「PhotoDirector」の使い方をくわしく解説!
PhotoDirectorをご存知ですか?PhotoDirectorは初心者にも使い方が簡単なうえに細かい調整などの編集もできる無料で使える多機能画像編集ソフトです。今回は、PhotoDirectorの使い方を詳しく解説いたします。
目次
PhotoDirectorとは?
PhotoDirecorとは、高度で細かい写真調整や編集機能を備え、RAWファイルにもネイティブに対応していて、直接ファイルを読み込むことができます。
無料で使える多機能画像編集ソフト
PhotoDirecorは30日間無料で試用できる多機能画像編集ソフトです。PhotoDirector は写真編集に必要なツールが多数収録されていて、比較的簡単に操作ができる写真編集ソフトです。
幅広いカメラメーカーのRAWファイル形式やカメラプロファイルに対応した管理ツールや、人物写真の補正機能、カラープリセットやエフェクト、本格的なレイヤーを使った写真の合成機能など画像の調整や編集ができる機能が取り揃えられています。
PhotoDirectorのダウンロード/インストール
PhotoDirectorのダウンロードとインストールの方法をご紹介したいと思いますが、ここでは、無料体験版をダウンロードして利用します。
ダウンロード手順
PhotoDirectorの無料体験版のダウンロード方法をご紹介します。
公式サイトを開く
はじめにPhotoDirectorの公式サイトを開きます。上記のリンクをクリックするとPhotoDirecorをダウンロード/インストールすることができます。PhotoDirectorの公式サイトが開いたら無料体験版をクリックします。
OSを選択する画面です。OSを選択して、ダウンロードするをクリックします。
PhotoDirecor Essenntialをダウンロードいただき有難うございますと表示されます。ここは閉じるをクリックします。
画面の下に表示されているCyberLink.PhotoDirecorをクリックすると、メニューが表示されます。メニューから開くをクリックします。
PhotoDirecorのプログラムのダウンロードが始まります。
続いて、インストールが始まります。言語が日本語になっています。他の言語にしたい場合は言語を選択して、次へをクリックします。(※ イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)が選択可能です。)
ライセンス契約画面です。ライセンス契約を読んで同意するをクリックします。
これでパソコンへのダウンロードとインストールが完了しました。このままパソコンでPhotoDirectorを利用できるように進めていきましょう。PhotoDirecorの起動をクリックします。
メールアドレス/PWの入力
サインイン画面に切り替わります。メールアドレスとパスワードを入力します。まだメンバーではないのでクイック登録をクリックします。
インストール手順
もう少しです。
インストーラーの起動
メールが届きますのでメールを確認して、アカウントを有効にしてサインアップ処理を完了させます。
メールを確認しました。登録を完了するために、メンバーアカウントに認証をします。こちらをクリックしアカウントを認証してくださいをクリックします。
ユーザー情報の入力
CyberLinkにアカウントでサインインします。先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してサインインをクリックします。
プライバシーポリシーの更新画面です。こちらからをクリックして内容を確認して同意して送信・ログインして後で確認のどちらかを選択してクリックします。同意しないでログアウトを選択してしまうとここから先には進むことが出来ません。
プログラムフォルダの選択
PhotoDirecor10の無料版を起動するをクリックして起動します。
PhotoDirecorが起動しました。これでPhotoDirecorが使えるようになりました。少し工程が多いですが表示とおりに進んでいけばそんなに大変ではありません。
PhotoDirectorの使い方〜画像管理〜
PhotoDirectorの使い方はじめに画像管理の方法を見ていきましょう。
画像の管理方法
Cyberlink PhotoDirector を起動すると、最初にCyberlink PhotoDirector に用意されている、サンプル画像が画面に既に表示されています。
画面下の「フォトブラウザー パネル」にはたくさんの画像が一覧でサムネイル表示されているので、今回は、表示されている一覧の画像を使って画像の調整や編集方法をご紹介したいと思います。
画像をライブラリに追加する
PhotoDirectorの使い方、画像管理1つ目は画像をライブラリーに追加する方法です。画像をライブラリに追加して、画像管理することができます。
画面上にあるメニューの中から「ファイル」をクリックして「読み込み」をマウスポインタでポイントすると画像・フォルダ・クラウドから読み込むことができます。
画像管理、画像をPhotoDirecorに読み込む方法は、もう1つあります。画面左下の「読み込み」をクリックして画像ファイルを追加することもできます。いずれかの方法で画像を読み込んでライブラリーに追加します。
画像の表示
PhotoDirectorの使い方、画像管理2つ目は、画像の表示画像の表示です。画像の表示方法を変更することができます。
上の画面の赤枠内の①フォトビューアー&ブラウザーモード(初期状態)②フォトビューアーのみモード③「フォトブラウザーのみモードの3つの表示方法で画像を切り替えて表示することができます。
上の画面は①の「フォトビューアー&ブラウザーモード」の画像です。
続いては②の「フォトビューアーのみモード」の画像です。
