FacebookがVRリズムゲーム「Beat Saber」の開発元である「Beat Games」を買収したことを発表しました。「Beat Games」をFacebookが買収した内容や今後の「Beat Saber」のアップデートなどについてご紹介します
現地時間の11月26日、Facebookが人気VRリズムゲーム「Beat Saber」を開発している「Beat Games」を買収したことを発表しました。
Facebookが買収を発表したことにより、人気VRリズムゲーム「Beat Saber」を開発している「Beat Games」は、Facebookの傘下である「Oculus Studios」に入ることとなります。
「Beat Games」の運営については、Facebookによる買収が行われた後も拠点の変更は行われず、従来の本拠地のチェコのプラハにて運営されるとのとこです。
Facebookの傘下である「Oculus」では、「Beat Games」が開発提供を行っていたリズムゲーム「Beat Saber」についてのコンテンツ配信及びアップデートに対応することとしており、今後はFacebookが支援することでサポートが強化されます。
「Beat Games」が開発、提供を行っているVRリズムゲーム「Beat Saber」についてご紹介していきましょう。
「Beat Saber」ゲームは、ユーザーがVR機能が搭載されたヘッドセットを装着し、流れる楽曲のビートに合わせて、サーベルで飛んでくるキューブを切断していくゲームとなっています。
2018年5月にSteamとOculusストアでリリースされており、「Beat Saber」の販売本数については、今年初めに100万本を超えた人気のVRリズムゲームとなっています。
Facebookは、「Beat Saber」ゲームのリリースに合わせて、スタンドアロン型VRヘッドセット「Oculus Quest」のサービス提供を行っており、「Oculus Quest」では、6自由度のルームモーションに対応することが可能となっています。
Facebookが「Beat Games」を買収したことによる「Beat Saber」の今後のアップデートについてですが、追加コンテンツとして、360度モードが12月に追加公開される予定となっており、多くの音楽が追加されるアップデートも予定しています。
なお、「Beat Saber」では、これまでにも有志によるMODの開発が活発に取り入れられていますが、Facebookによる買収後も、著作権を侵害しない合法的な開発内容については、サポートを継続していく方針としています。
Facebookが「Beat Games」を買収した目的について、今後の運営管理を行うOculusでは、「Beat Games」がVRやゲーム、音楽などの面においての強い将来性を期待したものであると説明しています。
ユーザーの中では、Facebookの「Beat Games」買収により、今後、「Beat Saber」のようなマルチプラットフォームでのゲームリリースが期待されています。
「Beat Saber」で展開される音楽については、「Beat Saber」のオリジナルの楽曲だけでなく、イマジン・ドラゴンズなど、人気アーティストとコラボレーションを行い、アーティストの人気曲をベースにしたパッケージ曲についても販売を行っています。
Facebookが、「Beat Games」を買収したことで、今後は、有名アーティストとの楽曲提供の交渉も幅が広がるとみられています。
「Beat Games」を買収したFacebookでは、買収後も「Beat Games」の開発を従来の拠点にて運営を続けていくことを強調して説明しています。
Facebookは、今回の買収に際し、「Beat Games」とともに協力して、VRゲームの発展に取り組んでいくとしています。