Android内部ストレージ容量不足の原因は、「その他」内の不要ファイルかもしれません。中には消してはいけないAndroidファイルもあります。消してはいけないデータを保護しつつ、「その他」内の不要ファイルだけを削除しストレージ容量を増やす方法を解説します。
Androidを使っていると、「空き容量が不足しています。」とAndroidの警告が出たり、内部ストレージ不足でAndoroidアプリや最新AndroidOSのアップデートがインストールできなくて困ったことはありませんか?
それは、Androidの内部ストレージの「その他」に分別された不要なファイルが原因かもしれません。
Androidは、SDカードで記憶容量を増やすことができるため、Androidの内部ストレージ容量は少なめのものが多く、32GBや16GB、それ以下のものさえ販売されています。
内部ストレージの容量がただでさえ少ないにもかかわらず、Android OS関連の重要なプログラムが5GB前後を占めているため、自由に使える内部ストレージの容量は当初からごくわずかです。
そんな現実の中で、勝手に不要なファイルをAndroidスマートフォンの内部ストレージにため込んでいるというのでは、対応に困ってしまいますね。
そもそも、Androidの内部ストレージにある「その他」とは何なのでしょうか。
Androidの内部ストレージには、「その他」という分類項目があります。ここには、「アプリ」「画像」「動画」「音声・音楽」などの主要な項目のどれにも分類できないと判断されたデータがまとめられています。
「その他」データの一例として、アプリが保存した一時・共有ファイル、インターネット等でダウンロードしたファイル、Androidファイルなどが含まれます。
メールの添付ファイルやネット閲覧中に自動でダウンロードされた.txt .zip .pdfなどの拡張子のついたファイルもAndroidでは「その他」の中に保存され、蓄積されています。
ほとんどが消していいと思われるファイルですが、中には安易に消してはいけないAndroidの重要ファイルも存在します。
重要なファイルは消えないだろうと思って、「その他」内のAndroidファイルを適当に削除すると、重要なデータを消し、動作に問題が生じる場合もあります。
どんな方法で、消してはいけないAndroidファイルは消えないよう保護しつつ、「その他」内の消していいファイルだけを削除してAndroidの内部ストレージの空き容量を増やすことができるのでしょうか?
まずは、Androidの内部ストレージの「その他」の使用容量を確認しましょう。
Android内部ストレージの「その他」を確認するには、「設定」→「ストレージ」 の順にタップしていきます。
機種ごとに多少の違いがありますが、Android内部ストレージの分類の中に「その他」があります。
Android内部ストレージの各分類が、「計算中…」としばらく表示され、少し待つ必要がある場合がありますが、しばらくすると使用容量が表示されます。
計算が終わると、Android内部ストレージの各分類ごとの使用容量を知ることができます。時々確認すると、「その他」が結構なデータ容量になっている場合があります。
それに気づいたなら、Android内部ストレージの空き容量を増やすため、消していいデータを削除していきましょう。
「その他」に含まれる各データ内容を確認するには、Android機種によっては「その他」をタップするだけのものもあります。
お持ちのAndroid機種で、「その他」内のデータが確認できない場合は以下の方法を参考になさってください。
※Android内部ストレージ内の「アプリ」項目で使用している容量が多いと感じた際は、不要アプリを削除することでも空き容量を増やすことができます。
「設定」→「ストレージ」→「アプリ」、または「設定」→「アプリ」で各アプリのアンインストールが可能です。アプリを消去(アンインストール)する前に、消えないようにすべきデータがあるなら保存しておきましょう。
Androidスマートフォンの機種によっては、上記の方法で「その他」内のデータを確認することができないものもあります。
そんな場合は、ファイルマネージャー系アプリを使うならデータを確認することができます。
Androidスマートフォンにすでにファイルマネージャー系アプリがプリインストールされている場合もあれば、全くない場合もあります。
インストールされていない場合は、Googleストアで「ファイルマネージャー」と検索してみてください。様々な種類があります。そのなかから、評価の良いものをダウンロードしてみてください。
お勧めのファイルマネージャー系Androidアプリの一つは、「Yahoo!ファイルマネージャー」です。以下では、このAndroidアプリを用いて「その他」の不要ファイルを削除し、Android内部ストレージ容量を増やすか、その方法を説明します。
Googleストアで検索し、インストールしAndoroidアプリを起動すると、このようなトップ画面が表示されます。
左上に円グラフがあり、現在のストレージの使用状況をバイトとパーセンテージで教えてくれます。
円グラフをタップすると、「ストレージ使用状況」画面に移動し、Android内部ストレージ内の各項目ごとの使用容量を知ることができます。
「本体」ストレージの「その他」の使用データ容量を見ると、「その他」が自分のAndroidスマートフォンの内部ストレージ容量をどれだけ使用しているかがよくわかりますね。
この後、「その他」の中の個々のデータを見る方法を説明します。
そもそもなぜAndroidスマートフォンでは、不要なデータが蓄積され、消していいはずの「その他」のデータが増えていくのでしょうか。
AndroidスマートフォンでインターネットやAndroidアプリを使用するたびに、様々なデータが作成されます。
・インターネット閲覧した際のキャッシュ
・メール受信した際の添付ファイル
・ライン等のアプリの不要な履歴やキャッシュ
など、Androidアプリを使用する度に、次回快適に表示できるようにとキャッシュやファイルがAndroid内部ストレージに蓄積されていきます。
そのほとんどは、一度見て、以後不要になるデータばかりですが、Androidスマートフォンにはそれを識別できません。
それで、自動では不要なデータは消えないためどんどん溜まっていき、Android内部ストレージの空き容量が減少していきます。
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