最後は③の「フォトブラウザーのみモード」の画像です。このようにいろいろな表示方法があります。
下図赤枠をクリックして、「1枚表示」「2枚を比較」「複数表示」することもできます。
①1枚表示ができます。
②をクリックすると2枚表示ができます。
③複数枚表示です。複数枚表示する場合は、画面下のブラウザーパネルの写真画像を [Shift] キーを押しながらクリックして選択すると複数表示ができます。
赤枠でレーティング、フラグが付けられます。レーティングはWindows の標準レーティングと同じです。星を1つから5つまで付けることができます。
このように評価を付けると、画面左のプロジェクトタブから「1つ星以上」や「5つ星」と、項目ですぐに探すことができるようになります。
タグ
PhotoDirectorの使い方、画像管理3つ目は、タグです。画像をタグ付けして管理することができます。
「タグ」の横の「+」をクリックして、タグを作成をクリック。タグを作成した後、ブラウザーパネルから画像をドラッグ&ドロップしてタグ付けできます。
アルバム
PhotoDirectorの使い方、画像管理4つ目は、アルバムです。画像をアルバムに整理することができます。アルバムの横の「+」をクリックしてアルバムを作成することができます。
- 選択した画像でアルバムを作成
- 空のアルバムを作成
- 空のアルバム セットを作成
上記の3種類から選択することができます。
メタデータ
PhotoDirectorの使い方、画像管理5つ目は、メタデータです。画面左上(画像では右上)のメタデータをクリックすると、EXIF情報やIPTC情報を表示して確認することができます。
- IPTC情報の編集やタグ付けすることもできます。
- Exifは画像データに撮影日時・カメラの機種・カメラの設定情報・位置情報などのメタデータが埋め込まれます。
PhotoDirectorの使い方〜画像調節〜
PhotoDirectorには、様々な画像調節機能があります。続いては、画像調節機能についてご紹介します。
画像の調節方法
PhotoDirectorの使い方、画像の調節方法をご紹介します。
手動調整
PhotoDirectorの使い方、画像の調節方法の1つ目は、手動調整です。画面上部の「調整」をクリックして、写真編集ができます。
部分調整ツールを利用すると、①切り抜き&回転、②スポット補正、③赤目補正、④調整ブラシ、⑤調整セレクション、⑥グラデーションマスク ⑦円形フィルターを利用して細部の調整が可能です。
プリセットで調整
PhotoDirectorの使い方、画像の調節方法2つ目は、プリセットで調整です。画面左上(画像では上)のプリセットをクリックして、プリセット(調整セット)を利用することができます。
プリセットはデフォルトで用意されているものの他に、ダウンロードして追加することもできます。デフォルトで用意されているものをご紹介します。
- 黒
- カラー クリエイティブ(
- エッセンシャル
- HDR
- ポートレート
- 風景
- 明暗別色補正
- スタイル
他にも、ダウンロードしたプリセットや自分が作成したプリセットなどがあります。
PhotoDirectorの使い方〜画像編集〜
PhotoDirectorの画像編集機能はとても簡単ですが、驚くような編集ができます。
画像の編集方法
PhotoDirectorの使い方続いては、画像の編集方法をご紹介します。画像編集は、肌の色や歯の色を調整できるビューティーメイクや、フォトエフェクトなどのキメ細かい編集ができます。初心者の私達にもプロ並みの画像編集をすることが可能です。
トゥースブラシ
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に1つ目は、トゥースブラシ(歯ブラシ)です。トゥース ブラシ (歯ブラシ) を使うと、気になる歯の色を白くすることができます。
歯ブラシ機能を使って、ブラシのサイズ・ぼかし・強度を調節して歯をなぞるだけで白い歯にすることができます。
アイ ブリンガー
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に2つ目は、アイブリンガーです。アイツールにあるアイブリンガーを使って、目を明るくしたり、まつ毛、まゆ毛、その他のパーツを暗くします。
アイツールのアイブリンガーで目の周りを明るくしました。他にもアイツールにはデカ目やくま消しなどの機能もあります。
スキン スムーザー
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に3つ目は、スキン スムーザーです。スキンツールにあるスキン スムーザーは、顔の肌をスムーズに補正します。ブラシのサイズ・ぼかし・強度を調整して肌をブラシでなぞるだけです。
もともと美しいモデルですがスキンツールのスキンスムーザーで肌をさらに綺麗にすることが出来ました。
リンクル リムーバー
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に4つ目は、リンクル リムーバーです。フェイス ツールにあるリンクル リムーバーは顔のしわを取り除くことができます。夢のような機能です。ブラシのサイズを調整してシワを取り除きたい場所をなぞります。
その後シワを置き換えたい場所をドラッグするとシワを取り除くことができます。顔にあったシワを、シワの無い部分と置き換えることで顔のシミを取り除くことができます。
目の下にあったシワを、おでこの肌と置き換えました。
エフェクト
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に5つ目は、エフェクトです。カラーエフェクトにある「白黒」「セピア」「色かぶり」「カラースプラッシュ」などのエフェクトをかけることができます。
