2019年09月28日更新
【iPhone 11シリーズ】非純正ディスプレイに交換で警告が表示!
iOS 13.1以降のiPhone 11シリーズに関して、非純正のディスプレイに交換した場合に警告が表示されることを発表しました。非純正ディスプレイのiPhone 11には「このiPhoneではApple正規ディスプレイが確認できません」と警告表示されます。
「iPhone 11シリーズ」非純正ディスプレイ交換に警告表示
AppleはiOS 13.1以降がインストールされたiPhone 11シリーズに関して、非純正のディスプレイに交換した場合に警告が表示されることを発表しました。
この内容はApple公式サポート文書の「正規のiPhoneディスプレイについて」内で言及されています。この件はiOS 13.1の公式リリースでも明記されていて、iOS 13.1以降から有効になったようです。
iOS 13.1以降がインストールされた「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の3機種において、画面修理などで非純正のディスプレイが使用されている場合、「ディスプレイに関する重要なメッセージ」警告がiPhone上に表示されます。
警告は「このiPhoneではApple正規ディスプレイが確認できません」と表示され、まず最初の4日間はロック画面、その後15日間は設定アプリに通知が表示され、それ以降は設定アプリから「一般」を選択し「情報」項目の内で確認できます。
さらに「Appleにより、このデバイスの情報がアップデートされました」という通知が表示される場合もあります。
これは修理サービスの必要度や安全性の解析、今後の製品の改善を目的として、Appleが非正規ディスプレイのiPhoneを記録していることを意味しています。
これによってユーザーは、修理業者が非純正ディスプレイに交換したことや中古で買ったiPhoneの画面が非純正ディスプレイであることを認識できるわけです。
純正ディスプレイを使ったApple認定技術者による修理の重要性を説明
Appleは公式サポートページの文書内において、純正のディスプレイを使った認定技術者による修理の重要性について説明しています。
その中で非純正ディスプレイは互換性やパフォーマンスの面で問題が生じる可能性があり、特にiOSアップデートの適用後に画面タッチや明るさ・色などに問題が露見する可能性があることを強調しています。
Appleによると、この警告表示はiPhoneまたはディスプレイの機能には影響しないとしていますが、Apple正規サービスプロバイダの修理技術者は、設定アプリを見ればディスプレイが純正かどうかを一目で確認できると言います。
Appleが公式に推奨する修理業者には、従来の正規サービスプロバイダの他「Apple純正部品を使用する独立修理プロバイダ」も含まれます。
これは8月末に発表された「純正部品、ツール、トレーニング、サービスガイド、診断およびリソース」を提供するプログラムを受けた独立系修理業者を指しています。
また2019年8月には、Apple非正規業者がバッテリーを交換した場合、それが純正品であってもiOS上から状態の確認ができなくなる制約を施したことが判明しました。
このAppleの方針はApple公式サポート文書に明記され、iPhone 11シリーズおよび2018年発売のiPhone XS、 iPhone XS MaxおよびiPhone XRに適用されるとしています。
設定アプリを見ればバッテリー同様にディスプレイも純正かどうかを一目で確認でき、iPhone下取り時の査定額にも影響が出ると考えられますので注意が必要です。