iPhoneで電子マネーなどの残高を読み取るアプリ「Japan NFC Reader」は、マイナンバーカードのパスワードの残り回数が確認可能になりました。「Japan NFC Reader」ではマイナンバーカードのパスワード入力回数を確認できミスを防げます。
iPhoneを使って電子マネーなどの残高を読み取れるアプリ「Japan NFC Reader」に、マイナンバーカードのパスワードの残り試行回数が確認できる新機能が追加されました。これは「Japan NFC Reader」の最新版で対応しています。
「Japan NFC Reader」では、マイナンバーカードをかざすことで「電子署名用」と「利用者証明用」、「券面事項入力補助用」の各パスワードの「残り回数」が確認できるようになります。
マイナンバーカードでは「電子署名用」は5回連続、「利用者証明用」は3回連続してパスワードを間違えるとロックがかかってしまい、パスワードの再設定のために区町村窓口にパスワードのロック解除を行いにいかなければなりません。
「Japan NFC Reader」に追加された新機能のおかげで、パスワードロックのような面倒なミスを起こさないように「あと何回パスワードのミスができるか」を確認しながら試行することができます。
また運転免許証の暗証番号1の3回の試行回数に関しても、「Japan NFC Reader」を使えばパスワードの残り回数を読み取ることが可能になっています。
「Japan NFC Reader」のアプリの操作方法は、アプリ画面の下部にある「その他」から「残り試行回数の確認」をタップして、マイナンバーカードや運転免許証をかざしてスキャンするだけでパスワードの残り回数が分かるようになっています。
新型コロナウィルス感染症緊急経済対策として政府が国民に一人当たり10万円を給付する「特別定額給付金」のオンライン申請受付が2020年5月1日から開始しています。
10万円の「特別定額給付金」を申請する際にマイナンバーカードを利用しますが、その際パスワードの入力を連続回数間違えてしまいロックがかかりカードが利用不可能になる問題が相次いでいます。
ここでも「Japan NFC Reader」を利用すればパスワードの残り回数を読み取ることができパスワード入力ミスを防ぐことができるでしょう。
では実際に10万円の「特別定額給付金」のオンライン申請手順を見ていきましょう。
オンライン申請の流れとしては専用アプリの「マイナポータルAP」から特別定額給付金の申請ページにアクセスし、連絡先や住所、氏名、生年月日、銀行口座情報、申請者情報などを入力し振込先口座の確認書類をアップロードします。
最後にマイナンバーカードを使った「電子署名の付与」をして送信すると申請完了となりますが、ここで「署名用電子証明書」のパスワードを入力して、スマホでマイナンバーカードを読み取る必要があります。
マイナンバーカードの「署名用電子証明書」のパスワードは連続して間違えるとロックされてしまい、このパスワードロック解除は役所の窓口までいかなければならず、このミスにより窓口の混雑などが起こっていました。
今回新機能追加の「Japan NFC Reader」を利用することによってパスワードのロックがかからない様に注意して行うことができるでしょう。