YouTubeが動画を分割することができる「ビデオチャプター」機能を追加したことを発表しました。YouTubeが新たに追加した動画を分割「ビデオチャプター」機能チャプター機能はPCだけでなくiOSおよびAndroidスマホでも利用可能となっています。
動画配信サービスの「YouTube」が、日本時間の2020年5月29日(金)より動画を分割することができる「ビデオチャプター」機能を追加したことを発表しました。
YouTubeが新機能として追加した「ビデオチャプター」機能については、PCだけでなくiOSやAndroidのスマホ端末でも利用可能となっています。
今後は、クリエイターが「ビデオチャプター」機能を利用して動画をセクションごとに分割することで、視聴者が特定の部分にジャンプして見たい部分を探すことができます。
それでは、新機能として追加された「ビデオチャプター」機能についてご紹介していきましょう。
動画をチャプターに分割することができる「ビデオチャプター」機能では、クリエイターらが挿入したタイムスタンプを配置することで、動画の特定の部分にジャンプしたり、一部の動画を再視聴したりすることが簡単にできます。
各チャプターには個別のプレビューが表示されるようになっており、ライブコンサートのムービーなどで、曲ごとにタイムスタンプを設置することで、ユーザーが好きな曲にジャンプして曲の再生ができるようになります。
なお、「ビデオチャプター」機能を利用したチャプターは動画プレーヤーの最下部に画面表示され、タイムスタンプについては動画のディスクリプションから引き出されます。
またYouTubeに投稿されるゲームのプレイムービーでは、各ステージごとの場面にスタンプを設置し区切ることができるようになります。
「ビデオチャプター」機能では、多くの人が答えているインタビューなどから、特定の人が回答している部分にジャンプしたい場合など簡単な操作で動画を確認することができます。
YouTubeに追加された「ビデオチャプター」機能はオプションとなっており、チャプターを追加するには、動画説明文にチャプター開始時間のタイムスタンプとチャプタータイトルを入力する必要があります。
特定の場面にジャンプすることができる「ビデオチャプター」機能は所定の条件を満たすことで有効にすることが可能で、有効にする条件については次の通りとなっています。
① | 「タイムスタンプが『0:00』から始まるようにする」 |
② | 「チャプター開始時間を3つ以上指定する」 |
③ | 「チャプターは1つあたり10秒以上にする」 |
YouTubeではチャプターが付いている動画では、進行状況バーと呼ばれる操作ツールバーの上にある直線が点線状に表示されており、バーにカーソルを置くとチャプターごとのプレビューが表示されます。
なお、進行状況バーをドラッグすると、ミニウィンドウとチャプタータイトルが表示されますが、スマホでは進行状況バーを指でスライドすることで、バイブレーションでチャプター開始位置を知らせてくれるようになっています。
また新たにチャプターを追加するには、編集する動画を表示して動画の「動画を編集」を選択し「詳細を追加」ページから「説明」ボックスにタイムスタンプとタイトルのリストを追加します。
現段階では、このビデオチャプター機能では自動で各ムービーにチャプターが挿入されるわけではなく、投稿者が手動にて動画の中身を確認して3カ所以上のタイムスタンプの位置を決めて入力を行う必要があります。
なお、利用しているデバイスが埋め込みプレイヤーの場合は、チャプターが表示されない仕様となっているため、YouTube上でムービーをチェックしチャプター機能の確認を行う必要があります。