの機能もあるので、荷物を格段に減らすことができます。

Mac版とiOS版がある

Ampli Tubeのインストール画面

AmpliTubeのアプリは IK Multimedia社が運営しています。iPhoneやiPadにインストールできるアプリと、Macにインストールできるアプリがあります。

どちらも同じ機能でデザインも同じですし、自宅で使う用にMac、スタジオで使う用にiPhoneとそれぞれのデバイスにインストールしておくと便利です。

どちらもアンプシミュレーターやマルチエフェクターなどの主な機能は同じですし、アプリを無料でインストールできることも共通しています。

AmpliTubeのMac版画面

AmpliTubeにはiPhone/iPad用のアプリと、Mac版のアプリがあります。どちらも無料版と有料版があり、基本的な機能は同じです。ただ画面の表示スタイルが違うので、操作性は大きく異なります。

Mac版AmpliTubeだとマウスとキーボードで操作するので直感的な使い方は難しくなります。しかしiPhoneだと画面が小さいので一度に一つの機能しか操作できないというデメリットがあります。

AmpliTubeの操作に向いているのは、iPadです。画面を直接タップする直感的なiPhoneでの使い方と、2つの機能の操作を同時にできるMacの使い方、両方の長所があるからです。

AmpliTube - 公式サイト

AmpliTubeアプリのメリット

AmpliTubeをphoneやiPadにインストールすると、さまざまなメリットがあります。ここからはAmpliTubeのメリットについて説明していきます。

名器と呼ばれたアンプのモデリングを多数収録

AmpliTubeで用意されているアンプは名器と呼ばれていた種類も多数あるので、音楽に詳しい人、ベテランのバンドマンでも楽しんで演奏できる仕様になっています。

アンプメーカーとして世界的に有名でプロの音楽家も愛用している人が多いFendarやORANGEなどのアンプがありますので、実物は高くて買えないという人にもおすすめです。

また自分が使うにはどのアンプがいいのかを試すこともできます。楽器店でも試すことはできますが、店員からの説明を受けないといけなかったり、他の人に見られたりします。AmpliTubeなら思う存分試すことができます。

エフェクターも多数収録

エフェクターの画面

AmpliTubeで使えるエフェクターはソフトウエアでモデリングされていますが、本物のエフェクターとほとんど音質や操作性は変わりません。本物のエフェクターを買うお金がない人におすすめのアプリです。

エフェクターもアンプ同様にどれが自分に合うのか分からない場合や、楽器店で試し引きしにくい場合にゆっくりと試すことができます。

シンプルなユーザーインターフェイス

エフェクターの調節画面

AmpliTubeのユーザーインターフェイスはとてもシンプルです。ユーザーインターフェイスとはアプリを起動したときに表示される画面のデザインのことです。

実物に近いアンプやエフェクターのイラストが表示されて操作性にも優れているので、アンプアプリ初心者でも簡単に操作できます。

イラストは写実的で大人っぽい雰囲気なので、女性でも男性でも使いやすいです。また本物のアンプやエフェクターのデザインそのままなので、AmpliTubeで使ってみて気に入った機材を実際に購入するときも分かりやすいです。

DTMのプラグインとして使用可能

コントロール画面

AmpliTubeは実際にベースやギターを演奏するときのアンプやエフェクターの代わりに使えるだけではなく、DTMと呼ばれるコンピュータを使って作成される音楽を作る時の継続器にも適しています。

演奏は実際に楽器を使って行うからiPhoneやiPadなどにAmpliTubeをインストールしたいけど、作曲はMacでするからMacにもインストールしたいという場合でも、どちらの作業にもAmpliTubeが使えます。

簡易ミキサーも装備

AmpliTubeにはミキサーと呼ばれるマイクや楽器の音量や入力信号を混ぜ合わせて、音楽に合わせて調節する機能も用意されています。簡易的なミキサーではありますが、趣味でバンドをやったり、作曲をしたりする分にはちょうどいい仕様です。

簡易的なミキサーなので、初心者でも操作しやすいというメリットがあります。今まで楽器はやってきたけどミキサーを使ったことがないという人にもおすすめです。

レコーディングも可能

録音の画面

AmpliTubeを使ってした演奏を録音する機能もあるので、良いフレーズができたらバンドのメンバーに聴いてもらったり、うまくコピーできた演奏を友達に聴いてもらったりすることができます。

レコーディング機能はあなたが演奏した楽器の音だけではなく、AmpliTubeに入っているグルーブやあなたがあらかじめ入れておいたプリセットも録音できます。

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AmpliTubeアプリの違い

 IK Multimedia社のAmpliTubeには無料版と有料版があります。またiPhone版とiPad版もあるので、どれをインストールするのが一番いいのか把握しておきましょう。

