AppleはApple Watch向けの最新アップデート「watchOS 6.2.8」の配信を開始しました。配信された「watchOS 6.2.8」では車のデジタルキーのサポートが追加されApple Watchをデジタルキーとして使うことができます。
米現地時間2020年7月15日、AppleはApple Watch向けの最新アップデート「watchOS 6.2.8」の配信を開始し新機能の追加と改善が行われました。
アップデートは通知からか、iPhoneのWatchアプリから「一般」を選択し「ソフトウェア・アップデート」から手動でインストール可能です。
新機能と改善が含まれた「watchOS 6.2.8」をインストールするには、以下の条件を満たしている必要がありますので、これらの条件を満たして「ダウンロードとインストール」をタップしインストールを行いましょう。
Apple WatchがWi-Fiに接続されているiPhoneの通信圏内にある |
Apple Watchが充電器に接続されている |
Apple Watchが50%以上充電されている |
「watchOS 6」 はApple Watch Series 1/Series 2/Series 3/Series 4/Series 5で利用可能となっています。初代Apple Watchでは利用することができないので注意しましょう。
また「watchOS 6.2.8」をインストールするには 「iOS 13」 をインストールしたiPhoneが必要となります。「iOS 13」 は以下のデバイスで利用することができます。
iPhone | iPhone 11 Pro/11 Pro Max iPhone 11 iPhone XS/XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8/8 Plus iPhone 7/7 Plus iPhone 6s/6s Plus iPhone SE (第1世代) iPhone SE (第2世代) |
iPod touch | iPod touch (第7世代) |
「watchOS 6.2.8」公式リリースノートには新機能と改善が含まれています。一部の機能に関しては、地域やAppleデバイスによっては利用できないことがありますが、新機能の追加と改善が含まれているので速やかにアップデートしましょう。
「watchOS 6.2.8」公式リリースノート |
Apple Watch Series 5での車のデジタルキーのサポートを追加 2021年型のBMW 5シリーズから対応 |
Apple Watch Series 4以降の「心電図App」が バーレーン、ブラジル、および南アフリカで利用可能 |
不規則な心拍の通知が バーレーン、ブラジル、および南アフリカで利用可能 |
「watchOS 6.2.8」のリリースノートによると、iOS 13.6で導入された「CarKey」がApple Watchにも導入されています。この新機能はNFC対応の自動車で、Apple Watchを車のキーの代わりとなるデジタルキーとして利用できるというものです。
この新機能は「Apple Watch Series 5」以降のみに対応していて、さらに自動車側はBMWが7月1日以降に製造した特定の車種のみが対象となります。
また「ECG(心電図)アプリ」が新たにバーレーン、ブラジル、南アフリカという3つの国で提供開始されました。ただしいまだ日本は対象外となっています。