また、下図緑枠内はエフェクトを部分的に消去して、画像の一部分だけ元の肌色にすることができます。こちらもブラシのサイズ・ぼかし・強度を調整してなぞるだけです。
上の画像は白黒のエフェクトをかけて、目だけ元の色に戻しました。
オブジェクト削除
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法に6つ目は、オブジェクトの削除です。
- 画面左側にある一覧からオブジェクト除去の中のコンテンツ解析除去をクリックします。
- 「+ のブラシ」をクリックします。するとマウスポインタが「+」の入った白い円になります。
除去する対象物をドラッグで塗りつぶします。綺麗に塗りつぶせたら「適用」をクリックします。PhotoDirector が処理中になります。
除去することが出来ました。1度で除去しきれない場合は再試行します。これが「オブジェクト除去」の中にある「コンテンツ解析除去」のオブジェクト除去です。
背景削除
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法の7つ目は、背景削除です。背景除去にあるマジックセレクション、またはスマートなげなわを利用して、背景を削除できます。背景を削除した後、エッジブラシツールを利用して、抽出部分のエッジを微調整できます。
上の画像の赤枠の外の背景を削除します。
キレイに背景を削除することが出来ました。
透かしクリエーター
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法の8つ目は、フレーム&透かしクリエイターです。フレーム&透かしクリエイターでは以下を追加することができます。
- ①フレームの追加
- ②テキストの追加
- ③画像の追加
- ④画像情報の追加
透かしテンプレート
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法の9つ目は、透かしテンプレートです。デフォルトで用意されている透かしテンプレートは10種類あります。このテンプレートを利用して、透かしを作成できます。テンプレートをクリックして画像に表示します。
画像を選択したら画像の出力をクリックして透かしを適用します。鉛筆アイコンをクリックして、詳細な編集も可能です。
パノラマ写真
PhotoDirectorの使い方、画像の編集方法の最後は、パノラマ写真です。画像を複数枚組み合わせて、パノラマ写真を作成することができます。
パノラマ写真の作成手順は、スナップショットに使う画像をドラッグまたはダブルクリックして、選択したら結合をクリックします。
PhotoDirectorの使い方〜スライドショー〜
PhotoDirectorの使い方。続いては、スライドショーです。スライドショーといえばパワーポイントを思い浮かべる人も多いと思いますが、PhotoDirecorでもスライドショーを作成することができます。
スライドショーの作成
PhotoDirecorでは、複数枚の写真を組み合わせたスライドショーを作成することができます。スライドショーは、これまでの編集画面ではなく、作成画面にあります。作成をクリックします。
画面下にあるフォトブラウザーパネルの画像一覧から画像を選択して、フォトビューアウィンドウの場所にダブルクリックするかドラッグアンドドロップします。
下面左側の赤枠で囲んだの項目で、エフェクト、画面の縦横比、BGM、スライドの長さ(表示時間)を設定することができます。
エフェクト
スライドショーのエフェクトは、フェード / ワイプを左ソフト / モーションから選択することができます。
縦横比
スライドショーで設定できる縦横比は、16:9 / 4:3の2種類から選択することができます。
表示時間
スライドの表示時間は、スライドの長さで、音楽に合わせる / 2秒 ~ 10秒の一秒ごとに設定することができます。
下図赤枠をクリックして、画像へのテキスト追加、カラーボードの追加ができます。
カラーボードはタイトル用などのページとして利用できます。
下図赤枠からスライドショーの再生、生成、YouTube へのアップロードができます。
生成したビデオファイルは、AVC / MPEG-4 / WMV で保存できます。
画面右下の画像です。ここからスライドショーをYouTube 等へアップロードすることができます。
PhotoDirectorの使い方〜プリントアウト〜
PhotoDirectorの使い方の最後は、プリントアウトです。せっかく画像を調整・加工した作品をプリントアウトしましょう。プリントアウトの手順をご紹介します。
用紙サイズと用紙一枚あたりの画像の量を決めて、ドラッグアンドドロップします。
画面左側のレイアウトや画像の設定を行い、「プリント」をクリックします。
プリントアウト手順
画面上のメニューからプリントをクリックします。プリントをクリックすると画面の左側に設定項目の一覧が表示されます。
用紙サイズと画像の枚数選択
プリントアウトの手順1つ目は、用紙の設定です。用紙サイズの右側にある下向き▼をクリックすると用紙サイズが表示されます。一覧からプリントしたい用紙のサイズを選択します。
用紙一枚あたりの画像の量を決めて、ドラッグアンドドロップします。他にも画面左側のレイアウトや画像の設定を行います。
プリントをクリック
プリントアウトに必要な設定ができたら最後にプリントをクリックします。これで作品がプリントされます。
おわりに
PhotoDirecorの使い方をご紹介しました。PhotoDirecorは、まだまだたくさんの機能を持っているのでご紹介しきれない機能もたくさんあります。30日間は無料で使えるので皆さんも一度試してみませんか?
私は、早速自分の写真のしわ取りをしてみましたが、思っていた以上に若返ることが出来ました。もう一度お嫁に行けるかもしれないといって家族で笑いましたが、とても楽しかったです。最後までお読みいただき有難うございました。