無料版と有料版の機能的な違い

AmpliTubeの無料版と有料版では基本的な機能に違いがありません。しかし使えるエフェクターの数やアンプの種類が違います。
 

無料版AmpliTube 有料版AmpliTube
ストンプボックスは3個 ストンプボックスは11個
アンプは1個 アンプは5個
キャビネットは1個 キャビネットは5個
マイクは2個 マイクは2個
シングル トラック レコーダー シングル トラック レコーダー
グルーブ機能あり グルーブ機能あり

iPhoneとiPad版の機能的な違い

iPhone版AmpliTubeとiPad版AmpliTubeには機能には違いがありません。しかしiPadの方が画面が大きいのでエフェクターとアンプを一緒に調節できるので、実際にアンプやエフェクターなどの機材を調節するのと同じ感覚で使えます。

ただ片手で気軽に操作はできないので、片手で操作したいという場合はiPhone版のAmpliTubeがおすすめです。このようにあなたの用途に応じてふさわしい方をインストールしましょう。

ただiPadでも無料版と有料版があり、それぞれで使えるエフェクターやアンプの種類はiPhone版の無料AmpliTubeと有料AmpliTubeと同じです。

AmpliTubeアプリの使い方/エフェクター

AmpliTubeでアンプ機能を使う前に、ギターやベースの音を調節するエフェクター機能の確認をしておきましょう。ここからはAmpliTubeのエフェクターの使い方を説明していきます。

ギター/ベースとの接続方法

iRigの通販画面

AmpliTubeのエフェクターを使うためには、まずギターやベースをAmpliTubeがインストールされているiPhoneに接続します。ギターやベースをまず、iRigという機器に接続しましょう。

iRigは楽器とiPhoneやiPadなどのデバイスを接続するための変換機です。このiRigを経由しないと楽器とデバイスを接続することはできません。iRigは家電量販店や楽器店、通販サイトなどで販売されています。販売価格は18,000円代です。

ギターコードの通販画面

ベースやギターをiRigに接続するコードは、それぞれの楽器に付属しているコードです。シールドというのですが、このコードが古くなっている場合は音質に影響してきます。家電量販店や楽器や、通販などで800円代で購入できるので買い替えましょう。

シールド以外にはギターやベースのスタンド、ストラップ、ソフトケースなども用意すると楽器の管理や持ち運びが楽になります。

iPhoneコードの通販画面

ベースやギターを楽器コードでiRigに接続したら、iRigをiPhoneやiPadにデバイスのコードで接続します。iPhoneやiPadの充電に使うUSBケーブルで接続できます。

このような手順でギターやベースをAmpli Tubeをインストールしたデバイスに接続できたら、AmpliTubeアプリを起動します。初期設定をしなくてもすぐに使い始めることができます。

またギターやベースに接続していなくても、AmpliTubeアプリ内の録音機能やグルーブ機能など一部機能は使えます。

エフェクターの呼び出し

SOMPのアイコン

AmpliTubeでエフェクターを呼び出す方オフは、画面上部にある「STOMP」アイコンをタップするだけです。これでエフェクターが表示されている画面になりまあす。

エフェクターの数値調節画面

エフェクターの画面を呼び出せたら、実物のエフェクターを調節するようにつまみの部分を指で押して数値を目安に調節していきます。

各パラメーターの設定方法

AmpliTubeの起動画面

AmpliTubeのエフェクターの各パラメーターの設定方法は、実際のエフェクターと同じようにそれぞれのつまみを押して設定値を変更していきます。ギターやベースで実際に音を出しながら設定するといいでしょう。

エフェクターを重ねがけする方法

マイクへの使用許可画面

AmpliTubeではエフェクターを重ねてかけることができます。重ねてかける方法は、画面上部右端にあるの「FX」アイコンをタップすると、2つ目のエフェクターの調節画面になります。

サウンドをプリセットする方法

プリセットの画面

画面下の左端にある点線アイコンをタップすると、プリセットの画面になります。プリセットとはアンプやエフェクターの設定を1セットにして保存しておくことで、あなたがよく使うセットアップをすぐに設定できるようにするものです。

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AmpliTubeアプリの使い方/アンプシミュレーター

AmpliTubeのメイン機能のひとつであるアンプシミュレーターも、エフェクターと同じように操作性に優れていて簡単に使えます。無料版でも有料版でも操作方法は変わりません。

スピーカー/キャビネットの呼び出し方

アンプの画面

AmpliTubeでアンプを呼び出すときは画面上部にある「AMP」アイコンをタップしてください。キャビネットを呼び出すときは「CAB」アイコンをタップしましょう。アンプの設定中でも画面を切り替えることはできます。

この設定方法は無料版AmpliTubeでも、有料版AmpliTubeでも同じです。ただ設定できるアンプの種類や数が違うだけです。

マイク・セクションの設定

マイクの選択画面

AmpliTubeでは無料版でも有料版でも2種類のマイクを使うことができます。マイクの設定方法は「CAB」アイコンをタップして「DYN57」というアイコンをタップしましょう。

