「d払い」と「メルペイ」は、2020年9月から共通のQRコードの利用を開始することを発表しました。つまり「d払い」と「メルペイ」のどちらのスマホ決済サービスの利用者も、どちらのQRコード決済サービスを利用することが可能となり使いやすくなります。
NTTドコモが提供する「d払い」とメルペイが提供する「メルペイ」は、2020年9月から共通のQRコードの利用を開始することを発表しました。どちらのスマホ決済サービスの利用者も、両方の加盟店のQRコード決済サービスを利用することが可能となります。
今回の「QRコード」共通化によって、加盟店は店頭に1つのQRコードを設置することで「メルペイ」と「d払い」の両方のスマホ決済サービスユーザーの来店を見込むことができるでしょう。
また「QRコード」共通化することで、キャッシュレス決済を導入する際の負担を軽減することができ、より大きな効果に繋がることが期待できます。
そして「メルペイ」と「d払い」それぞれのユーザーにとっては、サービスを利用できる加盟店が増えることとなり、日常生活でキャッシュレスを利用するチャンスも増えるため店舗側もユーザー側もお互いに利益が望めます。
これまで「メルペイ」の加盟店の決済手数料は1.5%で、「ドコモ」の場合は3.24%でしたが、今回「メルペイ」と「d払い」のQRコードを共通化対応を行うことに伴って、2020年8月1日から加盟店の決済手数料を2.6%に統一することになりました。
「メルペイ」と「d払い」では新しい手数料体系で申し込んだ加盟店を対象にして決済手数料を無料にするキャンペーンを行います。「メルペイ」は2021年6月30日まで「d払い」は2021年3月31日まで決済手数料を無料にするとしています。
キャンペーンの対象となるのは、キャンペーン期間2020年9月1日0時から2021年6月30日23:59の間に加盟店登録の申込みを完了した加盟店の中で、メルペイによる加盟店登録審査が完了した加盟店が対象となります。
さらに2020円7月末から、加盟店への入金手数料(200円)を無料とする条件を入金額10万円以上だったのが1万円以上に引き下げることとしさらに導入しやすい措置を行う予定です。
2020年2月、「ドコモ」と「メルカリ」「メルペイ」は業務提携に合意して、6月11日から「メルカリ」と「dアカウント」の連携を開始しました。
スマホ決済における連携を行えるようにしたことで、1つのQRコードで「メルペイ」「d払い」の両方のスマホ決済サービスが利用可能となりました。
結果的に約7,500万人と言われる「dポイントクラブ会員」と月間利用者数約1,650万人とされる「メルカリ」両方の顧客を集められるスマホ決済サービスとなっています。
メルカリアプリと「dアカウント」を連携させることで、メルカリで購入した際に100円ごとに1ポイントが付与され、さらに購入時に「dポイント」を利用することもできます。
メルカリは「dカード特約店」になっていて、ドコモが提供する「dカード」で購入代金を支払うと、通常ポイントと、200円ごとに最大3ポイントのdポイントがたまるようになります。
さらに6月15日から7月末の期間、メルカリとdアカウントを連携して商品を購入すると、通常ポイントと購入金額の20%分の期間限定・用途限定dポイントを付与する「dポイント最大+20%還元キャンペーン」が実施されています。