Facebookは「Messenger」の動画チャットとWeb会議機能「Rooms」に画面共有機能を追加したことを発表しました。Facebookではビデオ会議サービス「Zoom」に対抗して「Rooms」に画面共有機能を追加し、機能強化を図っています。
米現地時間7月16日、Facebookは、iOS/Android版のメッセンジャーアプリ「Messenger」の動画チャットとWeb会議機能「Messenger Rooms」に画面共有機能を追加したことを発表しました。
「Messenger Room」での画面共有機能は、Webアプリとデスクトップでのみで利用可能でしたが、iOS/Android版「Messenger Room」でも利用できるようになります。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響からすでにテレワークやオンライン会議などが導入されていますが、Facebookはビデオ会議サービス「Zoom」に対抗し機能強化を進めているようです。
画面共有機能追加により「Messenger Rooms」は画面のライブビューを共有できるため何でも共有できるようになります。
メッセンジャーを使用している時に、スマホの中にある写真で思い出を共有したりショッピングサイトの商品を共有しながら一緒にオンラインで買い物をしたり、共有したいSNSの投稿を一緒に閲覧したりなど様々なことに活用できます。
Facebookは画面共有機能を追加することで、人々が簡単にお互いを身近に感じることができることを目的としています。
この画面共有機能において、同時に画面共有ができる人数は「Messenger」の動画チャットでは最大で8人、Web会議機能「Messenger Rooms」では16人で行うことができます。
さらにWeb会議機能「Messenger Rooms」では、最大で50人まで参加人数を増やすとしていて、画面共有できる参加メンバーを制御する機能も追加するとしています。
これはWeb会議への匿名参加者が不適切な画像を共有する荒らし行為「Zoom爆撃」を避けるために追加されるようです。
2020年4月24日に発表された「Messenger Rooms」はFacebook、またはMessengerでビデオ通話用のルームを立ち上げることで簡単に利用することができるサービスです。1ルームにつき最大人数50人まで参加可能で時間無制限で利用できます。
「Messenger Rooms」は「Messenger Rooms」を立ち上げる側はアカウント登録が必要ですが、招待される側はアカウントがなくても参加できる点が大きな特徴で、専用アプリをインストールする必要もなく簡単にビデオ通話に参加できます。
またFacebookのフィードやグループ、イベントから「Messenger Rooms」を開始したりシェアしたりすることが可能で、招待や参加がしやすい作りとなっています。
「Messenger Rooms」に招待されると、アカウント登録してなくても携帯電話やパソコンからも参加可能で、今後はInstagramの「Instagram Direct」や「WhatsApp」「Portal」からも「Messenger Rooms」を開けるようになる予定です。