2019年07月23日更新
ピクシブ「VRoidモバイル」提供開始!スマホで3Dキャラクター作成/撮影/加工!
ピクシブはスマホアプリ「VRoidモバイル(ブイロイド・モバイル)」の提供開始を発表しました。ピクシブが提供開始した「VRoidモバイル」ではスマホで3Dキャラクターを作成し、そのキャラクターを3D空間や現実空間(AR)で撮影することも可能です。
目次
ピクシブ、「VRoidモバイル」の提供開始
ピクシブ株式会社は2019年7月18日より、3Dキャラクターモデルを簡単に作成し、3D空間や現実空間(AR)でキャラクターを撮影できるスマホアプリ「VRoidモバイル(ブイロイド・モバイル)」の提供開始を発表しました。
「VRoidモバイル」とは、スマホで自分だけの3Dキャラクターを作成できるアプリです。作成したキャラクターにファッションアイテムを着せて楽しんだり、キャラクター写真「アバターフォト」を撮影したりできます。
撮影時にボケ加工(被写界深度)の変更ができるカメラ機能と豊富な画像加工フィルターも備えています。
ピクシブの「VRoidモバイル」を利用する場合は以下のリンクから「VRoidモバイル」アプリをダウンロードできます。iOS版、Android版両方用意されていますので、ぜひ始めてみましょう。
「VRoid」とは?
「VRoidプロジェクト」とは、誰もが自分の3Dキャラクターを持ち、キャラクターを使った作品作りやVR/AR空間でのコミュニケーションを楽しめる環境を多くの人に届けることを目的として始動した、ピクシブの3Dキャラクター事業です。
絵を描くように簡単にキャラクターが作れる無料3Dモデリングツール「VRoid Studio」や、3Dキャラクターを投稿し各種VR/ARコンテンツ間で共通のアバターとして利用できるサービス「VRoid Hub」など、様々なサービスを提供しています。
今回はピクシブの「VRoidモバイル」アプリについて詳しく解説します。
「VRoidモバイル」で3Dキャラクター作成
「VRoidモバイル」アプリを使えば、スマホで自分だけの3Dキャラクターを作成することができます。3Dキャラクターモデルの作成方法はとても簡単で、顔・髪・身体の要素を一覧からタップしていくだけで好みのキャラクターを作成できます。
瞳や髪などの色変更、頭の大きさや身長、手足の長さといった体格、目や鼻の位置・角度などはスライダーで細かく大きさを調整できるので、世界に一人だけのキャラが作れるでしょう。
アバターウェアを着せ替えることも可能
また「VRoidモバイル」には、作成した3Dキャラクターのためのファッションアイテム「アバターウェア」が用意されています。
作成したキャラクターには、トップス・ボトムス・ワンピース・靴下・靴といったアバターウェアをワンタップで簡単に着せ替えておしゃれを楽しむことができます。撮影シーンやシチュエーションに合わせたコーディネートが可能です。
「VRoidモバイル」ではバーチャルファッションを手がける最先端クリエイターによるファッショナブルなアバターウェアなど、今後も新アイテムが続々登場予定となっています。
アバターウェアは有料のデジタルアイテムとなっていますが、収録されている全てのアバターウェアを好きなだけ受け取って着せ替えできる「リリース記念キャンペーン」も実施します。
期間限定のキャンペーンとなりますが、ここで受け取ったファッションアイテムは、次のバージョン以降でも続けて利用可能となりますのでぜひ「VRoidモバイル」を楽しみましょう。
3Dキャラクターを使って他のアプリでも遊べる
「VRoidモバイル」で作成した3Dキャラクターは、3Dキャラクタープラットフォーム「VRoid Hub」へアップロードしてWeb上で公開することが可能となっています。
また配信プラットフォームやゲームなど様々な「VRoid Hub」連携アプリケーションで、自分の作った3Dキャラクターをアバターとして使って遊ぶことも可能です。