マイクの設定画面が表示されるので、好きなマイクを選択すればAmpliTubeのマイク設定は完了です。

ルーム・セクションの設定

Wi-Fiの設定画面

AmpliTubeではルームというさまざまな環境の部屋で、ギターやベースを演奏しているような音にすることができます。ルームは「CAB」アイコンをタップして表示される四角いアイコンをタップすると、設定することができます。

AmpliTubeアプリの使い方/レコーディング・その他

AmpliTubeにはレコーディング機能があり、パソコンを使って音楽を作成するDTMなどができます。ここからはAmpliTubeを使ってDTMを作成する方法などを紹介していきます。

DTM機能の使い方

購入の状態への設定

DTM機能を使う場合は、基本的にMac版のAmpliTubeを使います。iPhone版にはDTMの機能が入っていません。Mac版であれば無料でも有料でもDTM設定できます。

エフェクターをDTM設定したい場合は設定したいエフェクターを右クリックして、表示されるメニューの中から「AssignAutomation」を選択しましょう。

Loop Drummer機能

設定完了の画面

Loop Drummerはあらかじめ用意されているグルーブを指定するだけで再生できる機能です。ギターやベースだけを演奏しているときにグルーブが欲しくなったら、画面下にあるドラムアイコンをタップしましょう。

そこから好きなLoop Drummerを選択して、ギターやベースの演奏に追加していきます。Loop DrummerはiPhone版でもiPad版でもMac版でも使えます。そのまま録音することもできます。

チューナーの呼びだし

チューナーの画面

AmpliTubeでチューナーを使う場合は、常に画面下に表示されている上部のアイコンバーから「TOOLS」アイコンをタップしましょう。

メモリが表示されている項目が画面上半分に出てくるので、AmpliTubeを起動している様態でスマホに向かってギターやベースを演奏すれば音のずれなどが分かります。

チューナーもiPhone版、iPad版、Mac版AmpliTubeに入っているので、どんなシチュエーションでも使うことができます。

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AmpliTubeアプリの注意点

AmpliTubeは無料版でも有料版でも充実した機能があるので、楽器初心者からベテランまで幅広い人に愛用されています。しかしそんなAmpliTubeには注意点があるので気を付けましょう。

iRigなどのインターフェースが必要

まずAmpliTubeはiPhoneやiPad、Macなどのデバイスにインストールしただけでは使うことができません。無料版でも有料版でもiRigなどのインターフェースへの接続が必要になります。

AmpliTubeが無料でインストールできるのに、iRigは18,000円代と高額なのですが、iRigに接続しないと使えないので購入しましょう。iRigとiPhoneやiPadを接続するのはUSBケーブルです。充電するときと同じポートに差しこんでください。

本格的なDTMを行うならDAWも必要

またiRigを接続しても本格的なDTMを作るための使い方には、AmpliTubeとiRigだけではたりません。DAWも必要になります。AmpliTubeで本格的な使い方をする場合は、必要になるものが増えるので気を付けましょう。

ただAmpliTubeは無料版でも本格的な機能が充実しているので、いきなり揃えずにまず無料版をインストールしてみて、必要性を感じたら購入しましょう。

AmpliTubeアプリと一緒に揃えたい機器

AmpliTubeの使い方は基本的にはiRigを用意すればいいだけです。しかしAmpliTubeでより一層楽しい使い方をするためには、用意した方がいいものがあります。

ヘッドホン

AmpliTubeではルーム設定で広がりのある音や深みのある音にすることができます。AmpliTubeは無料であるにもかかわらず、高音質なことがメリットなのでヘッドフォンを用意して大きな音で楽しみましょう。

イヤフォンよりもヘッドフォンの方が音の広がりが分かりやすいので、安いものでもいいですからヘッドフォンを使ってみてください。ヘッドフォンやイヤフォンは4,000円代以上のものを選ぶと、高音質な音楽が楽しめます。

オーディオインターフェース

AmpliTubeの使い方自体にiRigというインターフェースが必要になりますが、もっと本格的なオーディオインターフェースを用意することで、さらに高音質な音楽を演奏することができます。

ギターやベースを演奏するときの音質がいいと楽器が上達したような気分になり、モチベーションがあがります。オーディオインターフェースを使わないとiPhoneやiPad、Macなどと楽器とを接続できないので気を付けましょう。

シールド

シールドとは、ギターやベースなどの楽器をアンプやエフェクターなどの機材につなぐためのコードです。ギターセットやベースセットを購入するとついてくることがほとんどですが、質の良いシールドを買うと音がよくなります。

ギターやベースからiRigへ接続するために必要なシールドは、楽器店や家電量販店、通販などで購入できます。

ヘッドフォンやオーディオインターフェース、シールドなどの周辺機器を用意して環境を整えることで、AmpliTubeをより一層活用できるようになります。

最後に

いかがでしたか?AmpliTubeは無料版でも有料版でも充実した機能があり、ギターやベース初心者でも上級者でも楽しめるアプリです。ぜひインストールしてみましょう!

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