新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」において、新型コロナの陽性登録ができない不具合が発生したため「処理番号」の発行停止を発表しました。アプリでは一時的に陽性登録に必要な「処理番号」の発行を停止していますが、できる限り早く登録できるよう対応するとしています。
厚生労働省は新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」において、新型コロナウイルスの陽性登録ができない不具合が発生しています。
そのため7月11日から陽性者になったことをアプリに登録するために必要な「処理番号」の発行を一時停止することを発表しました。この「処理番号」の発行の再開は、7月13日の週を目標として、できる限り早く対応するとしています。
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」とは、新型コロナウイルス陽性者との接触の可能性を通知で受け取ることが可能で、陽性者との接触を早めに把握することができるスマートフォンアプリです。
もし新型コロナウイルスの感染確認検査で陽性となった場合、陽性者自身が報告し登録する必要がありますが、その際に必要な「処理番号」の登録に不具合が生じたとしていて、この「処理番号」の発行を停止しました。
現時点では、6月19日にリリースされたバージョン「1.0.0」をインストールした端末で、6月30日にiOS版、7月1日にAndroid版のバージョン「1.1.1」が配信され、アップデートした端末に関して陽性者の登録時にエラーが発生する可能性あるようです。
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」では、各デバイスのBluetooth通信とGoogle/Appleが運用しているExposure Notification技術を活用することで、AndroidとiOSのデバイス間で、接触検知することが可能です。
「COCOA」を設定をしたユーザー同士の端末の距離が1m以内に縮まり15分以上一緒に居ると、お互いの端末の接触情報を自動的に送受信して交換し、端末内に保存されることになります。
その後もしユーザーが新型コロナウイルス感染症の陽性者になった場合、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)から処理番号が発行される仕組みです。
新型コロナウイルスの陽性者はその処理番号を接触確認アプリ「COCOA」に入力すると、過去14日以内に濃厚接触していた可能性がある人に対して通知が届くという流れになります。
この接触情報は安全に暗号化されていて、接触情報は端末の外には保存されません。本人が承諾をしなければ、情報は開示されない仕組みとなっているためプライバシーが守られるアプリとなっています。
厚生労働省が提供を行う新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」は、2020年6月19日に配信開始となりました。「COCOA」はアプリ公開から1日でダウンロード数は約179万件に達し、2日目のダウンロード数は約241万件とされています。
そして7月10日17時時点でのダウンロード数はiOS版/Android版の合計で約648万件にものぼっています。接触確認アプリ「COCOA」はiOS版/Android版共に準備されていて、以下のリンクからダウンロード可能です。