マイクロソフトの「Microsoft Teams」にトランシーバー機能など新機能が追加されることが発表されました。「Microsoft Teams」に新機能として追加されるFirstline Worker向けのトランシーバー機能などの内容についてご紹介します。
Microsoftは、米国時間1月9日、Office 365の「Microsoft Teams」に新機能として追加されるFirstline Worker向けの機能について発表をおこないました。
Office 365の「Microsoft Teams」にてFirstline Worker向けに新機能として追加される機能については、トランシーバー機能をはじめとして、共有端末の1タップログアウトやSMSサインインが追加される予定です。
今回の、Office 365の「Microsoft Teams」にに追加される機能は、店員やフィールドサービスなどの従業員向けの機能がメインとなっており、2020年度上半期中に利用可能となる予定とのことです。
それでは、Office 365の「Microsoft Teams」に追加される新機能についてご紹介していきましょう。
「Microsoft Teams」のトランシーバー機能は、「Microsoft Teams」をインストールしたAndroidやiOSのスマートフォン端末を利用してOffice 365内のユーザー同士で利用できる機能となります。
「Walkie Talkie」と呼ばれる「Microsoft Teams」のトランシーバー機能は、「Firstline Worker」向けの機能として、小売り業の店員や外で活動する営業マンが簡単に連絡を取り合う方法のサポートすることを目的として追加された機能です。
「Microsoft Teams」のトランシーバー機能のメリットについては、アナログ式のトランシーバーとの違いとして、会話の混線や外部からの盗聴の心配がない点があげられます。
また、トランシーバー機能は、AndroidやiOSのスマートフォン端末を利用することで、アナログ式のトランシーバーを持ち歩く必要がなくなり、効率化を図ることもできます。
「Microsoft Teams」に追加される機能に「SMSサインイン機能」があります。「SMSサインイン機能」は、SMSコードを利用して「Azure Active Directoryアカウント」にサインインする機能となっています。
「SMSサインイン機能」を活用することで、Firstline Workerが、いくつものユーザー名およびパスワードを記憶しておく必要がなくなります。
また、「Microsoft Teams」に追加される「オフシフトアクセス制御機能」では、シフト外の従業員が、業務時間外に、個人のスマートフォンで仕事用アプリにアクセスすることができないように設定を行う機能となっています。
「オフシフトアクセス制御機能」を活用するメリットとしては、従業員が業務時間外に仕事することができなくなるため、雇用主の労働規制順守をサポートすることができる点となります。
「Microsoft Teams」に追加される「共有端末のログアウト機能」についてご紹介しておきましょう。
Firstline Workerの特徴として、社内に不在がちとなることもあり、1台のタブレットやスマートフォンを共有して利用する機会が多い共有することが多いことが想定されます。
「共有端末のログアウト機能」では、シフト交代の際に1タップでMicrosoft 365やWebブラウザなどからログアウトすることが可能となっています。
この「共有端末のログアウト機能」を利用することで、複数のFirstline Workerが共有するタブレットやスマートフォンを、次に違う従業員が使用した際に、自分が担当しているデータ以外にアクセスしないようにすることができます。