MicrosoftはAndroid版とiOS版「Family Safety」アプリを正式リリースしました。「Family Safety」の正式アプリでは無料で保護者が子どものデバイスやアプリの実際の利用状況を確認し、使用時間の制限を設定することができます。
米現地時間2020年7月28日、Microsoftは保護者が子どものデバイスやアプリの実際の利用状況を確認し、使用時間の制限を設定することができる「Microsoft Family Safety」のAndroid版とiOS版を正式リリースしました。
「Microsoft Family Safety」は2020年3月に「Microsoft 365」とともに発表され、5月からこの機能のプレビュー版がリリースされていました。
Family SafetyはWeb上から利用可能で、Microsoftアカウントに紐づいているWindowsやXboxの利用状況確認やアプリの制限などを無料で設定できます。
今回リリースされたiOS/Android版をダウンロードすることでスマホでの制限も可能となります。iOS/Android版「Family Safety」アプリはそれぞれ以下のリンクから無料でダウンロード可能です。
「Family Safety」アプリは、子どものデバイスの使用時間を設定したり、子どもが利用するコンテンツの制限したり、位置情報の共有する機能を利用することができます。
この機能自体はよくあるものですが、「Microsoft Family Safety」ではMicrosoftアカウントに紐づいているWindowsでも利用できる点が大きなメリットと言えます。
正式リリースされた「Family Safety」アプリは、iOSとAndroid向けに無料でダウンロードできるようになっていますのでぜひ活用してみましょう。では「Microsoft Family Safety」の機能についてみていきましょう。
「アクティビティレポート」機能では、毎週子どものデジタルアクティビティに関する一連の流れが記載されたメールレポートを受け取ることができます。
これによって保護者は子どもがどれだけデバイスに時間を費やしているか、またどんなサイトを閲覧しているかを確認することができます。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、自宅で過ごす時間が増えました。それに伴って子どものデバイスを利用する時間も増えています。「スクリーンタイム制限」機能ではアプリとゲーム画面のスクリーン時間制限を設定可能です。
子どもがもしオンライン学習のためにデバイスを使用する時間が長くなる場合は、特定のアプリやゲームに関して制限を設定することができます。
アプリとゲームの制限はXbox/Windows/Androidで行うことができますが、iOS版に関しては管理画面のみの利用となり、現時点では子どものデバイスでのアプリの利用制限などは行えないようです。
「コンテンツフィルター」機能とは、Web/検索フィルターを使用して成人向けの閲覧が望ましくないコンテンツをブロックしMicrosoft Edgeで子ども向けのWebサイトへの閲覧を設定することができます。
この機能は、Windows/Xbox/AndroidのMicrosoft Edgeブラウザと連携して機能していて、Microsoft Edgeブラウザを使えば、保護者は検索フィルターを設定し成人向けのコンテンツをブロックすることができます。
他にも、子どもが成人向けのゲームやアプリをMicrosoftストアからダウンロードしようとした場合には、保護者に通知してくれる「コンテンツ管理機能」も利用することができます。