「Windows Modules Installer Worker」というプロセスによりCPUが大量に使用されていることがあります。「Windows Modules Installer Worker」の概要の他、放置の可否、終了や停止の可否を解説していきます。
Windows10の動作が重いとき、タスクマネージャーを見て確認することと思います。その際、「Windows Modules Installer Worker」が稼働していてCPUを大量消費している、ということもあります。
詳細は後述しますが、「Windows Modules Installer Worker」とはWindows Updateを実施するために必要なプロセスです。この「Windows Modules Installer Worker」は処理が非常に重いというのが一般的な見解になっています。
いざ稼働し始めると、Corei3やCeleron、PentiumなどのエントリークラスのCPUの低スペックパソコンだと「Windows Modules Installer Worker」でCPUやHDDアクセス量が100%になることもあります。
スペックの低いパソコンだと「Windows Modules Installer Worker」が稼働している状況ではパソコンが利用できないこともあります。CPUが大量使用されるため不安になりますが、それの放置の可否を知りたい人もいるでしょう。
結論から言えば、「Windows Modules Installer Worker」はタスク終了せず放置しておいたほうがいいです。
「Windows Modules Installer Worker」の終了や停止もできますが、やめておきましょう。これはWindows Updateに必要なものなので、終了/停止することで不具合が生じる可能性もあります。
1時間ほど放置しておけば「Windows Modules Installer Worker」の稼働も落ち着き、CPUが大量消費される状況も落ち着きます。
先程簡単に流しましたが、「Windows Modules Installer Worker」とは何なのか、その概要を知りたい人もいると思いますので、ここでは「Windows Modules Installer Worker」の概要を解説していきます。
「Windows Modules Installer Worker」とは、前述したとおりWindows Updateに必要なプロセスの一つです。
Windows Updateの処理を行った後、不要となったファイルの削除やWindows Updateが正常に終了したかの確認などのために利用されるため、とても重要なプロセスであることが分かります。
「Windows Modules Installer Worker」の稼働状況はタスクマネージャーで確認します。
上記の場合はバックグラウンドで動いているだけですのでほとんど稼働していない状態ですが、Windows Updateが行われている状況だとこれがタスクマネージャーの「アプリ」欄に表示され、CPUを大量使用して稼働します。
なお、タスクマネージャーは「Ctrl」と「Shift」と「Esc」を同時に押すことで起動できます。
「Windows Modules Installer Worker」を停止することはできますが、停止した場合、WindowsUpdateが正常に作動しなくなる可能性が高いですし、OSが傷つく恐れもあります。
もしWindows Updateをしないまま放置した場合、セキュリティ上の脆弱性を突かれてウイルスに感染したり乗っ取られたりなど危険性が高まります。
それを覚悟の上で利用する、一時的にでいいから止めてしまいたい場合、下記リンク先にある「Windows Update Bloker」でWindows Update自体を止めて「Windows Modules Installer Worker」の停止もできます。
「Windows Modules Installer Worker」は重要なプロセスです。稼働中は重いですが、放置しておけば収まる可能性が高いものですので、できれば停止や終了などはせず待っているようにしておいてください。