「Twitter」アプリにて「読まずにリツイート」をすると確認を行う機能のテストを開始したことが公式のツイートにて分かりました。「Twitter」アプリにて「読まずにリツイート」をすると確認を行う機能のテストを開始した内容についてご紹介します。
現地時間の6月10日、「Twitter」が「読まずにリツイート」をするとTwitterが確認を行う機能のテストをAndroidアプリにて開始したことを公式アカウントに投稿し明らかとなりました。
Twitterが公式アカウントにて投稿した内容によると、ユーザーが他の方の投稿した記事やブログをTwitter上で読まずにそのまま記事をリツイートしようとすると、最初に開いてみるよう案内を行うというテストを実施するとのことです。
TwitterのAndroidアプリを対象に開始された「読まずにリツイート」に確認する機能のテストについてご紹介していきましょう。
Androidアプリを対象に開始されたテストは「情報に基づく議論を促進する」ための機能についてとなっています。
テストの内容としては、ユーザーが第三者が投稿したリンクを含むツイートをリツイートする場合、そのリンク先を開いていない場合には、読んでいないとみなしまずリンク先を開くよう確認メッセージを表示するという内容です。
Twitterは、多くのユーザーがコミュニケーションの場として利用していますが、ユーザーの中にはリンク先を読まずにタイトルやツイート内容を確認し投稿した人を見てリツイートしてしまうという場合が見られます。
このため、リツイートによって拡散された内容が結果としてフェイクニュースを拡散することにもなってしまい問題視されています。
Twitterでは第三者の投稿リツイートする行為は周りのユーザーに問題を提起しコミュニケーションを図る材料として効果的ではあるものの内容を把握せずにリツイートすることはやめた方がいいとしています。
Twitterではユーザーが読まずにリツイートをする前に確認メッセージを表示することで注意喚起を促し、フェイクニュースを拡散することも抑制できるとしています。
「Twitter」のプロダクト責任者であるケイヴォン・ベイポー氏は、今回のテストを実施するにあたって「リンクや記事のTwitter上での拡散は簡単で強力」であることを強調しています。
そのうえでケイヴォン・ベイポー氏は「拡散するユーザーがコンテンツを読んでいない場合、危険が大きくなってしまう」とのコメントをTwitterに投稿しています。
TwitterのAndroidアプリを対象に開始された記事を「読まずにリツイート」する際に確認する機能のテストを開始した件についてユーザーの反応についてみてみると、中には今回のテストに対し反論するユーザーもいるようです。
Twitterでは、ユーザーの反論に対し今回のテストにて記事を読まずにリツイートを行う際に表示される「まずは開いてみて」というメッセージを表示はするものの実際に制約が入るものではなく、そのままリツイートできると説明をしています。
テスト対象となるデバイスについては、現段階では対象を一部のAndroidユーザーに限定して実施される予定となっておりiPhoneなどiOS端末でのテストを実施する予定はないとしています。
また、Twitterではテストしている機能の実装化については正式に決定しているものではないとしています。