テレビ会議のプレゼンアプリとして背景合成機能などを搭載する仮想カメラアプリ「mmhmm」が発表され話題となっています。この記事では仮想カメラで映像をかっこよく利用することが可能となるテレビ会議のプレゼンアプリ「mmhmm」についてご紹介していきます。
Evernoteの創業者、フィル・リービン氏がCEOを務めるAll Turtlesが、テレビ会議のプレゼンアプリとして背景合成機能などを搭載する仮想カメラアプリ「mmhmm」を発表しました。
テレビ会議やストリーミングで利用できる仮想カメラシステム「mmhmm(ンーフー)」は、仮想カメラで映像をかっこよく利用することが可能となります。
All Turtlesが発表したテレビ会議のプレゼンアプリとして仮想カメラで映像をかっこよく背景合成機能などが利用できる「mmhmm」は、現段階ではmacOS版「mmhmm」の招待制クローズドベータテストにて先行リリースされています。
「mmhmm」を利用してみたいユーザーは、「mmhmm」公式サイト上の「GRAB AN INVITE」のタブからクローズドベータへの招待の申請を行うことが可能となっています。
なお、「mmhmm」のWindows版や「mmhmm」モバイル版も開発中となっており今後リリースされる予定とのことです。
これまでのアプリでは、複数のアプリを組み合わせることで「mmhmm」と同様の画面を配信することが可能となっていました。
ですが、仮想カメラ出力できる動画アプリや画像やプレゼン資料を表示するアプリだけでなく仮想背景切り出しアプリなどいくつものアプリにて設定や操作を行う必要があり、手間のかかる作業となっていました。
今回発表された「mmhmm」アプリでは、アプリ内にすべての機能が搭載されており、簡単な操作で仮想カメラを利用して映像をかっこよく高度なセミナー風の映像が作成できるようになります。
仮想カメラアプリ「mmhmm」には、背景合成機能が搭載されています。仮想カメラアプリ「mmhmm」を利用して作成した映像を「Zoom」や「Google Meet」などでウェブカメラの代用として使用することも可能です。
「mmhmm」ではウェブカメラで撮影した人物の背景を切り出し、その人物の背景に任意のコンテンツを合成することが可能となっています。
「mmhmm」で設定可能となっている背景には静止画に限定されておらず、動画やプレゼンテーション資料をはじめとして、パソコンのウィンドウやスマホ画面の合成も対応可能となっています。
この機能を利用することで、簡単にテレビのニュース番組のような映像が作成することが可能となっています。
また「mmhmm」で作成した映像を「Zoom」や「YouTube」に出力することで、テレビ会議でのプレゼンテーションやYouTubeの生配信などの映像がさらにかっこよく分かりやすい映像となります。
「mmhmm」にて現在開発中とされている「mmhmm」独自の機能である「Dynamic Decks」機能についてご紹介しておきましょう。
「Dynamic Decks」機能では、プレゼン用スライド資料としてPowerPointなどのスライド資料を置き換えることが可能となるとされています。
「Dynamic Decks」では、mmhmmの録画機能を使用して記録を行うことにより、プレゼンの視聴者がURLからそのプレゼンを視聴することができます。
また、この機能ではプレゼンの視聴者がスライド資料と説明している人の画面表示を切り替えたり、スライドを自由に戻すことも可能となるとのことです。
そのほか、「mmhmm」にて利用可能な「Multiplayer」機能では複数のメンバーが1つの画面でプレゼンを行うことができるようになります。
「mmhmm」では、この機能を利用することで、離れた場所にいるメンバーと一緒に一つのプレゼンを行うこともできるようになります。
「mmhmm」の開発を行ったリービン氏は、「mmhmm」の開発にあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を受け在宅勤務やテレワークが拡大していることを考慮してmmhmmを開発したとのことです。
リービン氏は、「mmhmm」はまだベータテスト中であることを説明し今後の正式リリースに向け多くの人がベータテストを利用するよう案内しています。
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