東京都下水道局の配信している「東京アメッシュ」は東京の天気情報を知ることができるサイトですが、いくつかのデメリットもあります。そこで「東京アメッシュ」よりも便利な降雨情報サイトをそれぞれの天気サイトの良い点や注意点なども含めてくわしく解説していきます。
「東京アメッシュ」は、東京都の下水道局が昭和63年から導入している降雨情報のシステムで、平成14年からホームページで配信されているお天気サイトです。
iPhoneとAndroidのスマホ端末やPCなどのデバイスで簡単に天気情報を見ることができるので便利なサイトではありますが、もっと便利に使える降雨情報サイトも存在します。
そこでここでは「東京アメッシュ」よりも便利な降雨情報のサイトをくわしく紹介していきます。
「東京アメッシュ」以外での便利な降雨情報サイトを紹介する前に、アメッシュがなぜダメであるのかを解説します。
「東京アメッシュ」のサイト自体は天気を知るためには便利ですが、それ以上の情報を求める場合は物足りないと感じる方も多いようです。ここではダメである理由について当てはまるものを3点紹介していきます。
ダメな理由として挙げられる1点目は、降雨の観測状況と更新間隔が長いことです。「東京アメッシュ」の観測状況の更新は5分ごとになっており、他のサイトの更新基準よりも時間分解能力が低めです。
そのため、最新情報を更新したとしても現在よりも少し前の情報が表示されることも少なくありません。
ダメな理由の2点目は、天気予報が見れないことです。「東京アメッシュ」では5分ごとに更新される現在の降雨情報と過去の履歴を見ることは可能となっていますが、これからの天気がどうなるかという予報を見ることは出来ません。
天気情報のサイトでよく見かける明日の天気や週間天気などの未来の降雨情報を知ることは出来ないので、今後の予定を立てる目的では使えなくなっています。
ダメな理由の3点目は降雨情報を知ることができる範囲は東京付近のみであるという点です。東京都下水道局が配信していることもあり、東京や埼玉、千葉や神奈川、山梨や静岡などの関東地域のみが対象エリアとなっています。
エリア外の降雨情報を見ることができないので、お出かけで遠くまで移動する際などの参考にはできないというデメリットがあります。
「東京アメッシュ」の情報となぜダメであるのかを解説しましたが、次はアメッシュよりも便利に使える降雨情報サイトを紹介していきます。
まず挙げられるのが「XRAIN」という情報サイトです。川の氾濫や水位状況をいち早く確認することができる川の防災を主に知ることができるサイトとなっています。
観測媒体はXバンドMPレーダというマイクロ波の周波数帯を利用して降水強度を観測することができるもので、1分間隔でのリアルタイムな降雨状況を取得することができます。
「XRAIN」は国土交通省が配信している防災情報サービスで、全国の降水情報を知ることができます。
「XRAIN」の良い点としては、上記でもすこし触れたようにXバンドMPレーダの働きにより、1分間隔の短い時間で更新ができることです。
更新時間が短いので、ゲリラ豪雨のようないきなりの激しい降雨にも対応しており、その豪雨の現在の雨の強さを知ることも容易です。
「東京アメッシュ」よりも広範囲で更新時間も早く便利に使える「XRAIN」ですが、利用するにあたっての注意点もあります。
その注意点となるのが、対象地域は広範囲にわたるものの、対象のエリア地域が狭いという点です。
「XRAIN」に活用しているXバンドMPレーダは、設置している地域のみで観測することができるシステムです。そのためXバンドMPレーダのエリア外では降雨情報をみることができなくなっています。
「東京アメッシュ」よりも便利に使えるサイトとして、上記では「XRAIN」を紹介しましたが、次は気象庁が配信している「高解像度降水ナウキャスト」について解説します。
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