「VRoid Hub」とは作成した3Dキャラクターモデルを投稿して、他のユーザーと共有できるプラットフォームです。ピクシブアカウントの会員登録を行うことで、誰でも無料で利用することが可能です。
「VRoid Hub」では3Dキャラクターモデルを投稿するだけでキャラクターが活き活きとアニメーションするプロフィールページを作成できたり、利用条件と共にモデルデータを配布したりすることができます。
アバターカメラ機能で3D空間や現実空間(AR)で撮影可能
「VRoidモバイル」では、アバターカメラ機能を使うと作成した3Dキャラクターを現実世界へ呼び出してAR撮影ができたり、アプリ内の3D空間で撮影をしたり、他の人とコミュニケーションして遊ぶことができます。
「VRoid Hub」にアップロードした自分のVRMモデルを呼び出して撮影することも可能となっています。
撮影用加工フィルターも実装
アバターカメラ機能には、「エモーション」と呼ばれるキャラクターアニメーションと、撮影用の「ポーズ」に加えて、いわゆる「エモい」写真が簡単に撮れるワンタッチ加工フィルターが17種類実装されています。
また「明るさ」「コントラスト」「色温度」「色相」「彩度」「ヴィネット」「被写界深度」「ブルーム」「グレイン」「色収差」「フレーム」という11種のカスタマイズパラメーターを調整することで、本格的な写真加工を行うこともできます。
AR撮影モード
「VRoidモバイル」のAR撮影モードを利用すれば、自分の部屋や外出先の風景に作成した3Dキャラクターが佇んでいるような写真を撮影することもできます。
シャッターを押す前の状態で、背景ボケ加工(被写界深度)の確認・調整や光(ブルーム)の調整、リッチなフィルターエフェクトのプレビューができるため、「エモい」写真を誰でも簡単に撮影できる仕組みとなっています。
またAR撮影モードでは、ARで表示したキャラクターを移動させたり、画面内のキャラクターの表示サイズの拡大縮小、地面における高さを調整したりすることが可能です。AR撮影モードを利用して思い描くシチュエーション撮影をしましょう。
3D空間撮影モード
3D空間撮影モードとは、「VRoidモバイル」アプリ内に用意された3D空間の中で自分の作成した3Dキャラクターを自由に動かして撮影することができる機能です。3D空間は「OZ」「花札ステージ」「ペントハウス」の3つから選択可能となっています。
3D空間撮影モードでは、同じ3D空間内で最大4人まで一緒に撮影ができます。自分がいるルームのURLを共有することで、友だちを誘って一緒にグループフォト撮影を楽しむことができます。
ルーム内ではテキストチャットで会話することができるため、エモーションと組み合わせ、アバターを通したコミュニケーションを楽しむこともできます。
今現在、3D空間撮影モードでの複数人撮影機能は「VRoidモバイル」で作成した3Dキャラクターでのみ行えます。
映画「サマーウォーズ」の再現写真も撮影できる
映画「サマーウォーズ」公開10周年記念企画として、3Dデータから再現されたバーチャル空間「OZ on VRoid powerd by pixiv」での撮影も可能となっています。
「OZ on VRoid powerd by pixiv」は、実際に映画撮影で使用された3Dモデルデータを元に再現した「本物のOZ」です。
メインワールドである「OZ」とナツキとラブマシーンのバトルで使われた「花札ステージ」の2つの3D空間を自分のつくった3Dキャラクターモデルで飛び回ることができます。
また「OZ」「花札ステージ」には、合計5つの撮影スポットを用意していて、空間内の撮影スポットに表示されるカメラのアイコンをタップすると「サマーウォーズ」の名シーンを自分のアバターで再現した写真を撮影することもできます。
さらに「サマーウォーズ」公開10周年のメモリアルデーである8月1日に向けたイベントや、イベント参加者への特別なプレゼントも用意しているようです。このイベントの詳細は7月19日に発表予定です。